井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

四季のサイクルに合わせて食すことが、身体を健やかに導く手助けをしてくれます。
季節の食材とその由来や歴史、食にまつわるお話をご紹介します。

12/9

紅茶・冷え改善

発酵茶である紅茶は私の精神安定剤、特にアールグレイが好きなのですが、甘味を加えるならメイプルシロップがベスト、相性抜群ですよ。美味しい紅茶を入れるために水道水のお水を勢い良く出してヤカンに入れて熱する、こうすると、酵素の量が増えてお茶がグンと美味しくなります。基本的にミルクティーが冬の定番ですが、シナモンスティクは指先まで温める効能があり、クローブは胃腸を整え、削りたてのナツメグは若返りのスパイスとして有名、お腹にもよい生姜を加えたりと、それぞれの効能と香りを紅茶の種類に合わせて楽しんでいます。刻んだ紅茶葉、スパイス類、アーモンドプードル、たっぷりのよいバターを加えたアダルトなパウンドケーキを焼いて、ガーゼにくるむ。ダークラムやカルバトスなどを時玉ぬりながら熟成させています。クリスマスやお正月に一切れ一切れいただくのがホント〜に楽しみなのです。

12/6

白菜(はくさい)・白菜と鶏の煮込み

ビタミンCや繊維が多く、風邪予防、肌荒れ、便秘、二日酔いなどにも良いとされる白菜。葉がみずみずしく、黒い斑点が少ないものを選びましょう。体が潤う簡単レシピをご紹介します。コラーゲンたっぷりの鶏肉と白菜だけの煮込みですが、鶏の旨みと脂をとろりと煮えた白菜がまとい、白菜の甘みが鶏にからむ。厚手のお鍋に材料2つを放り込むだけなのに、慈悲深い味になります。鶏もも肉全体に塩麹か塩を馴染ませる(30分から一晩おく)。厚手の鍋にざく切りにした白菜芯部分をいれ、塩を馴染ませた鶏肉を上におき、全体にオリーブオイルか胡麻油大さじ3〜4をかけ、あれば胡椒ホールを10粒ほど入れる。フタをして弱火で30〜40分ほど時々様子をみながらゆっくり煮込むと、素材から凝縮した水分がでる。残ったら麺やおじやにを加え〆てもよいし、シチューやカレーに変身させても。

12/4

美肌・酵素(こうそ)・おがくず酵素風呂

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まず最初にとても甘い酵素液を飲む。そして針葉樹のオガクズを発熱性微生物と発酵液により自然発熱させた60℃付近の温風呂に入る。横たわりながらじわじわ蒸されるお風呂で感じた事は、いつも接している発酵食品はこれくらいの温度でゆっくり育っていくものが多いなぁということ。自身が蒸され体感したことで親近感を深く覚えました。その後の濃厚パックで確実に肌のキメが整い、顔を洗うときにはツルツルになって、色もパッと白くなっている。力強い植物エキスで作られるその効能との相乗効果の高さに驚きます。体への内と外からの良い仕組みを超特急で体感できる小樽の(大高酵素)本家さん!酵素液の甘味がもう少〜しだけ、控えめバージョンがあったら嬉しいなぁ。

 

 

12/2

 白味噌・豚汁 アンチエイジング

冬の味覚の集合体、休日にたっぷり作りおく具沢山の汁物。大根、にんじん、里芋、こんにゃく、豚肉、ねぎ、生姜など冷蔵庫にあるものをごま油で炒めて昆布出汁で煮る。白味噌は他の味噌と違ってコトコト煮た方が美味しいので、少しの田舎味噌を合わせて煮込んでいきます。短時間熟成の甘みがある白味噌は塩分濃度が6%と低く、乳酸菌も豊富、なめらかでコクがあり、夜いただくと寝つきが良くなりますよ。西京焼きなどはこの白味噌で作られており、少し脂ののった魚を漬けると絶品、お肉を漬けても香りよく柔らかになりますし。ぽってりした甘みなので砂糖を加えた生クリームとも相性が◎、デザートにもぜひ!

12/1

ふるふる茶碗蒸し(ちゃわんむし)

寒くなりましたね、今日はふるふる茶碗蒸しの作り方をご紹介。ここぞとばかり沢山の鰹ぶしを使って濃いめの出汁を360ccとります。粗塩3つまみ、みりん小さじ1、醤油小さじ1〜2をよくといた卵L2個分に加え混ぜ、耐熱の器に入れる。いつものように切り身魚やきのこなどお好みの具材でもよいのですが、究極シンプル大粒梅干し1、2個だけを入れてみて下さい、梅干しの塩気がほんのり全体に広がり実に慈悲深いお味、風邪時などにもお勧め。鍋に湯を沸かし器を入れ、布を巻いたふたをして雫が落ちないようにし、固まるまで弱火でゆっくり蒸します。胃にやさしくとても温まりますよ、出汁は味わい深いだけでなく、肌を綺麗にもします。

11/29

 春菊・口臭予防・自律神経

春菊の硬い部分を落とし、熱湯で茎の方から塩茹でしてさっと冷水にとりザルに上げる。醤油適宜をふって、ぎゅっと絞って4cm幅に切る。半すりにしたクルミやごま、蜂蜜、醤油少々を混ぜたものと茹でた春菊を和えます。以蔵保蔵と言って脳の形に似ているクルミは脳を活性化させる効能があり、良質な脂質は便秘解消にも有効です。春菊は胃腸の調子を整えて気の巡りをよくし、ビタミン、鉄分、カリウム、カロテンなどが豊富。不眠、よく夢を見る(多夢)、むくみ、貧血などの気になる症状がある方はたっぷりいただいて下さい。ペリルアルデヒドなどの独特の香り成分はイライラを静める効果も期待できます。

11/27

こんにゃく・蒟蒻芋(こんにゃくいも)

サトイモ科の蒟蒻芋は中国から伝わりました。ゴツゴツした芋で、収穫されてからしばらく貯蔵されてから初めて調理工程に移ります。精進料理など日本でも古くから調理されており、僧侶の大切な栄養源でもありました。弾力のあるいつもの蒟蒻も美味しいのですが、水分の多い刺身蒟蒻はふるふるとして美味、手でちぎって醤油とおかかで炒めたものもオツ。成分がグルコマンナン(食物繊維)なので、糖尿病の方や便秘気味な方には特にオススメ、薬膳では利尿薬作用があると言われていますよ、日常的にお料理に加えると良いですね。その他、お腹のホウキの仲間として、ごぼう、ニラ、海藻などがありますが、これらどれかと合わせると最強です。

11/26

南瓜(かぼちゃ)

グッと寒さが増してきましたね。かぼちゃを食べると風邪をひかない、脳卒中を起こさないなどの言い伝えがあります(冬至にかぼちゃを食すのは食べ収めの日でもあるとか)。名前の由来は、16世紀の半ばに大分県にポルトガル船が漂着し、カンボジアのかぼちゃが献上されたのですが、なんとカンボジアがなまってかぼちゃになったと言う由来がありますよ、面白いですね。かぼちゃの皮は硬いので、レンジに軽くかけて切りやすくします。大きめに切ったかぼちゃにきび砂糖を適宜馴染ませて厚手の鍋に20分ほどおいておくと水分がでます。ふたをして弱火で炊き、お醤油少々で味付けするとほくほくの煮物風になりますよ、生姜、酒、塩少々で炊いても美味。

11/24

anan 体内美容・美容・クライマック酢・ドライフルーツ昆布酢

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マガジンハウス(anan)アンアンでもご紹介いただいているクライマック酢(ドラフルーツ昆布酢)は、NHK60周年記念号「きょうの料理」11月号にも掲載。きょうの料理では約半年前には企画を練るので11月発売にむけて色々なバージョンのクラマック酢を仕込み、夏頃の撮影に使用しました。1週間くらいから美味しくなってきますが、酢の角が取れ、ナチュラルな甘みがでるのは1ヶ月以上たってから。実は本領を発揮するのは半年くらいたってからです、全体の調和がとれて熟成された美味しさに変わって、自分でもあぁ美味しいなと思います、出来上がるのも楽しみ。もともと壺酢が好きで、全国の産地に足を運び好きな酢を求めて取材してきました。それぞれの酢に沢山の昆布や、効能や風味が違う生薬やドライフルーツ組み合わせて楽しんでいます。私は朝大さじ1〜2くらいのクライマック酢をいただくとカラダがしゃっきりし、ムクムクと元気になります。オイルと混ぜるだけのドレッシングでサラダをいただくのもおすすめです。

11/24

お粥(かゆ)・朝粥

朝粥のすすめです。胃が温まり、消化がよく、胃に負担がかからないお粥はデンプンの糖質が頭や体のエネルギーになるので1日のスタートにぴったりな食事。私は特に旅先ではおかゆをチョイスします、だいたい食べすぎや呑みすぎになるので胃に優しいお粥と梅干し、お味噌汁、大根おろし、生姜など胃腸を整えるものと合わせて。なんてことない日常のものですが、全て調子を整える食材、普段の生活にも取り入れると調子がよくなります。台湾やタイなどのアジアでは肉や魚、香野菜をとろりと煮込んで朝食としていますね。禅の教えに(粥有十利)と言う言葉が有ります、10個の効能の意、まさに医食同源です。(時間がない方は汁物や甘酒でも)