井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2017年 3月の記事

3/26

桜海老・桜えび・カルシュウム

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静岡県駿河湾の桜えびが解禁になりました。海の宝石とも言われる桜えびは透き通ったルビー色で美しい、3月下旬から6月上旬までが春です。カルシュウムがたっぷりで、うまみも強いのでお料理に使いやすい。生姜醤油、卵とじ、汁物もいいですが、素揚げしてゆかりと混ぜたおこわご飯は、色も美しく美味しいので毎年作ります。お花見にぜひどうぞ

3/25

鯵(あじ)・ピーマンなめろう

鯵は味がよいのでその名がついたと言う由来があります。日本人の食卓には欠かせない魚ですね、年中美味しい魚ですが産地によってメドレーで旬があり、真鯵、むろ鯵、め鯵、しま鯵などが一般的です。鯵は青魚の中でも旨味成分が強く、記憶力をアップさせたり、老化防止などの効果があるDHA、骨粗症やイライラを抑えるカルシュウムが豊富。お刺身やなめろうの他、開いて塩分を程よくまわし、風通しがよいところで天火干しにする干物は自分で作ると美味ですよ(なめろうには茗荷、シソ、生姜の他によく会うのが細かく刻んだピーマン!臭みを消します)。目が澄んでいてエラが赤く、背中に丸みがあるものが鮮度がよくて脂のりがいいようです、購入するときの目安にして下さい。

3/24

アーティチョーク・朝鮮あざみ

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アーティチョークの和名は(朝鮮あざみ)、抗酸化作用がとても高い野菜です。原産地は地中海周辺のエリアで、江戸時代にオランダから伝わったと言われています。アーティチョークは扱いにくいように思われがちな野菜ですが、塩茹でしたたけで実はとても奥深い味がでで美味しいのです。柔らかい芯の部分はまるで上質な筍のようで、良いものはアクの出方も似ていますよ。茎の部分の皮を剥き、2〜30分煮柔らっかくなるまで水と塩を入れて茹でます。カリフォルニア州のキャストロビルという町ではアーティチョークフェスティバルというお祭があり「アーティチョーク・クイーン」なるミスコンが開催されたのですが、なんと初代クイーンはマリリンモンローなのだそう、本当でしょうか?(笑)

3/23

おから・おからのサクサクグラノーラ

畑のお肉と言われる大豆。おからは豆腐を作る時の豆乳を絞ったもので、大豆由来の栄養価(タンパク質、ビタミン、カルシュウム、イソフラボン、レシチン、サポニン)を多く含んでいます、何より繊維が豊富。近所のお豆腐屋さんの豆乳はトロリとするほど濃厚、お豆腐が美味しいわけですね。必然的におからも美味しいので、卯の花やきらずだけでなく、ポテトサラダやコロッケ、ハンバーグ、卵焼き、ミートソース、クッキー、ドーナッツ、パウンドケーキ、マフィン、そのままサクサクに焼いてグラタンにかけたりと色んな料理に使います。発酵食と合わせると腸の前後運動が促進し、便通効果が倍増。おからを天板に広げ、メイプルを回しかけてオーブンでカラカラになるまで焼き、刻んだナッツやドライフルーツと合わせると美肌効果も高まります。

 

3/22

補腎薬膳・黒木耳(くろきくらげ)

黒木耳を水で戻して、水、少々の酒、醤油、みりんでしっとり柔らかく煮ると、コリっとした食感とはまた違って楽しいですよ。納豆に付属の辛子をよく混ぜフルフルの茹でた木耳を和えるだけですが、よくからんで美味。黒木耳は不老長寿の食材と言われ、黒ゴマや濃色のごま油を足すとさらに腎機能が高まり、身体に吸収されやすくなります。足腰が弱くなったり、老化が気になる方は率先して黒い色のものをいただいて下さい、もちろんエイジングケアにも◎。便通を促し、皮膚の再生力も高めます。

3/21

新じゃが・むくみ

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まるまる皮ごと食せる新じゃが。みずみずしいので火が通りやすく、煮物や揚げ物なども直ぐできます。皮付き新じゃがと手羽先のカリカリフライはお花見などにもおすすめですよ。ほっこり煮物も最高ですが、一番好きな食べ方は、シャキシャキ新じゃが麺!ごくごく細切りにして水に放し、うすい麺つゆ程度のお浸しや酢の物にしてていただく食べ方、おろしショウガやワサビ、海苔など好みで。じゃが芋は体の余分なナトリウムを排出するのでむくみなどにもよく、豊富なビタミンCは熱に強いので調理に向いている野菜。昨年のNHK(きょうの料理ビギナーズ)5月号にも詳しく掲載しています。新じゃが新聞や新たま新聞には、下ごしらえや保存法なども満載ですよ。

3/20

賢い作りおきおかず

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お惣菜は熱を入れ保存効果の高い醤油や砂糖、油など使うと日持ちがしますね。定番のきんぴらやひじきの煮物などは美味しいだけではなく、それぞれの栄養価や食物繊維などもたっぷり。作りおくとごはんにもパンにも合うので、とても重宝します。私が1番手軽に作るのは煮卵、魚の煮付けやすき焼き後の美味しい煮汁を足して作ると簡単で奥深い味になります。先日発売されたエイ出版の賢い作りおきおかずの中の「定番の作り置きだからこそトクベツ美味しくひと工夫!」のページを担当しています。ちょっとしたことですが、ポイントを抑えればグッと美味しくなる秘訣とアレンジです。パスタソースで人気のミートソース、あるとホッとするお惣菜のひじきの五目煮、ごぼうとにんじんのきんぴら、半熟煮卵、牛肉のしぐれ煮などの定番中の定番のご紹介。その他いろいろな知恵が詰まっていますよ〜宜しければご覧ください。

3/19

浅利(あさり)・肝機能

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アサリの殻にはカリウムなどのミネラルが豊富なので、ぜひ殻付きを調理して下さい。砂抜きをした後(海の中の状態と似せるために海水程度の塩水をボールではなく、バットなどに入れて広げ新聞紙などをかぶせて暗くする、よく砂をはきます)その後、ポリ袋などに入れ酒少々を加えて上から揉むと汚れも取れ、身離れが良くなりますお試し下さい。アサリのタウリンは肝機能を高めることが知られていますが、咳や痰もきる効能があります。お味噌汁にすれば味噌のビタミンBと合わさり疲労回復効果が。旬の大粒のあさりは甘味さえ感じますね、しみじみと美味しいものです。写真のアサリは北海道厚岸から届いた大粒アサリです。

3/16

当帰(とうき)・当帰補血湯・冷え

当帰の名は小耳にはさんだことがあると思いますが、婦人科病に用いられることが多い生薬。月経不順や瘀血(おけつ・血のかたまり)、血行不良に使用し活血(かっけつ・血を巡らせる)でき、便秘の種類としては血虚便秘のタイプに特に効果がある。足腰の冷えが気になる、めまいや耳鳴り、肩こり、寒部や外傷の痛みにも効能があります。当帰は少しセロリや芹の風味がするのですが、私はよく料理に使用します、鶏のスープを作る時に当帰をポンと入れる、あるいはスペアリブの煮込み料理などに。黄耆を加えると更に効能が高まりますよ、当帰に黄耆を配合したものが当帰補血湯です。

3/15

生姜(しょうが)・干姜・冷え

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今日は寒いですね、こんな時は生姜に手が伸びます。体をさっと温めるショウガオールとジンゲロンの効果は高く、慢性的な冷えも和らげます。少し濃いめのあんかけにたっぷりのおろし生姜をのせて、うどんや湯豆腐にかけたものは体と神経がほっこり温まる。少し多いかなと思うくらいの細切り生姜を炒め物や炊き込みごはん、スープにしてもいいものです。干姜(かんきょう)は芯から温めることができますよ、薄切りにしてザルに広げカラカラになるまで乾燥させるだけ、乾燥剤と密封保存すればいつでも使えて重宝しますよ。