井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2017年 11月の記事

11/29

 春菊・口臭予防・自律神経

春菊の硬い部分を落とし、熱湯で茎の方から塩茹でしてさっと冷水にとりザルに上げる。醤油適宜をふって、ぎゅっと絞って4cm幅に切る。半すりにしたクルミやごま、蜂蜜、醤油少々を混ぜたものと茹でた春菊を和えます。以蔵保蔵と言って脳の形に似ているクルミは脳を活性化させる効能があり、良質な脂質は便秘解消にも有効です。春菊は胃腸の調子を整えて気の巡りをよくし、ビタミン、鉄分、カリウム、カロテンなどが豊富。不眠、よく夢を見る(多夢)、むくみ、貧血などの気になる症状がある方はたっぷりいただいて下さい。ペリルアルデヒドなどの独特の香り成分はイライラを静める効果も期待できます。

11/27

こんにゃく・蒟蒻芋(こんにゃくいも)

サトイモ科の蒟蒻芋は中国から伝わりました。ゴツゴツした芋で、収穫されてからしばらく貯蔵されてから初めて調理工程に移ります。精進料理など日本でも古くから調理されており、僧侶の大切な栄養源でもありました。弾力のあるいつもの蒟蒻も美味しいのですが、水分の多い刺身蒟蒻はふるふるとして美味、手でちぎって醤油とおかかで炒めたものもオツ。成分がグルコマンナン(食物繊維)なので、糖尿病の方や便秘気味な方には特にオススメ、薬膳では利尿薬作用があると言われていますよ、日常的にお料理に加えると良いですね。その他、お腹のホウキの仲間として、ごぼう、ニラ、海藻などがありますが、これらどれかと合わせると最強です。

11/26

南瓜(かぼちゃ)

グッと寒さが増してきましたね。かぼちゃを食べると風邪をひかない、脳卒中を起こさないなどの言い伝えがあります(冬至にかぼちゃを食すのは食べ収めの日でもあるとか)。名前の由来は、16世紀の半ばに大分県にポルトガル船が漂着し、カンボジアのかぼちゃが献上されたのですが、なんとカンボジアがなまってかぼちゃになったと言う由来がありますよ、面白いですね。かぼちゃの皮は硬いので、レンジに軽くかけて切りやすくします。大きめに切ったかぼちゃにきび砂糖を適宜馴染ませて厚手の鍋に20分ほどおいておくと水分がでます。ふたをして弱火で炊き、お醤油少々で味付けするとほくほくの煮物風になりますよ、生姜、酒、塩少々で炊いても美味。

11/24

anan 体内美容・美容・クライマック酢・ドライフルーツ昆布酢

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マガジンハウス(anan)アンアンでもご紹介いただいているクライマック酢(ドラフルーツ昆布酢)は、NHK60周年記念号「きょうの料理」11月号にも掲載。きょうの料理では約半年前には企画を練るので11月発売にむけて色々なバージョンのクラマック酢を仕込み、夏頃の撮影に使用しました。1週間くらいから美味しくなってきますが、酢の角が取れ、ナチュラルな甘みがでるのは1ヶ月以上たってから。実は本領を発揮するのは半年くらいたってからです、全体の調和がとれて熟成された美味しさに変わって、自分でもあぁ美味しいなと思います、出来上がるのも楽しみ。もともと壺酢が好きで、全国の産地に足を運び好きな酢を求めて取材してきました。それぞれの酢に沢山の昆布や、効能や風味が違う生薬やドライフルーツ組み合わせて楽しんでいます。私は朝大さじ1〜2くらいのクライマック酢をいただくとカラダがしゃっきりし、ムクムクと元気になります。オイルと混ぜるだけのドレッシングでサラダをいただくのもおすすめです。

11/24

お粥(かゆ)・朝粥

朝粥のすすめです。胃が温まり、消化がよく、胃に負担がかからないお粥はデンプンの糖質が頭や体のエネルギーになるので1日のスタートにぴったりな食事。私は特に旅先ではおかゆをチョイスします、だいたい食べすぎや呑みすぎになるので胃に優しいお粥と梅干し、お味噌汁、大根おろし、生姜など胃腸を整えるものと合わせて。なんてことない日常のものですが、全て調子を整える食材、普段の生活にも取り入れると調子がよくなります。台湾やタイなどのアジアでは肉や魚、香野菜をとろりと煮込んで朝食としていますね。禅の教えに(粥有十利)と言う言葉が有ります、10個の効能の意、まさに医食同源です。(時間がない方は汁物や甘酒でも)

11/23

勤労感謝の日・新嘗祭・五穀豊穣・サーモンの押し寿司

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今日はサーモンの五穀押し寿司を作ります。木型を水で洗った後、酢飯に混ぜた酢を全体にぬるとキュと味がしまる。半ずりごまと刻んだゆず皮を混ぜた酢飯を詰めて、サーモンを隙間なく並べてしっかりと押し、輪ゴムやひもで結んでしばらくおくと綺麗に切れて味も落ちつく。木型がなければお弁当箱にラップをしき、詰める順序を逆にして押せば同じようにできますよ。子供の頃は勤労感謝の日生まれがあまり好きではなかったのですが、今は瑞穂の国である日本の最も大切な神事であった歴史を知って嬉しく思い、この仕事についている自分自信が幸せに感じるようになりました。私の仕事は人の知(血)になることを身につけ、お伝えしていくことだと思っています。小人精進致します、いつも有難うございます。

11/22

美発酵薬膳・カリフラワー

カリフラワーはさっと茹でてピクルスに入れるなど食感を残して楽しんでも良いですし、カレーやスパイスなどとも相性がよいので炒め物にも向いています。それから寒い日には、ゆっくり火を入れてほっこり柔らかく煮ると、じゃが芋よりもう少しエレガントな口当たりと風味になりカラダも温まる。カリフワラーに豊富に含まれるビタミンCは熱に強いので抵抗力をつけ風邪予防に。肉や魚との相性も抜群、例えば鶏肉や鮭などのコラーゲン豊富な食材と一緒に摂取するとカラダへの吸収率が高まり、美肌に導きます。シチューやお鍋に入れて相乗効果を担って下さい。茎に栄養があります、捨てずに皮を剥いて加えましょう。白い食材は塩糀と相性が特によい、肉などは柔らかくもなりますよ、是非お試し下さい。

11/21

美容薬膳・柿(かき)

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よく熟れた柿を見つけたらつぶしてフレッシュピュレにし、スルスルの杏仁豆腐にトッピングする、見た目も麗しい。ビタミンCや利尿作用が多い柿と美容効果はもちろん咳や痰の痛みなどを抑える杏仁と、合わせて相乗効果を上げる。柿は酢の物や白和えにも良いですが、シンプルにレモン果汁をたっぷり絞って冷やしたものもオツ、生ハムを添えると塩気と相まって白ワインにピッタリ。アルコール分解解毒作用もあるのでさらに◎。ちなみに柿はカラダを冷やす傾向にあるので、温まるものといただいて下さい。ヘタや葉は生薬です、殺菌効果があるので、柿の葉寿司などに使われ、若葉は乾燥させてお茶にしますよ、ビタミンCが多くダイエットにも最適。ですがタンニンが多いので程ほどにいただきましょう。

11/20

美発酵薬膳・山芋・やまいも

食欲が無い人と、糖尿病の人の為に今日はもち麦いりのとろろご飯に。山芋は胃腸の調子が悪い時やストレスからくる食欲が無い時に特にお勧めの食材。脾胃に優しいのに、滋養強壮効果に優れています。山芋は色々ありますが、特に自然薯は薬効が高い。すりおろしたとろろは滑りが出て美味しく食べやすい上、消化酵素も上がる食べ方。お鍋や揚げ物など熱を入れた山芋料理も美味しいですが、そのまま食して栄養効果を丸ごと摂取してください。すりおろした山芋におろした生姜かわさび、それから醤油麹を数滴落とす。黒ごまペーストや黒すりごまを加えるとさらに腎機能が上がり、元気になりますよ、受験生にもよいですね。山芋はぜひおろしたてをいただいて下さい。

11/17

発酵食・納豆(なっとう)・美容食

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人呼んで「最高の美容食」。美肌効果が高いうえ、骨を強くし腸内を整え、血圧を下げるといい事ずくめの発酵食品。5大栄養素のタンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラルに加え、特にヒトが体内で合成できない必須アミノ酸をバランスよく含みます。大豆が納豆になると皮膚の再生を促すビタミンB群は約6倍、シミやシワ、生活習慣病を予防するレシチンは約1、5倍。レシチンは寝る前に食すと美肌作りに有効ですよ、お夕飯にぜひいただいて下さい。発酵醬ダレのご紹介=このタレはごはんやお豆腐にのせるだけでも良いですが、これから出番の多いお鍋などのタレとしてもおすすめ(すり鉢に納豆、豆板醤、ごま油、すりごま、味噌を入れてすりませる、好みで梅干しや少しの甘みを加える)ごま油がポイントです、美味しくなりカラダへの吸収もよくなります。