井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2017年 6月の記事

6/30

甘海老(あまえび)

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北海道が約7割の水揚げをほこる甘えび。北国赤海老又は南蛮海老とも呼ばれ、南蛮は赤い唐辛子や葱などの料理を南蛮料理と呼ぶことからの由来。春から夏にかけて青緑色の卵をつけるのですが、後味に微かな酸味を感じます、食いしん坊の小樽の悪友に言われるまで気づかなかったのですが!!甘えびは、アスタキサンチンやビタミンEなども豊富なので美容にも◎。刺身や揚げ物、贅沢に塩辛などもいい、そういえば余市にある燻製屋さんで初めて丸ごと甘エビの燻製を口にしたのはかれこれ10年以上前。楽しくてしばらく取り寄せをしていたのを想いだしました。

6/26

新茶・緑茶(りょくちゃ)・ほてり

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緑茶は頭をすっきりとさせ、身体の余分な熱をとる効能があるので更年期障害、ホットフラッシュやほてり感のある方にお勧めです。今時期のお茶には特にカテキンが多く含まれるので、消化促進、虫歯、口臭予防などに適切。甘みさえ感じる日本茶をぜひ堪能して下さい、築地に行ったら必ず立ち寄るお茶屋さんは、丁寧に1杯のお茶を入れて下さる。時間がなくてもこのひと時を持つことで、頭の中が整理整頓されるので、お茶の時間はとても有意義。料理にも登場させて楽しみますよ、茶葉を細かく刻んで少しの粗塩と炊きたてのごはんと混ぜる、クッキー生地に混ぜて焼く、出がらしを佃煮にする。若葉の摘みたてが手に入るなら天ぷらにしても!

6/25

私の朝活おいしいスタイル・夏のあさごはん

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昨年放送されたNHK[趣味どき!]夏のあさごはんバージョンが(NHKライフ)で。パンやスープなど手軽に作れるラインナップのご紹介、クリームチーズ&パクチーの楽しい相性、ベイクドトマトをソース代わりにのせたパンのワンプレート、カリカリジャコの和風クレソンサラダ、乳酸キャベツなどなど。乳酸キャベツは作りおくととても便利、加えるスパイスのお勧めは実山椒の塩漬け、胃腸を整える効能もありお味噌汁や納豆に加えてもよい相性。植物性の乳酸菌は腸に届きやすく、繊維も豊富。オリーブオイルをひと垂らしするとさらに相乗効果が高くなり美肌に導きます。いろいろなダイエットにトライされる作家の林マリコさんも気にいってくださっているご様子。材料も少なく作り方も簡単な体がよろこぶ発酵保存食です、パンやスープ、和えものなどさっとできる作り置き、朝活にとても向いていますよ。

6/17

NHK(私の朝活おいしいスタイル)美肌スープ

白きくらげは、貴婦人の美容食と言われるほど美肌効果が高いのをご存知ですか?週末にぜひ作ってみてください、食べ続けると肌が変わってくる気がします。白きくらげはプルプルになるまで1時間半ほどたっぷりの湯で下茹でしてから、コラーゲンと旨味の元となる骨つき鶏とさらに煮込むと最強のツヤ肌スープに、黒胡椒を加えて全体を引き締めて。その他、今の季節におすすめなのは、生のとうもろこしを包丁でそいで、お味噌汁に入れ、お椀によそっておろした新生姜をのせたもの。それから新ジャガ芋を千切りにしてさっと火を通し、しゃきしゃき食感を楽しむコンソメスープなど、どちらも脳が心地よく感じられて癒されますよ。

6/15

梅じゃむ

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梅ジャムのjamはカタカナでも英語でもなく、なぜか「梅じゃむ」とひらがなで書きたくなります、日本のイメージが強いからでしょうか。梅干し用の完熟梅が余ったら(キズがついたものでもOK)ジャムにします。1時間くらい水につけ、竹串でヘタを取ってホウロウなどの鍋に入れる。グラニュー糖を適宜加えまぜて弱火で煮て、水分が出てきたら、厚手のキッチンペーパーをかぶせてゆっくり煮る。梅が煮えてきたら、味をみてグラニュー糖を足す。ツヤがでて香りが立ち、甘さを好みに決めたら火を止める。この後、消毒したビンに詰めるワケですが、私は種ごと入れる。種の回りが美味しいから甘いものが食べたいときにポンと口に入れたり、煮物に使ったり。誰かが言った、脳天直撃の美味しさの(梅のじゃむ)は手作りならでは。

6/14

麻婆豆腐

真っ茶色の麻婆豆腐が出てくると嬉しい。中国山椒(花椒)がたっぷりと入って、辛いと言うより舌がビリビリ痺れるくらいの容赦ない大人の四川麻婆豆腐。材料があまり無い中で山椒、豆豉、辣油、豆腐、牛肉などで150年前ほど前に四川省に住む、陳さんという料理上手な女性が作ったのが始まりだとか。日本には昭和25年頃に、日本人向けに改良して広めたのが陳健民さんで、受け継がれて陳さんの麻婆豆腐専門店もありますね。牛肉は体力を回復させて抵抗力を上げ、豆腐は身体を潤し、にんにく、生姜、ねぎ、唐辛子は血行を促進させ、発汗作用があります。ごま油と合わせるとさらに抗酸化作用がアップするので、暑い時やストレスフル時には、辛くて熱くてしびれる旨さの大人の麻婆豆腐がよく効きます。

6/13

梅(うめ)ビネガーシロップ

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庭の南高梅です、完熟して落ちそうなものを100円ショップで買ってきた虫網で捕獲?しました。洗ってザルに置くのですが、甘酸っぱい香りがキッチン中に充満します。あんまり香りがいいので、部屋に持ち込んで枕元に置いて寝たりして(1日だけですけどね、杏やりんごでもついつい)。今日は梅のビネガーシロップ=梅1kgは傷があるものは除き、1時間ほど水につけてアク抜きをし、ヘタを竹串などで取って水気をしっかり拭いて下処理。消毒した保存瓶に氷砂糖500gを入れ、梅を入れてりんご酢をかぶるくらいに注ぎ、氷砂糖を適宜散らす(酢から梅が出ないように、甘みはお好みで足す)1週間位は1日に1回やさしくふる、完熟梅なので1,2週間位い寝かせると出来上がりです。ソーダやミルク割り、香りのよい酢の物やお料理に〜疲れがパッと消えます。

 

 

6/7

赤紫蘇(あかしそ)

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梅の頃にちょうど出回る赤しそは、鮮やかな赤い梅干し作りに欠かせませんね。梅干し作り(1kg分)の途中、白梅酢が上がってきたら、大きめで赤紫色の赤しそを用意(100g)します。よく洗ってザルに広げて乾かし(サラダスピナーなどでも)硬い茎は取る。ポリ袋に入れ、粗塩10gと袋の上から全体をもんでしんなりさせ、汁気を捨てる。さらに粗塩10gを加えて馴染ませ、ギュッと汁気を絞り、白梅酢を大さじ4ほど加えて色が出たら塩漬けした梅干しに加える。広げてカラカラになるまで干して砕くとゆかりが作れますよ。お酒をいただく時は、千切りにした大根とゆかりを和えたサラダなどをおつまみにするといいですね。肝機能を助けるクエン酸豊富なゆかりと大根のアミラーゼの酵素とビタミンCが二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドの分解を早めます。

6/2

蛸(たこ)・蛸飯

大好きな本があります。江戸時代の小料理屋のお話しですが、物語が自宅周辺なので地理がよく判って特別面白い。粋な言葉や料理が沢山ちりばめられ、スルスルと読めてしまう。完結最後の巻末付録にのっていた蛸飯は干し蛸を使う(干し蛸を作る場合は生タコの足を塩でよく揉んで天日に2日ほど干す)。作り方は米2カップを洗って水に30分つけ、ザルに上げて鍋か炊飯器に入れる。酒大さじ2、みりん、薄口醤油各大さじ1と水を合わせて2カップ分にする。干し蛸半枚は足先を落として軽く炙って1㎝弱に切り、生姜千切り適宜を加えて普通に炊く。充分に蒸らしたら器によそい、ちぎった海苔を散らしていただく。干し蛸で作る蛸飯は本当に美味しいです!と、書いてありました。炙るところもいい、作ってみたい高田郁さんの「みおつくし料理帖」心許りの「蛸飯」。タウリンや亜鉛が豊富なたこは、疲労を回復する手助けをします。