井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2018年 8月の記事

8/31

茄子(なす)・なすび・味噌炒め

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茄子の原産地はインド。16世紀のフランスでは有毒だとみなされて観賞用だったとか、茄子をながめていたなんて何だか面白いですね。
日本には平安時代の8世紀頃にお目見えしました。花も紫色で可愛いですが、採りたては鋭いトゲがあって刺さると痛いのでご注意を。茄子の種類には、関東によく出回る千両茄子を始め、長茄子、水茄子、米茄子、地域特有のブランド茄子、最近では美しい明るい紫色の丸茄子など多様に出回っています、海外にも青茄子や白茄子がありますが、卵のようなその形からエッグプラントとも呼ばれています。
いつもの味噌炒めの仕上げに、ほんの少々コーヒーを加える、騙されたと思って試してみて下さい(茄子のお料理にはできるだけカラダを温める生姜、にんにく、ねぎなどを加えるとよいですね)
ちなみに私がこの世で1番好きな茄子のお料理は、新橋鮎正さんの鮎のうるか茄子、本店の子持ち鮎はこれから楽しみ!

8/30

納豆・なっとう・発酵食・美肌

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納豆1パックに昆布酢小さじ2〜3、粗塩2つまみ、付属の辛子を加えた「塩酢納豆」をよく混ぜる。白い泡がもくもくと立ち、喉越しの良いサラサラとした納豆になって胃、体がすっきりします。
じゃこを加えるとカルシウムも酢の効果で摂取しやすくなりますよ。
塩酢納豆に漬物、みょうが、しそ、生姜、おろしキュウリ、トマトなど好みで刻んで加えても。
納豆に黒すりごまを加えると白髪予防になります、ごま油かオリーブオイルを加えると高い便秘改善効果が生まれる(特に夜お試し下さい)。
納豆をよく混ぜていつもより醤油を少し多めに加え、さらによく混ぜる。八分目によそった熱々のご飯にのせ(1人分約半パック)煎茶をかけていただく。かんずりや柚子胡椒、あられ、のりなどお好みでトッピングして。こちらは魯山人さんの好きな納豆茶漬けです。

8/24

レタス(ちしゃ・乳草)

レタスは通年売られていますが、夏が旬。ちしゃは和名で切り口から白い乳がでるので乳草と呼ばれていました。体の余分な熱を冷まし、古代ギリシャでは安眠効果をもたらすとされたレタス。メラトニンと言う睡眠ホルモンと同じような物質がレタスに含まれていることが現代医学で確認されています。乳性炎を暖和したり、母乳の出を良くするなどの効果もあるそう。食感を残す程度に火を入れたスープや炒め物、蒸し物にしても美味しいレタス。標高の高い朝霧の中で育まれたレタスを、暗いうちから畑に出る農家さんに感謝しながら思うぞんぶん楽しんでいます、葉が薄くて甘くみずみずしい朝採りレタスをバリバリと!

8/22

糠漬け(ぬかつけ)・免疫力・植物性乳酸菌・発酵食

夏こそぬか漬け。
汗を掻くのでぬか漬けの塩分が美味しく感じます。酸味が心地よく、ひんやり冷えた漬物は格別ですね。
腸内の免疫力(体の6割は腸が作る)をアップする食材として日本の伝統食のぬか漬けは素晴らしく、胃酸にも強い植物性乳酸菌がたっぷり。含まれるギャバには脳の興奮を抑える効果が期待できるので、夕食時にいただくと安眠出来ると言われています。発芽玄米、トマトとじゃこのサラダなどと合わせて相乗効果を担ってもよいですね。
腸内の健康状態は体の軸。ヒポクラテス(古代ギリシャの医師)も「すべての病気は腸から始まる」と言っています。アトピーや湿疹などのアレルギー、自己免疫力、感染症、胃腸系慢性疾患、うつ、認知症にも関連すると言われる腸、第2の脳とも言われる所以です。

8/21

ミニトマト・トマト・トマトリース・キッチン

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お砂糖をまぶしたような糖度の高いトマトを口にすると、ビックリすることありませんか?ギネスブックにのっているトマトは糖度が12〜18度もあるとか。通常のトマトが約7〜8度なので、果物のようなその甘さには驚きますね。トマトのリコピンには高い抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化を予防し、美肌作りにも有効で、ミニトマトはピカイチ!夏野菜代表格ですから身体の熱をとり、喉の渇きもいやしますよ。トマトはビタミンCも豊富、コラーゲンと一緒に摂取すると体への吸収がよくなります。ミニトマトは育てやすく、ウチのベランダ菜園のミニトマトも元気に育っています。
雄大な畑で真っ赤に実味の濃いトマトを見るだけで元気になります。いろんな野菜を収穫し、リースを作るのもとても楽しい作業、キッチンも華やぎます。

8/16

ブルーベリー

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ブルーベリーをただ冷凍しただけのアイスの実が好きです。ペクチンが多いので風味が損なわれることなく楽しめますよ、氷代わりにお酒に入れることも。
実の中まで紫色のブルーベリーはナスや赤シソなどより、アントシアニンが多い。ビタミンAも含まれるので視力低下の防止に有効です。ビタミンCや食物繊維も多いブルベリーはこの季節に起こりがちな不調もケアしてくれます。
ブルーベリーのアダルトな紫が映えるデザートや料理を考えるのは楽しい。ブルーべりーと出会いものの青ゆずのお酒を仕込みました、出来上がりが楽しみです。

8/11

スーパーフード・西洋ほうずき・ゴールデンベリー・インカベリー

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少しココナッツの風味もする甘酸っぱい西洋ほうずき。干したものも美容やアンチエイジングによいと、ハリウッドなどで人気のゴールデンベリー(ドライフルーツ)は、近年日本でもスパーフードとして認知度が上がっています。ビタミンCが豊富でナチュラルな甘みで疲れがとれるので、おやつに持ち歩いています、血液もサラサラになるそう。昨年、北海道の農園にお邪魔したら、見たことのない色合いの薄い外皮に包まれた生ほうずきを発見!見た目もお味もとてもエレガントなのでした。

8/9

グレープフルーツ

グレープフルーツはビタミンCがたっぷり、シミ、ソバカス、動脈硬化や生活習慣病の予防、肝機能にも良い効能があります。何より食べると食欲が落ち着くのでダイエットに向いていますよ。寒さに弱いので国産ではあまり生産出来ないのが残念です。ボールに卵1個と卵黄を入れ、解きほぐしてきび砂糖100gを入れて泡立て器でよく混ぜる。小鍋にバター50g。グレープフルーツ1個分とレモン果汁大さじ1を絞って入れ、中弱火にかけて冷ます。卵液に加えとろみがつくまで弱火でゆっくり煮ると、コクと甘みの中にすっきりとしたカスタードが出来上がります。夏に美味しいグレープフルーツカードの作り方です、ひんやり冷たいプリンも美味しそうですね。

8/8

鰯(いわし)

いわしには血液をさらさらにし、動脈硬化を防ぎ、気力を高めるオメガ3系のEPA,DHAが豊富。身や骨が柔らかいので骨ごとただくような調理をするとカルシュウムも同時に摂取できます。
糖尿病の方にも有効なインスリンの材料成分が多く含まれており、お刺身や酢締め、梅煮などもお勧めです。中医学では消渇(しょうかつ)と書きますが、その名の通り喉の渇く症状がでます。痩せて、足腰が弱くなり、夜間のトイレの回数が増えて尿が濁り、甘いような臭いの感があります。腎臓の弱りもあるので、塩分、糖分を控え山芋や黒豆、黒ゴマ、海藻など黒いものをいただくように日々意識し、疲れすぎない適度な運動を心がけるとも大切です。じっくり寝かせた鰯のぬか漬けも美味しいものです、工夫していただきましょう。

8/5

8月5日発酵・醗酵の日(はっこうのひ)

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今日は発酵の日だそうです。日本は世界有数の発酵大国、お味噌汁一つとってもお味噌&鰹ぶしの発酵食ダブル使いですね。発酵食が身体に良いのは、腸が体の67、割の免疫力を作るからですが、その腸を健やかな状態にするからです。ひとくくりにされている腸は小腸と大腸に分かれ、とくに小腸にある回陽が大切な役割を果たしています。発酵食はとてもナチュラル、ぜひ自然発酵した本物の発酵食を幅広く食し、腸に貯菌して腸力を上げて下さい。第二の脳と言われる腸は、実は思考をもポジティブにします。今日は特に、身近にある発酵食を意識した食卓にしてみてはいかがでしょう。