井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

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2022.8.12

well-being・美容・健康・食養生・予防医学・中医学教室・食医

井澤由美子・食養生・健康・美容・薬膳・漢方・食薬ごはん・well being・井澤由美子・料理教室

様々なストレスや、偏った食生活に疑問を感じながらもついつい忙しさにかまけてしまう日常。頭痛や肩こり、繰り返す風邪、肌荒れ、アレルギー、深刻な病、気分の落ち込み、倦怠感、やる気が出ないなど現代特有の様々な現象をひき起こす種。日々の生活の中で、私たちは自からこんな症状をつくりだしているのです。

ストレスにどう対処しているか、どんな運動をしているか、睡眠の質はどうか、何を食べているか。こういった事の全てが、穏やかで健やかな毎日を送るための体力(免疫力・自然治癒力)に繋がります。中でも食生活は、私たちの心と体に深い関わりを持っています。

食とは本来、心と身体を癒すもの。予防医学でもある東洋医学・中医学・薬膳・漢方の知識と、現代栄養学を織り交ぜた食の知識を知って健やかな未来を担いませんか?古来から伝わる伝統食や民間療法など、受け継がれる先人の知恵も現代の生活に生かしながら、毎日の暮らしを楽しく豊かに。

自身の体質や体調にあった食事を取り入れる事は、未来をも左右します。自分のエネルギーを効率的に使うためには、どんな食事をしたらいいのかを知ると、思考も明るくポジティブになりますよ。

これらを10月〜から学べる講座がいくつか開講されます。趣旨がそれぞれ少しづつ違います、お好みの講座やお近くの場所を選んでいらして下さい。いずれにしても「お家の食医」をしっかりと目指します。

●「NHK文化カルチャーセンター」 薬膳茶と薬膳お菓子、あるいは薬膳スープを飲みながら、ゆっくりと食養生を学ぶ座学です。まずはご自分やご家族の体質や体調を知って日々に活かしてみましょう。

●「池袋コミュニティーカレッジ」(おうちの食医・一汁三菜で健やかな食養生)旬の食材と食養生の座学が少しあります。広々とした清潔なj実習室で、体と心が元気になる料理教室がメインです。

● 「jukubox」3000坪の中にある有形文化財の趣のある日本家屋は少人数制。塾のようなおも向きですが、しっかりと中医学や養生調理を学びたい方に。ゲスト講師のカリキュラムも含みます。自然と調和を考えるwell-being 、現代版寺子屋です。週によっては、オーガニックファーマーズマーケットあり。

 

 

2022.8.02

家庭の食医・薬膳・漢方・食養生

・井澤由美子・夏バテ・NHK・野菜・薬膳・漢方・食養生・ビタミン・まいにち食薬養生帖・タラトり・冷やしスープ・ヨーグルト・ブルガリア・井澤由美子

8/27「家庭の食医」 NHKカルチャーセンター

14時〜15時半

健やかな食養生(夏編) 一口薬膳スープ付き!

夏の疲れ、体が重い、疲労が中々回復しない。似ていますが、補う食べものは違います。

身近な野菜や薬味を使って身体と心を整える薬膳や漢方の知恵。ご自分の体調や体質を知り、効果的な食材と調理法が判ると心身がとても楽になります。栄養学や番組、著書本等でご紹介させていただいた発酵食やアレンジレシピも織り交ぜて楽しく進行できたらなと思っています。

家庭の食を司る人はお家の「食医」です。食医とは古代中国皇帝の健康管理を一身に任されていた、一番位の高い医師の事。

食養生は誰にでも簡単に出来る予防医学です。日々の食で未病羨望、健やかな未来を担いたいですね。少人数制です、皆様とお逢い出来ますのを心より楽しみにしております。

井澤由美子

2022.7.15

夏の食養生

枝豆・夏も食養生・枝豆・お浸し・井澤由美子・漢方・薬膳・食薬ごはん・夏野菜

夏の食養生

夏は五臓の中で「心」負担がかかる季節です。暑さや湿度で心と体がオーバーヒートしやすい。

心臓は、血液を全身に送り続けるポンプの様な重要な役割が有ります。

薬膳では赤い食材を摂取すると良いとされます(トマト・みょうが・赤ピーマン・パプリカ・すもも・小豆・赤シソ・唐辛子・なつめ・さくらんぼ・梅)、その他、体の余分な熱をとる清熱作用の苦味野菜(ゴーヤ・ピーマン・ナス・アスパラ・アロエ・メロン・緑茶)、水分を排出する利尿作用が高い(トウモロコシ、冬瓜・スイカ・へちま)、免疫力や疲労回復に役立つ(にんにく・生姜・らっきょう・モロヘイヤ・枝豆・緑豆・さやいんげん・オクラ・かぼちゃ・しそ・びわ・桃)などがこの時期に特に食べたい旬食材です。

心が弱るとストレスを感じやすくなりますから、歯ざわりのよい清熱野菜のレタス、ラディッシュ、セロリ、キュウリなど、みずみずしくて辛味や香り、歯ざわりがあるものをパリパリ食べてみてください。リラックスしてストンと気が治まることがあります。そして、暑いからと冷たいものばかり食べると夏バテの一因となります。胃が適切に動く温度は体温より1、2度高い38度前後ですから、身体を冷やしすぎると機能しにくくなります。体の余分な熱は冷まし、胃腸は冷やしすぎないよう、薬味などを上手に組み合わせ、あっさりしたメニューを心がけます。ふだんからケミカルなもの、脂肪甘過多、漂白されたものを避け、食物繊維が豊富な旬の野菜、果物、海藻、玄米、豆類などを意識します。

2021.4.12

セロリ・春の不調・春の養生・薬膳・漢方

春野菜・セロリ・キャベツ・春・薬膳

春に起こりがちな症状には、イライラ、頭痛、のぼせ、目の充血などがあります。寒暖の差などからも自律神経が乱れて落ち込みやすくなるなど、様々な症状が現れる。毎月の生理や出産などがある女性は、特にケアが必要な季節です。春の高ぶったこれらの症状を緩和する働きがあるのは「酸味」。脾を補う為に少しの甘味も必要ですが、今出回っている柑橘類や苺などは、酸味と甘味が含まれ、ビタミンCも豊富なので最適です。そして、もともと薬草だったセロリもお勧めです。香り成分にはストレスを軽減し、キャベツと同じようにビタミンuも含まれているので、胃の粘膜を修復する手助けもします。特に栄養価が高い葉は、刻むなどしてぜひ調理して下さい。カリウムも豊富、血圧が気になる方にもお勧めの野菜です。
セロリと柑橘のフレッシュサラダの作り方です。セロリの筋を取ったら新玉ねぎと薄切りにして、冷水でパリッとさせ器に盛ります。柑橘類と塩麹(塩)、胡椒とオリーブオイルを小瓶などに合わせてシェイクし、乳化させます。美肌効果もあるこのドレッシングを好きなだけかけて出来上がりです。柑橘の香り、酸味、甘味とセロリを合わせると、気の巡りを良くする相乗効果が生まれます。春には酸味が大事なので、酢や梅干しもお勧めですが、少々の甘味でケアする必要があるのを忘れないで下さいね。
黄帝内径に「春は肝に応じ、病は頭部にある。病変は肝経にあり、その治療穴は頭頂部にある」と有ります

2021.4.01

wellness・季節の食養生・薬膳レッスン・NHKオンラインレッスン

漢方・薬膳・中医学・東洋医学・健やかごはん・食養生

NHKオンライン教室「季節の食養生・薬膳レッスン」が始まります。テーマは「体質別・薬膳の知恵で健やかに暮らす」。判りやすい図形でご説明する、中医学の基本の陰陽五行説と気・血・水などの基礎を学びながら、まずはご自分の体質を知っていただきます。実際に暮らしの中に役立つ食養生や、生活養生を取り入れながら、日常に役立つ緩やかな中医学食養講座です。
日々食べるもので人はできています。食の知恵があると無いとでは全く「生きやすさ」が違います。食材の持つ効能や食べ合わせ、調理法などを知ると、巡る季節を楽に過ごせます。未病や病後、風邪や体調を崩した時などのいざと言う時にも慌てずにすみます。薬膳の知恵、発酵食、現代栄養学、日本の民間療法も組み込んで、免疫力を担い、自然治癒力を高めて「原気」を養う。
四季の養生法に加え、身近にある食材で作る日々の献立やレシピ、発酵食や旬の保存食作りも組み込んだ四季を感じるレシピも学べます。
月がわりのオーガニック薬膳茶をお送り致しますので、召し上がりながら、緩やかな雰囲気の中でお楽しみ下さい。第1回目は5月からです。詳しくは、NHKカルチャー横浜ランドマークタワー教室「季節の食養生・薬膳レッスン」までお問い合わせ下さい。TEL045-224-1110

2021.2.20

NHK文化センター「免疫力UP!心と身体を潤す春の食養生」

・漢方・薬膳オンライン講座・漢方・薬膳講座・漢方・薬膳・生薬・オンライン講座・薬膳スクール

皆さま、お健やかにお過ごしでいらっしゃいますか?
大変な状況ですが、こんな時こそ自分や家族の自然治癒力を上げて元気に乗り切りたいと思います。例え体調が悪くなったとしても、免疫力があれば回復力も高まります。ご家族の健康の為に食事を作る人は、家庭の「食医」です。普段の食材のお惣菜でも、少しの食の知識があると効率よく体に吸収でき、いつもの料理も楽しくなります。

「NHK横浜文化センター(ランドマークタワー)教室」主催の(リアルオンライン講座)が3月・14時半〜16時にあります。詳細はNHK横浜文化センターのホームページをご覧ください。

「NHk柏文化センター教室」主催の(リアルオンライン講座)「春の薬膳」が3月16日・13時半〜15時にあります、詳細はNHK柏文化センターのホームページをご覧ください。

漢方・薬膳は日常に役立つ食薬の情報が満載です、特別なものでも難しいものでも有りません。
四季を通して自然治癒力をあげる以外に、美容にも良い情報なども豊富です。まずはご自身の体質を知って、体調にあった食材や食べ合わせを知り、未病、アンチエイジングなどにお役立て下さい。

各お教室から、JAS認定の安心安全有機茶をお送りさせて頂きます。季節のダメージをケアする薬膳茶をブレンドし、それぞれの効能について解説します。このお茶を入れてお味や効能を味わいながら、リラックスしてご受講下さい。画像越しですが、皆さんとお会い出来るのを楽しみにしております。

写真はマガジンハウスクロワッサンさんに掲載した身近にある効能の高い食材達、ご覧の通り、漢方・薬膳は、親しみやすいものです。素材の効能を知ってご自分の体質に合わせ、自然治癒力や美を高める食の知識を知る。今日食べたもで、明日の自分が作られています
ご一緒に楽しんで、食養生の知識を増やし、日常に取り入れてみましょう。本当の食養生は、旬の食材を取り入れた日々の美味しい食卓です。

  

2020.11.09

Hanako WELLNESS 免疫力アップBook 漢方・薬膳

漢方・薬膳・マガジンハウス・hanako免疫力アップBook・薬膳酢・発酵食・酢

本日発売のマガジンハウスHanako Wellnessは、自分で自分を守るための 「免疫力アップBook」。
「スプーン1杯で体がよみがえる!」体と心を癒す「薬膳酢」をご紹介させていただきました。材料は世界最古の発酵調味料のお酢、旨味やカルシウムの昆布、薬膳のプリンセスと呼ばれる効能の高いクコの3つだけです。
酢は内脂肪を減らし、疲労回復効果を担う効能があり、昆布のカルシウムは酢酸カルシウムになって骨を強くし、枸杞子の美容効果や眼精疲労を緩和す効能が合わさって体を潤す手伝い高めます。何より旨味と甘味で料理につかいやすく、常温で保存出来るので気軽です。
薬膳・漢方がまずくて苦かったイメージは過去のこと。日々続けられる美味しくて体に優しい食卓が本来の薬膳です。毎日口にする食事なのだから、より良い知識をちょっぴり取り入れて美味しくいただけば、健やかな未来にも役立ち、料理も楽しくなります。薬膳丼からデザート、体を元気にする身近な食材や食べ方もご紹介しています。
この本では色んな角度から免疫力を上げる情報がアプローチされていて、ビューティーグッズが55。その他ストレッチや、質の良い睡眠、人気の台湾茶などのお取り寄せ情報、癒され宿情報なども掲載。健やかな心と体へのお手伝いをします

2019.11.12

薬膳・薬膳料理教室・中医薬膳学

漢方・薬膳・アンチエイジング・薬膳料理教室・老化防止・美容薬膳

今日の北京中医大学日本校(現中医学院)での授業は、中医薬膳学の定義と内容、食物の四性五味、作用、帰経、昇降などの講義をさせて頂きました。そして、献立のたて方と調理実習。蒸して乾燥させた島根県の手詰み棗がちょうど出来たので、棗を入れた薬膳茶を飲みながらの進行です。
この季節は、寒さが増すにつれ、気血が滞り、寒邪の影響で冷えが伴い、骨の傷みや血管に纏わる症状が起こりやすくなります。そして生命力の要である腎においては、五臓六腑から受け取った精を貯蔵する機関、しっかりと養生したいものです。
今月の薬膳テーマは「腎」。腎の衰えは、耳が遠くなる、足腰が弱まる、白髪が増えるなどの老化現象が顕著に現れます。老化現象を緩やかに進める事は、アンチエイジングにも繋がるので、腎をケアする献立は美容薬膳になります。
日々の食事はバランスが一番大切ですが、冬は特に黒い食材の黒豆・黒ごま・海藻類・栗・うなぎ・牡蠣・きのこ類・レバーなどをとり入れます。その他には、山芋(山薬・さんやく)なども滋養が高いのでお勧めです。
先天の精(せんてんのせい)とは両親からいただいたエネルギー、成長と生殖を司り、生まれた時から備わっているものです。後天の精(こうてんのせい)は、食物や飲み物などから臓腑組織に栄養を行き渡らせ、自分自身で腎に貯蔵し、養っていく精です。人は食べたもので出来ている、食を知る事は生きやすさに繋がります。
薬膳とは、未病を防ぎ、体質を改善し、自然治癒力を高める手伝いをする食の知恵の集結です。肝腎要(かんじんかなめ)の腎、しっかり養生して健やかに暮らせるよう心がけたいですね

2018.10.09

白木耳・薬膳コンポート・美肌

薬膳デザート・白木耳・しろきくラゲ・美肌・美容食・漢方

白キクラゲは肌を潤す効果が高いので、薬膳では貴婦人の美容食と呼ばれています。滋養強壮作用も高く、食物繊維もとても豊富です。日本では乾燥ものが一般的ですが、生の白キクラゲ(ヒダのあるもの、耳を大きくしたような形の銀耳)も栽培されていて、ネットなどで購入できます。スーパーで見かける白キクラゲを購入する時は、出来れば大ぶりのものを選びましょう。一般的にはさっと茹でて中華のデザートなどに多く見られる白キクラゲですが、サラダや酢の物にも良いものです。美味しい食べ方ですが、たっぷりの水で1時間半くらいコトコトゆっくり煮て充分なとろみが出るまで下茹でします。肌を潤したい時は、手羽先、セロリ、生姜薄切り、黒胡椒を加えて更に煮込み、じゃが芋やカリフラワーなどのビタミンCと合わせてさらなる美肌スープに。
デザートには、杏仁粉と氷砂糖、ミルク(好みで生クリームを加える)と合わせて、咳止めを担った美味しいデザートにしても。写真はたっぷりのシロップと柿を合わせた体が潤うデザートです。

0202.10.25

梨・蒸し梨・喉の不調・薬膳

梨・梨・薬膳・咳止め・喉の不調

梨は「涼」で少し体を冷やす果物で、気経は肺・脾・胃に入ります。梨は、日本でも喉の不調や声の枯れによいとされていますね、口の渇きを軽減し、お酒も解毒します。
喉に不調があり、体調が優れない時には、体を冷やしたくありません。そんな時の薬膳、「蒸し梨」をご紹介します。梨を皮ごと半分に切って、蒸し器に入れます。そのまま蒸しても良いですが、棗(なつめ)を落とし、氷砂糖や好みのスパイスを置いて梨に透明感が出るまで蒸すと美味しいデザートになります。甘みはハチミツやメイプルシロップでもいいでしょう。シャリシャリとした食感が変わります、日本の皆さんに蒸し梨は珍しいと思いますが、体も冷やさす簡単な思わず美味しい食べ方です