井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2017年 6月の記事

6/25

私の朝活おいしいスタイル・夏のあさごはん

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昨年放送されたNHK[趣味どき!]夏のあさごはんバージョンが(NHKライフ)で。パンやスープなど手軽に作れるラインナップのご紹介、クリームチーズ&パクチーの楽しい相性、ベイクドトマトをソース代わりにのせたパンのワンプレート、カリカリジャコの和風クレソンサラダ、乳酸キャベツなどなど。乳酸キャベツは作りおくととても便利、加えるスパイスのお勧めは実山椒の塩漬け、胃腸を整える効能もありお味噌汁や納豆に加えてもよい相性。植物性の乳酸菌は腸に届きやすく、繊維も豊富。オリーブオイルをひと垂らしするとさらに相乗効果が高くなり美肌に導きます。いろいろなダイエットにトライされる作家の林マリコさんも気にいってくださっているご様子。材料も少なく作り方も簡単な体がよろこぶ発酵保存食です、パンやスープ、和えものなどさっとできる作り置き、朝活にとても向いていますよ。

6/15

梅じゃむ

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梅ジャムのjamはカタカナでも英語でもなく、なぜか「梅じゃむ」とひらがなで書きたくなります、日本のイメージが強いからでしょうか。梅干し用の完熟梅が余ったら(キズがついたものでもOK)ジャムにします。1時間くらい水につけ、竹串でヘタを取ってホウロウなどの鍋に入れる。グラニュー糖を適宜加えまぜて弱火で煮て、水分が出てきたら、厚手のキッチンペーパーをかぶせてゆっくり煮る。梅が煮えてきたら、味をみてグラニュー糖を足す。ツヤがでて香りが立ち、甘さを好みに決めたら火を止める。この後、消毒したビンに詰めるワケですが、私は種ごと入れる。種の回りが美味しいから甘いものが食べたいときにポンと口に入れたり、煮物に使ったり。誰かが言った、脳天直撃の美味しさの(梅のじゃむ)は手作りならでは。

6/12

パッションフルーツ・果物時計草・奄美大島

パッションフルーツの別名はクダモノトケイソウ。βカロテン、ビタミンCやB6などのビタミン類が多く貧血予防にも有効。完熟すると皮にシワがよってくるのですが、酸味がやわらぎ甘みが立ってきます。奄美大島で海から上がったばかりの新鮮なもずくと出会いました。甘酸っぱい香りと爽やかな酸味と甘みさを調味料代わりに使って、パッションフルーツのもずく酢を作ってみました。少し醤油を加えたらドンピシャの美味しさ。暑い日差しの中の出会いもの、キリッと器ごと冷やしていただきます。地元の方はこんな食べ方はしないようですが、もずくの食感とパッションフルーツの甘酸っぱさが何とも美味。カラダも脳もリフレッシュします。奄美大島の永村(ながむら)農園さんに遊びに行ったら、パッションフルーツの花に一つ一つ手作業での受粉体験もさせていただきました、大切に育てられた無農薬パッションフルーツは一味も二味も違います。

6/7

赤紫蘇(あかしそ)

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梅の頃にちょうど出回る赤しそは、鮮やかな赤い梅干し作りに欠かせませんね。梅干し作り(1kg分)の途中、白梅酢が上がってきたら、大きめで赤紫色の赤しそを用意(100g)します。よく洗ってザルに広げて乾かし(サラダスピナーなどでも)硬い茎は取る。ポリ袋に入れ、粗塩10gと袋の上から全体をもんでしんなりさせ、汁気を捨てる。さらに粗塩10gを加えて馴染ませ、ギュッと汁気を絞り、白梅酢を大さじ4ほど加えて色が出たら塩漬けした梅干しに加える。広げてカラカラになるまで干して砕くとゆかりが作れますよ。お酒をいただく時は、千切りにした大根とゆかりを和えたサラダなどをおつまみにするといいですね。肝機能を助けるクエン酸豊富なゆかりと大根のアミラーゼの酵素とビタミンCが二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドの分解を早めます。

6/2

蛸(たこ)・蛸飯

大好きな本があります。江戸時代の小料理屋のお話しですが、物語が自宅周辺なので地理がよく判って特別面白い。粋な言葉や料理が沢山ちりばめられ、スルスルと読めてしまう。完結最後の巻末付録にのっていた蛸飯は干し蛸を使う(干し蛸を作る場合は生タコの足を塩でよく揉んで天日に2日ほど干す)。作り方は米2カップを洗って水に30分つけ、ザルに上げて鍋か炊飯器に入れる。酒大さじ2、みりん、薄口醤油各大さじ1と水を合わせて2カップ分にする。干し蛸半枚は足先を落として軽く炙って1㎝弱に切り、生姜千切り適宜を加えて普通に炊く。充分に蒸らしたら器によそい、ちぎった海苔を散らしていただく。干し蛸で作る蛸飯は本当に美味しいです!と、書いてありました。炙るところもいい、作ってみたい高田郁さんの「みおつくし料理帖」心許りの「蛸飯」。タウリンや亜鉛が豊富なたこは、疲労を回復する手助けをします。