井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2017年 8月の記事

8/31

発酵食・鰹節(かつおぶし)・おかか焼き飯

鰹節にはグレードがあり、4回以上良質のカビ付け工程を繰り返して天日干ししたものが本枯鰹節になります。お出汁は澄んでいても旨みが深い。鰹節は生鰹の水分を徹底的にぬいて乾燥させ、栄養分を凝縮させて保存性を高めたもの。ビタミン類、カリウム、ミネラルなどと、体内では合成できない必須アミノさん9種類の全てと、ストレスに良い物質のトリプトファンを含む。ギャバ(脳をリラックスさせる)が豊富な、ぬか付けと合わせれば、リラックスする効果がより高くなります、昔から食されている当たり前の食卓風景ですね。おかか焼き飯美味しいですよ、炒めたごはんにすりごま、ミツバ、おかかをたっぷり加え炒め、塩、ナンプラー、醤油で味付けする。えっ?と思われるかもしれませんが、刻んだミントをほんの少〜し加えるのが隠し味。

8/30

プルーン(西洋すもも)・鉄分

DSC06558

その紫色にどうしても引き寄せられ、手にとってしまうプルーン(西洋すもも)。鉄分、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールが豊富で便通作用などをうながすなど、健康効果が高い果物で(生命の実)とも呼ばれています。皮をむくと黄金色で濃い色の紫とのコントラストもステキ、コンポートやジャムもいいですが、ぜひプルーンを入れた甘酸っぱい酢豚を作ってみてください(酢はコクのある黒酢やきび酢がおすすめ)。豚肉は少し厚切りにし、醤油とみりんで下味を漬けてから片栗粉をまぶして揚げ焼きする。たまねぎとシシトウなどのたっぷりの野菜と甘酸っぱいプルーンが入ったソースをジュっと肉にからめる、元気がでますよ。

8/29

スーパーフード・アーモンド

スーパーフードのアーモンド。抗酸化作用が高いので、アンチエイジング、ダイエット、デトックスに効果があります。薬膳では血行を促進させ、神経を活性化させる若返りの食材とされていますよ。食物繊維がたっぷりなので便通をうながし、腸や肌をきれいにする。良質なオレイン酸、ビタミンE、ビタミンb2などが豊富で、悪玉コレストロールを抑制する美容食としても有名、日本で栽培されているアーモンドもありますよ、花は櫻(さくら)に似ています。

8/27

きのこ・椎茸(しいたけ)

これから美味しくなるきのこ類、共通してもつ成分にはB-グルカンと呼ばれる食物繊維の一種があります。このグルカンには、細胞を活性化させ免疫力をアップさせる効能があり、がんなどの病気にたいする有効性も検証されています。グルカンプラス、きのこのもつ効能はそれぞれに違いがあります。椎茸は生で調理しても栄養価はありますが、干すと骨を強化するビタミンD2の栄養素が増える(ビタミンD2になる前の物質、プロビタミンD2が含まれているから)。お天気の良い時に干すだけなので手軽にできますが、作ったらなるべく早く調理していただくと効果大。生の椎茸を炭火やグリルで焼く時は、軸を上にして焼くと旨味を逃さない。鍋に数種類のきのこと、酒、醤油、みりんを同量加え、しんなりするまで煮る、きのこは数種類合わせて50〜60℃で調理するとグッと美味しくなります。

8/25

梨(なし)・空咳

みずみずしいずっしりした梨が出回り、つくつくぼうしが聴こえると秋の気配。なしはのどの不快な症状を緩和する果物とされ、乾燥を防ぎ空咳を抑え、出にくい痰をだし、炎症を抑える効能があります。お酒をのんだ後にも良しとされていますよ。カリュウムを多く含むので、余分な塩分を排出する効能があるので高血圧の方にも◎。甘みと水分がたっぷり、スポーツ後の水分補給や熱が出た時などにもお勧めです、軽い脱水症状をおさえて体の余分な熱をとります。なし、れんこん、だいこんはのどに効能があるので、蜂蜜に漬けたり、肺をうるおす氷砂糖と煮るなどしてコンポートにしてもいいですね。

8/24

韮(ニラ・にら)・疲労回復

食欲増進、疲労回復に良いとされるニラは、最も調理しやすい野菜ですね。今日はニラの効能を使った民間療法をご紹介しましょう、嘔吐やゲップを抑えたい時は、ニラをさっと茹でて絞ったものと、生姜をおろして絞ったものを牛乳で溶いて飲むと抑えることができます。腰痛がある方は、日本酒の熱燗を呑みながらニラのお浸しなどをお酒のお供にいただいてみて下さい、効き目があるかもしれません。ニラには止血効果もあり、鼻血、不正出血などに良いとされています。ですが作用が強いので胃腸の弱い方、小さなお子さんは少し控えめになさって下さい、ニラはお腹のホウキと呼ばれるほど便通効果が高いので便秘気味の方には良いもの。それからお腹が弱い方は蜂蜜と併用すると下すこともあるようなので気をつけます。

8/23

煎酒(いりざけ)・江戸調味料

ある時、煎酒で白身魚のお刺身をいただきました。それからというもの、お醤油をつける気になれない。素材を素晴らしく引き立てる江戸の伝統的な調味料「煎酒」。醤油が普及する前は、各家庭の手作りでした。作り方は簡単、小鍋に日本酒2カップ半、大粒果肉の梅干し3個を入れて煮立ったら弱火で半量近くになるまで煮詰める(こんぶはお好みで)。薄口しょうゆ小さじ1と鰹節適宜を加え火を止め、冷めたらキッチンペーパーをひいたザルでこすだけ。日本酒は料理酒ではなく、気軽に飲める程度の日本酒で作ってください。冷蔵庫で日持ちもします、サラダや麺類にもお勧めの万能調味料です。

8/22

葉付き生姜(はつきしょうが)・三洲生姜・谷中生姜

写真

土から抜く時にも下からその辛みを含む、いい香りが上がってくる。葉付き生姜は若い芽を葉ごと収穫したもので、関東でよく聞く谷中生姜は東京の台東区で多く作られていたもので、地名が由来。写真の生姜は、愛知県三洲で作られる三洲生姜種、メイドイン北海道です。インドや中国では古くから生薬として使用されてきました。日本では主にそのまま味噌をつけて、甘酢漬けにして、天婦羅などなど。甘酢につけた葉生姜を細かく刻んで、ごまと一味と塩鮭を混ぜて常備菜に。鮭がさっぱりして、殺菌効果も高くなるのでお弁当やおにぎりにお勧めですよ。

 

8/20

スーパーフード・西洋ほうずき・ゴールデンベリー・インカベリー

写真

少しココナッツの風味もする甘酸っぱい西洋ほうずき。干したものも美容やアンチエイジングによいと、ハリウッドなどで人気のゴールデンベリー(ドライフルーツ)は、近年日本でもスパーフードとして認知度が上がっています。ビタミンCが豊富でナチュラルな甘みで疲れがとれるので、おやつに持ち歩いています、血液もサラサラになるそう。昨年、北海道の農園にお邪魔したら、見たことのない色合いの薄い外皮に包まれた生ほうずきを発見!見た目もお味もエレガントなのでした。

8/19

黒にんにく・抗酸化作用

写真

黒にんにくは、白いにんにくを熟成させ発酵させたもの。抗酸化作用が高くなり、もともとパワーが強いにんにくがさらに高い効能になったものです。特有の強いニンニク臭が抜け、プルーンのように甘く、優しい味になり、微かな酸味がとても食べやすい。皮をむいてそのままいただきますが、スプーンでも簡単にペースト状になるくらい柔らかいので、マヨネーズやマスタード、バターとまぜてパンにぬったり、お肉などのソース、焼肉の下味つけ、醤油を使った煮物にポンと加えても。暑かったり、涼しかったり何となく風邪をひきやすいこの頃。喉に痛みを覚えた時など直ぐに口に入れてケアします、黒にんにくは期待を裏切らない頼もしい存在なのです。