井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2019年 2月の記事

2/27

デトックス・はと麦・台湾スイーツ

体内のエネルギーが高まり、新陳代謝が上がる春。デトックス効果の上がるこの春に、野菜や山菜類の旬の食材の助けも借りて毒出ししましょう。出回るめかぶや若芽、ひじき、アカモクなどの海藻類は老廃物や余分な水分を排出する効能があります。その他の毒出し食材にはごぼう、コンニャク、黒きくらげなどがありますが、ハトムギは高い効果が期待できます、ご飯を炊くときやスープに入れてもいいですね。
流行りの台湾スイーツは身体に優しいものばかり。生薬でもある茎を煮出して作られる仙草ゼリーに茹で小豆や大豆、ハトムギなどが優しい甘さのシロップにからまってたっぷりのっています、美味しくデトックスできそうなおやつです。

2/26

キビ・モチキビ・もちきび・雑穀

秋に花が咲き実がなるキビ。黄色い実なので(キビ)になったと言われるようですが、多説あります。お米と同じようにウルチキビとモチキビがあり、少し食感が異なります。カルシウムやマグネシウム、タンパク質、鉄分、ビタミンを含むなど栄養価が高く、食物繊維も豊富なので昔の中国では高級な主食とされていたそうです。お米に加えて炊いてもよいし、茹でて野菜と合わせサラダにする、肉だねに混ぜてハンバーグにするなど色々応用できます。
もちもちとしたコーンのような風味が美味しく、粉末で市販もされているのでお団子やパンケーキなどにもよいものです。タンパク質に富み、消化率が高くヘルシーな雑穀です。

2/22

キムチ・豚バラキムチ・発酵食

キムチは朝鮮半島の漬物、発酵食品です。発酵食は腸内環境を良くするので、花粉症やアレッルギーの緩和の手助けをします、これからの季節は糠付けなど含め特に漬物を食卓にあげるようにします。(キムチや糠漬けはギャバを多く含むのでストレスが気になる時にもよいものです)。キムチは香味野菜をたっぷり混ぜた(ヤンニョム)と発酵させるので、乳酸菌がたっぷり、薬味で体も温まり元気になります。簡単で美味しい豚バラキムチの炒め物のポイントは、肉に小麦粉を薄くはたく、ごま油で炒める、焼肉のタレか3倍濃縮めんつゆかコチュジャンなど甘辛い調味料を少し加えて味に奥行きをだすこと。春雨を加えるのもお勧めです、濃厚で辛みとトロミのある豚バラキムは、ご飯もビールも進むバランスの良いスタミナおかずです。

2/21

海藻・新わかめ・塩蔵わかめ

採りたての海藻がたくさん届きました。茎まで(めかぶ)付きのわかめや、地方でしかいただけない細目昆布、あかもく、銀杏草など珍しい海藻も数種類。まずはお鍋でしゃぶしゃぶにします、薄切り豚肉かハマグリなどの貝類とたっぷり頂きます。その後は酢の物にしたり、お味噌汁に入れたり滑らかな舌触りを楽しむ料理に使う。余ったら塩蔵します、茎と柔らかい部分をわけ、茎の部分を先に塩茹で。柔らかい部分も茹ですぎないように火をいれ水で〆て水気をきります。たっぷりの塩を全体になじませ重をして1、2晩おく。水分を捨てて水気をしっかりきり、清潔な密封容器や袋にいれたっぷりの塩をさらにまぶして塩蔵します。冷凍しても良いのでしょうが、大切に塩蔵するとふっくら柔らかく戻って美味しいと思うのです。デトックス効果の高い海藻、腎機能も高め体を元気にします。

2/19

海藻・めかぶ・免疫力

春先だけに出回る生の和布蕪(めかぶ)はわかめの茎部分。めかぶに含まれるフコイダンという成分は免疫機能を上げ胃の粘膜を保護し、豊富なヨウドは発がん抑制効果があるそうです。旬が短いので毎日のように買って調理しています、食感の粘りとコリコリ感が楽しいですね、熱湯で茹でると鮮やかな緑になります。色好く茹でて叩いて納豆と和えたり、薄くスライスしてヨーグルトとマヨネーズのソースで柑橘と和えてサラダにしたりと発酵食と合わせると腸内環境を抜群に良くするので、花粉症予防にも効果が期待できますね。繊維が豊富でヘルシーな海藻は、焚きもの、炒め物、和えもの、椀ものなど幅広く楽しみます。

2/17

ひじき・貧血

ひじき、にんじん、レバー(特に豚)を煮たお惣菜は貧血気味や抜け毛が気になる方、骨粗症予防に特にお勧めです(年頃の女子たちにも)いつも常備しておくと良いですね。出回り始めた新玉ねぎとひじきを合わせたサラダを酢・ビネガーで和えるとカルシュウムを身体に吸収しやすくなります(おまけに血液をサラサにする効果も高まる)。ひじきは鉄分、カルシュウム、食物繊維、マグネシュウム、亜鉛、ビタミンなど栄養価の高い食材、手軽に戻せるので卵焼きやお味噌汁に入れるなどこまめに加えましょう。中医学では黒い食材は腎機能を高めると言われており、老化防止・エイジングケアに有効です。

2/16

胡桃(くるみ)•クルミ

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以蔵保蔵、又は似類補類と言って体の臓器に似ているものを補うと良いと言う考え方が中医学にはあります。胡桃は脳の形に似ていますね。脳を活性化させボケ防止にもよく、現代医学からみても良質なビタミンやタンパク質が豊富なことからその効能はあきらかです。老化防止や美容にも良いですよ、脂肪分が肌を潤し、お通じもよくします。カロリーは割と高めですので、ほどほどにいただきましょう。私は普段のおやつにも持ち歩いていますが、乾煎りしてすり鉢で醤油麹と合わせて擦ったペーストを料理に使うのが好きです、とろみがでて滋養効果が高くなりコクが出て何とも美味しくなります。

2/15

葱(ねぎ)・葱白(そうはく)・冷え

今日は冷えますね。ねぎの白い部分は葱白(そうはく)と言う生薬で、体を温める薬効が高く、咳や痰、喉や関節の痛みなどの症状にも有効です。炎症をおさえて痛みや熱を取りのぞく効果があり、焼いて喉に巻くなどの民間療法も昔から日本には伝わっていますね。
ねぎは辛味のある野菜ですが、加熱調理をすると柔らかくなり甘みが出て食べやすくなります。寒邪(かんじゃ)から身を守る風邪の特効薬でもあるので寒い日に沢山いただきたいですね。冷えが大敵な風邪のひき始めや肩こりがひどい時は、血のめぐりをさらに良くする食材と合わせて相乗効果を狙います。ねぎとビタミンb1を含む豚肉やラムなどを、油を使って炒めたり蒸したりする調理法はおすすめ。
ニラ、にんにく、サフラン、唐辛子、シナモンなどの食材やスパイスを加えると更に血のめぐりを良くします。

2/14

カカオ・カカオ二ブ・スーパーフード

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甘いチョコレートやココアになる前のカカオ。鉄分やマグネシュウム、マンガン、食物繊維などが豊富、抗酸化作用も高いので美容にも◎。カカオに含まれる幸福感をもたらす「アナンドミド」と言う神経伝達物質には、リラックスする効能があるそう。よく携帯するカカオニブは、甘さはほとんどなく、心地よい苦味が大人っぽいカカオのチップス。疲れた時などクコの実やクランベリーのドライフルーツと一緒に口に入れて楽しんでいます。甘酸っぱいドライフルーツとほんのり苦いカカオ二ブスの食感が絶妙、栄養価の相乗効果と共に美味しさも上がります。いろいろな風味のナッツと合わせて携帯おやつに持ち歩くことも、カレーに入れる時もありますよ。

2/13

オリーブオイル・天然オイル

オリーブオイルは抗酸化作用が高くコレストロールの低下作用、調整作用、美肌作用があります。私はオリーブオイル、胡麻油、紅花、亜麻仁オイルなど天然のオイルが好きですが、中でもオリーブオイルは色々な種類を楽しんでいます。例えばトスカーナの無農薬栽培ビオのオリーブオイルは、スパシーで後味がピリットして余韻が長い、何だかワインのようでとても風味がよいもの。圧搾はもちろんオリーブオイルの風味を保つ為に熱を加えず行っています。オリーブ農園の農家さんはオイルを少しだけ温めて肌にすりこみ健やかに保つのだそう、ヨーロッパでは薬でもあります。オリーブオイル+食物繊維+発酵食品は腸の蠕動運動を最高に促します。