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夏至(げし)・二十四節気・初夏の料理・食養生
今日は夏至(げし)です。二十四節気の一つで、昼間が最も長く、夜が最も短い日として知られています。冬至と比較すると4時間以上の差があるそうで、ちなみに冬至に食す良しとされる食材は「ん」が付くものとされています。かぼちゃ(なんきん)・だいこん・にんじん・れんこん・きんかん・ぎんなん・みかんなど。どれも滋養があり、カロテンなどビタミン類が豊富、薬膳的にも咳止め効果や胃腸に優しい効能もあり、風邪予防にも適切です。
夏至に良いとされる食材は、いちじく田楽(愛知)・水無月(京都和菓子)焼き鯖(福井)・小麦餅(奈良・和歌山)・うどん(香川)・とうがん・たこ・実さんしょう・あずき・新生姜・みょうがなど地域によって違います。作業の大変な田植えや農作業を労う、不老長寿、豊作祈願など様々です。夏至の期間は6月21日から7月7日の七夕頃まで、北半球では昼間の時間が長く、それぞれの国や地域での祝う文化や風習があってとても楽しげです。
この頃によく作るもの。旬のいちじくの皮を剥いて耐熱容器に入れ、レモン果汁をかけて蒸すとうっすらピンク色のジュースが出ます。冷たく冷やすと美味、井澤家の定番おやつです。たこはタウリンが豊富、セロリや生姜のおろし酢と合わせると雨季の疲労回復にお勧めの一品に、みょうがは縦半分に切って焼き田楽にする、お酒のアテにもピッタリです。