井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2018年 3月の記事

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生薬・桃仁(とうにん)・桃

桃仁は桃の種、3〜4月に桃色の花を咲かせて果実は6〜7月に実ります。果実の中の(硬い殻の中の)種子を天日干ししたもので、血の流れが悪くて生じる「瘀血・おけつ」による月経痛や無月経、生理不順、うっ血、子宮筋腫などを改善させる効能があります。乾燥性の便秘、下腹部の満痛、肩こりなどにも有効ですよ。桃には古くから邪気を払うとされる考えがあり、女子の健やかな成長を祈る風習がありますし、中国では長寿に効果があるとされ、絵や陶器類などでもよく見かけられます、桃にはそれだけパワーがあると考えられているのですね。ちなみにつぼみを乾燥させた白桃花(はくとうか)も生薬、葉はあせも、しもやけ、ただれ、湿疹などに効能があります。桃は美味しい果実でもあり、素晴らしい効能を持った生薬でもあります。

3/30

チーズ・チーズソース・発酵食

先日フランスに行った時にトロリと美味しいなぁと思ったソースの作り方です。ミルクを2カップ分弱火で温めておきます。あれば厚手の小さなフライパンかソースパンにバター大さじ2を溶かし、小麦粉大さじ2を混ぜながら1分半くらい炒めます。そこへ温めたミルクを加えてとろみがつくまで木べらで混ぜながら弱火にかけ、白ワイン大さじ1、好みのチーズを1カップ分くらいたっぷり加え数分煮たら出来上がり。お好みで風味つけに、ナツメグ、にんにく、マスタード、タバスコ、ペッパー類、醤油とわさび少々を加えても味が締まって美味しいと思います。茹で野菜のソースにかかっていましたが、パンやオムレツにもピッタリ。気が向いたら直ぐに作れる滑らかな、アツアツソースをぜひどうぞ。

3/29

菜の花・なばな・視力回復

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アブラナ科の菜の花は、キャベツやブロッッコーリーの仲間です。カロチンやビタミンが豊富、葉酸や鉄分も多い。今日は体に吸収されやすい簡単料理法をご紹介します。茎や筋のかたい部分を落としてボールに入れ、たっぷりの水に10分ほど浸して汚れを落としてシャキッとさせる(これ大事)。フライパンに2、3等分に切った菜の花、オリーブオイル、菜種油やごま油など好みのオイルをふりかけ、粗塩を全体にふってフタをして強火にパッとかけるだけ、しんなりしたら出来上がりです。簡単シンプルですが、色鮮やかな菜の花の蒸し煮は美味しさや香りが逃げず凝縮した春の味を堪能できますよ。調理はパパッと!が菜の花の栄養分を逃さない大切なポイントです。写真は満開の葉の花畑から先ほど届いた写真です〜本日の海と菜の花畑・コントラストがものすごくキレイ、素敵すぎです。

3/28

卵・たまご・玉子・オムレツ

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オムレツと聞くとバターの溶けるいい匂いが漂って、シンプルでも幸せな食卓のイメージがありますね、今も昔も万人に愛される人気のオムレツ。名前の由来は、スペインの王様がお腹がすいたので、通りすがりの家に居た男性に食べ物を作るように命じました。その男性の素早い動きを見て(ケム・オ・ム・レスト=なんとすばしっこい男だ)と呟いたので、オムレツになったという楽しい説もありますよ。私のオムレツはク生リーム、チーズ、マヨネーズのいずれかを気分で加えてコクを出し、フォークで泡立ててふんわりときめ細かく焼く時と、バターを焦がして焼く時があります。
卵は完全栄養食ですが、野菜を添えていただくとバランスがよくなりますね。

3/26

雪の下・ユキノシタ・虎耳草

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雪の下は湿った半日陰地の岩場などに自生している植物、1年を通じて摘れる多年草の山菜です。初めて出会ったのは天婦羅屋さん、サクッと揚がった緑と赤の葉色が美しく、形も丸くて可愛らしいのでとても印象的でした。 雪が積もった下でも枯れずに生息しているので「雪ノ下」と言われるそうですが、所以は色々あるようです。 春先の柔らかい時期が調理しやすく食べやすい、解毒作用があるのでお造りの添え物などに良いものです、その他お椀、お浸し、和え物等。生薬では虎耳草(コジソウ)といい、子供の熱冷ましに煎じて飲んだり、葉を火で炙ってはれものなどに貼るなど民間治療薬として使われていました。

3/25

分葱・わけぎ

わけぎは、ねぎ属のねぎとタマネギの雑種で球根性多年草です。広島や島根県などの産直や道の駅に行くと柔らかそうなわけぎがずらりと並んでいます。この季節は肝機能が低下するので、酸味を加えた料理がおすすめ。脾を補う為に、少しの甘みを上手に加えて摂取します。わけぎの酢味噌和えや胡麻酢和えに、タウリン豊富なイカやあさり、おろし生姜を組み合わせると美味しさと栄養価がアップしますよ。アレルギー症状が気になる季節、皮膚や粘膜を健やかに保つわけぎをたっぷりいただきます。

3/23

昆布酢・ひじき・ひじきの梅煮

いつものひじき煮のお味をほんの少し薄めにし、酢で浸して戻したぷっくりした梅干しを入れて炊いてみてください、肝機能が低下しがちなこの季節は、梅が心地よいアクセントになって疲れをとります。酢が梅干しの塩気を和らげ、ひじきに含まれるカルシュウムの吸収をよくする。ひじきは血を補うので、血行をよくして乾燥肌や抜け毛などにも◎。豊富なカルシュウムやマグネシュウム、鉄分は貧血や骨粗症予防によく、繊維は便通を促します。干しシイタケのビタミンDもカルシュウムの吸収を助けるので加えてもよいですね。

3/22

新玉ねぎ

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真っ白な新たまねぎは特に好きな野菜、生でも美味しく使い勝手も良いですね。厚めに切って赤酢みそをつけて食すのも美味、酢に漬けたものも何かと便利、血液サラサラ効果が期待できますよ、生食をぜひ楽しんで下さい。それから新たまねぎとこしょうのオイル煮もおすすめ、水を1滴も使わないのに驚くほど水分が出る。厚手の鍋に皮を剥いて半分に切った玉ねぎを入れ、塩を全体に揉み込んで一晩置いた骨つき鶏もも肉2本をのせ、黒胡椒ホールを10粒、オリーブオイル(大さじ3~4)を全体にまわしかけてふたをし、時々鍋ごとゆすりながら中弱火で40分~1時間ほど煮込む。鶏のうまみを新たまねぎが吸い、新たまねぎは鶏をホロリと柔らかくして全体を甘くします。ここに胡椒が入って、お皿の中をパチンと引き締める。シンプルイズベストの春の一皿です。

3/21

おから・おからのサクサクグラノーラ

畑のお肉と言われる大豆。おからは豆腐を作る時の豆乳を絞ったもので、大豆由来の栄養価(タンパク質、ビタミン、カルシュウム、イソフラボン、レシチン、サポニン)を多く含んでいます、何より繊維が豊富。近所のお豆腐屋さんの豆乳はトロリとするほど濃厚、お豆腐が美味しいわけですね。必然的におからも美味しいので、卯の花やきらずだけでなく、ポテトサラダやコロッケ、ハンバーグ、卵焼き、ミートソース、クッキー、ドーナッツ、パウンドケーキ、マフィン、そのままサクサクに焼いてグラタンにかけたりと色んな料理に使います。発酵食と合わせると腸の前後運動が促進し、便通効果が倍増。おからを天板に広げ、メイプルや蜜を回しかけてオーブンでカラカラになるまで焼き、刻んだナッツやドライフルーツと合わせると美肌効果も高まります。

 

3/20

新じゃがいも・ポテトパンケーキ

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コロッケ作りで余った茹でじゃがいもで、ちゃちゃっとおやつを作る。ホットケーキミックスにチーズと混ぜて焼くとクイックパンケーキの完成、柔らかく練ったバターをたっぷり添えていただきます。ちょっとチーズドッグの味になるので昔懐かしい(揚げるとアメリカンポテトドーナツになります)熱々のミルクティーとメープルシロップは欠かせませんね。柔らかい新じゃがいもは、油少なめの揚げ焼きでも十分なので皮付きポテトフライもおすすめですよ、粗塩にパプリカ、挽き立てのこしょう、ナツメグなどを混ぜたスパイシーソルトをふると最高。学生の頃、悪友達とたらふく食べたシェーキーズの皮付きの円形ポテトフライが、私の中のポテトフライモデル。