井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2017年 11月の記事

11/27

こんにゃく・蒟蒻芋(こんにゃくいも)

サトイモ科の蒟蒻芋は中国から伝わりました。ゴツゴツした芋で、収穫されてからしばらく貯蔵されてから初めて調理工程に移ります。精進料理など日本でも古くから調理されており、僧侶の大切な栄養源でもありました。弾力のあるいつもの蒟蒻も美味しいのですが、水分の多い刺身蒟蒻はふるふるとして美味、手でちぎって醤油とおかかで炒めたものもオツ。成分がグルコマンナン(食物繊維)なので、糖尿病の方や便秘気味な方には特にオススメ、薬膳では利尿薬作用があると言われていますよ、日常的にお料理に加えると良いですね。その他、お腹のホウキの仲間として、ごぼう、ニラ、海藻などがありますが、これらどれかと合わせると最強です。

11/24

anan 体内美容・美容・クライマック酢・ドライフルーツ昆布酢

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マガジンハウス(anan)アンアンでもご紹介いただいているクライマック酢(ドラフルーツ昆布酢)は、NHK60周年記念号「きょうの料理」11月号にも掲載。きょうの料理では約半年前には企画を練るので11月発売にむけて色々なバージョンのクラマック酢を仕込み、夏頃の撮影に使用しました。1週間くらいから美味しくなってきますが、酢の角が取れ、ナチュラルな甘みがでるのは1ヶ月以上たってから。実は本領を発揮するのは半年くらいたってからです、全体の調和がとれて熟成された美味しさに変わって、自分でもあぁ美味しいなと思います、出来上がるのも楽しみ。もともと壺酢が好きで、全国の産地に足を運び好きな酢を求めて取材してきました。それぞれの酢に沢山の昆布や、効能や風味が違う生薬やドライフルーツ組み合わせて楽しんでいます。私は朝大さじ1〜2くらいのクライマック酢をいただくとカラダがしゃっきりし、ムクムクと元気になります。オイルと混ぜるだけのドレッシングでサラダをいただくのもおすすめです。

11/14

蟹・カニ・越前蟹・松葉蟹

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美味しいカニの季節が到来、蟹食いの私にとっては待ちにまった本当に嬉しい季節。解禁になって、今シーズン初めていただいた蟹は、蟹のお風呂(現地の浜ゆでの湯)で茹でられたずっしり重みのある立派な蟹。それはそれは見事に美味で、甲羅をパカリと割って、そのみそに付けて身をいただく。冷たい日本酒もスルスルと喉元を通りすぎて至福の時、いろんな事を頑張った自分ご褒美は、大人ならではの醍醐味。カニは低カロリー高タンパクでヘルシー、加熱すると赤くなるアスタキサンチンには強い抗酸化作用があり、体内で過剰に発生した活性酸素を除去する効能がある。豊富なタウリンはアミノさんの一種で、血中のコレステロールを抑え、肝機能を上げて眼精疲労にも効果が期待できます。缶詰めの場合は汁の部分にこれらの栄養分が溶け出していますので、捨てずに調理しましょう。美味しく栄養価も高いカニですが、カラダを冷やすので、いただく時はおろし生姜や酢をつける、カラダを冷やす柿や梨などと一緒には食べないなど考慮して楽しんで下さい。

11/10

黒砂糖(くろさとう)・冷え

今夜は寒さが増すそうですね。薬膳での黒砂糖は体を温め血を補うので、貧血の方や異常出血、月経痛、月経不調、冷えから来る下痢など特に女性に効果的とされています。黒砂糖は砂糖キビのしぼり汁を加熱して水分を蒸発させたものです、ミネラルやビタミン類などがとても豊富ですよ。手軽な方法として発酵茶(紅茶など)に入れたり、なつめと煮詰めたものなどは更に体を温める事が期待できます。桂皮(シナモン系)や橘皮(きっぴ)・陳皮(ちんぴ)みかんの皮を干したものなど、香りのよい身近にある生薬を加えると効果倍増です。

11/9

ホルモン・内臓(ないぞう)・モツ

ホルモンはコラーゲンが豊富、部位によって鉄分などそれぞれの栄養価があって美容にも最適なんですよ。内臓肉は大人になってから好きになった部分、お酒をのめるようになった事もきっと影響していますね。ハチの巣、ハツ、レバー、センマイ、血管部分などいろいろあります、匂いの気になる部分は新鮮なものを何度も茹でこぼし時間をかけて、臭みを抜くなど手間を惜しまず下ごしらえします。イタリアではホルモン専門の飲食店を「トリッペリア」と言い、マリネやフリット、煮込みなど、とっても美味しいのです。トリッパなど、普段店頭に並んでいないものでもお肉屋さんに一声かけてみてみる価値がありますよ。