井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2017年 2月の記事

2/28

わかめ・海藻・高血圧予防・免疫力

わかめは「若女」と書かれることもあるほど、美容によく若返りの食材とされてきた海藻です。旬の茎の部分のめかぶも出回っていますね、旬が短いので毎日せっせと作っていろいろ楽しむ。カルシュウムやカリウムなどのミネラル分も多く、骨を丈夫にします。海藻に含まれる独特のぬめりは食物繊維のフコイダンとアルギン酸によるもので、コレストロールを下げ動脈効果の予防などによく、含まれる血球凝集素は免疫力を上げがん予防に有効なことがわかっています。繊維が豊富で便通作用もあります、日々食したいものですね。酢の物やお味噌汁はシンプルな調理法ですが、栄養分が身体へ吸収されやすい組み合わせです。加熱時間はできるだけ短めにしてください。明日はチフレさん主催のイベントが有楽町マリオンであります。お話しする美容薬膳の中から肌に効く手軽なレシピをご紹介しますね。

2/27

発酵食・酢・ビネガー・昆布酢ごはん

DSC01142

酢は最古の調味料と言われており、万葉集にも登場します。味噌、醤油と並ぶ日本の食文化を支えてきた伝統的な発酵調味料ですね。いろいろな国でも、その土地に根付いた酒から作られる酢があるのもうなずけます。名前の由来も判りやすく、例えば日本の酢は酒から作られるので酒へんで、フランスの vinegar(ビネガー)はvin(ワイン)からくるというように。私は日常的にやわらかな酸味の京都の千鳥酢、心やすらぐ甘い香りのオーガニックアップルビネガー、キリッとさせたい料理に使う米酢、気分によっては赤酢やバルサミコ酢を日々料理やドリンクに使用しています。酢には血液をきれいにして血行をよくする、内臓脂肪を燃焼させる、疲労を回復させるなどの効能があります。スクランブルエッグやチョコレートケーキにひと垂らしすると、しっとり仕上がりますよ。私はカルシュウムも摂取できる昆布酢を納豆に入れるのが好きですが、摂取しすぎはなんでも体に負担がかかります、バランスよくいただくようにして下さい。

2/26

黒豆・黒豆茶(くろまめちゃ)・白髪予防

私は黒豆ラバーです。甘煮も月に1度は炊きますが、香ばしく炒った黒豆茶はいつも持ち歩いています。いただくとなぜかとてもホッとしますし、私の体が必要としているようです。黒豆は白髪防止にも良いようですよ、白髪ができやすい人は、しょっぱいものが好きな傾向にあるそうで、塩気の強いご飯のお供やおやつなども原因とされています。白髪や足腰の弱りは腎機能の低下からおこるものでもあり、薬膳ではケアとして黒いものを食すとよいとされています。黒ごま、黒豆、海藻など日々意識して黒い食材を摂取すると効能があるかもしれません。

2/24

三つ葉・気のめぐり

DSC01321

今日は仲良しのカメラマンさんのアイスランドのオーロラ個展があり、私はおいでいただくお客様にアイスランドのフィッシュスープを作ります。スタッフの差し入れには、古代米と昆布を加えた炊きたてのご飯にゆかりとすりゴマを入れまぜ、最後に刻んだ三つ葉をたっぷりと加えてさっくりと混ぜ込んだ小結です。2口ほどで食べられるサイズにして、「小結のおしのぎ」です。三つ葉の香りは気のめぐりをよくするので、リラックス効果や気の高まりを沈めますよ、香りの元の成分はミツバエン&クリプトーネン、血流もよくします。

2/23

昆布(こんぶ)・そば粉・ 蕎麦がき

自家製のそば粉をいただいたので、大好きな蕎麦がきをつくって濃厚な昆布出汁でいただこうと思います。そばがきの作り方はいたって簡単、今日は鍋がきの手法です「鍋にそば粉30g、水250ccを加えて木べらでよく混ぜてから火にかける。混ぜながら練って、ある程度とろみが出てきたら弱火でつやが出るまでまぜれば出来上がり」ポイントは一生懸命かき混ぜることだけですよ、冷めるともっと固まります。お椀に蕎麦がきを入れ、昆布出汁だけでも上等ですが、はまぐりと酒少々を加えた熱々の出汁を注ぐとおもてなし椀にもなります、あればゆずを加えてください。中医学で昆布は体内にできたしこりを柔らかくしたり小さくすると言われています。昆布が持つヨウ酸の含有料は食物の中でもっとも多い、疲れている時にそば粉とあわせてゆっくりいただくのはよいものです。

2/21

乳酸キャベツ・まかないレシピ・美腸

今日の撮影は、初夏の行楽サンドイッチ特集。バスケットに乳酸キャベツのビンとハムやツナ、サーディン、ゆで卵などのタンパク質と好みのソースやディップを詰め込む。青空の下でも歯触りのよい野菜たっぷりサンドイッチがすぐ出来上がります、スープ、肉、魚の付け合わせにもとても便利。旅先での胃腸を整える効果がある乳酸キャベツは頼もしい存在です。パンがオンパレードの撮影時には(ごはん)が恋しくなるのが常で、みそにみりんとごま油少々を溶いて甘みそをつくり、フライパンに乳酸キャベツ、厚揚げ、溶いたみその順におき、フタをして蒸し焼きにするとごはんが進むおかずになるので作り置く。明日はNHK(あさイチ)で乳酸キャベツの作り方と、簡単アレンジのご紹介予定です。

2/20

酒粕・美容効果・あたりめ・干しスルメイカ

毎月出張している鳥取県で、酒粕と烏賊を合わせた白菜の漬物をご馳走になりました。いかはスルメイカを干したものを戻して使っており、白菜と酒粕に干しいかの絶妙な旨味が加わわったオツな保存食。酒粕は漬け込み調理をすると素材を柔らかくします、私は熟成期間の長い練り酒粕が芳醇な香りがするし、甘みがあるので好み。この香りの元の酵母菌はいろいろなビタミンを含み、菌体そのものに美容効果が期待される成分です。ちょうど、酒粕が余って何を作ろうかと思っていたので酒粕にみそとみりんを溶いていか漬けにトライ、熱燗が進んで困る感じ(笑)。もどしたスルメイカを少し大きめに切って衣をつけて天婦羅やフライにしたら楽しかった!酒粕はもとより、干したスルメイカを見直した日になりました。

2/19

葛(くず)・葛根湯(かっこんとう)

春1番が吹きましたが、まだまだ寒いですね。血行を良くし、解熱作用もあるくず湯を体を温めるために私は毎日ゆずやハチミツ、レモン、生姜などを加えて楽しんでいます、優しいとろみに心も落ち着きます。くずはマメ科のツル植物性で、根から採取されるデンプンが本葛粉となります。葛粉のお値段が少しよいのは、大変な下処理下あとに何度も何度も水にさらしたり乾燥させたりするなど、とても手間がかかるからです。くずの根は葛根湯ですね、風邪による症状で後頭部下の首の痛みや重さが気になることがありますが、軽減する効能があります。くずあんかけのお料理は美味しい上に、冷めにくいので本当にお勧めです。

2/17

発酵食・糠(ぬか)・ぬか床料理・ぬか床チキンvol .1

DSC04433

野菜を漬けたぬか床で美味しい一皿が生まれます。ポリ袋に鶏もも肉を入れてぬかを加え、袋の上から全体になじませる。二日間くらい冷蔵庫で寝かせるだけですが、しっとり柔らかで塩分もちょうどよく、魚焼きグリルで焼けば美味しそうな焦げ目まで付くおまけ付き。騙されたと思ってぜひ作っていただきたい発酵エコクッキングです。ここに実山椒を加えた、ぬか漬けチキンは大のお気に入り、写真はぬか漬けチキンに乳酸紫キャベツと酢橘を添えたものです。

 

2/16

グレープフルーツ・ダイエット

グレープフルーツの香りには食欲を抑える効果があり、効能には中性脂肪をたまりにくくする作用があるのでダイエットに向いています。何より、精神も安定させる爽やかな香りと豊富なビタミンCがストレス暖和に◎。うつや心の不安を軽減する効能があるそう(グレープフルーツと併用できないお薬を飲んでらっしゃる方は控えてください)。神経の高ぶりを抑えるカルシュウムと合わせるとさらに効果的ですね、ヨーグルトやカッテージチーズなどとヘルシーに合わせてもいいでしょう。気分が落ち込むと記憶力や集中力も低下しがちになります、気分転換に外に出て腕をグルグル回すなど軽く運動しながらお散歩し、沈みがちな気分を吹き飛ばしてしまいましよう。