井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2017年 5月の記事

5/30

スペアリブ&焼肉(やきにく)・バーベキュー

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アウトドアを楽しむ機会が増えてきましたね、大人にも子供にも人気の骨つきスペアリブはお勧めです。骨にかぶりつく醍醐味も緑の中ではさらに美味しく感じます。スペアリブ専門店の1番人気は醤油味、似た味を再現できますよ。密封袋にフォークで穴を開けたスペアリブ、3倍濃縮のめんつゆ、潰したにんにく、ガラムマサラは多めに加えて袋の上からよく揉む。後は現場に持って行くだけなので、前夜に作って冷蔵庫に入れておけばOK、翌日には調度味が染みて柔らかくなっています。もう1つ大人に人気なベトナム焼肉のご紹介、焼肉用400g、ナンプラー、醤油各おさじ1、きび砂糖小さじ2、塩、胡椒各少々、つぶしにんにく1、あればレモングラス3本をよく馴染ませる。こんがり焼いてサニーレタスやミント、シソ、玉ねぎなどお好みの野菜をたくさん重ねて包み、ナンプラー小さじ1、きび砂糖小さじ2、レモン果汁大さじ1〜好み、みじん赤唐辛子適宜を混ぜたタレでいただくと最高!

5/29

杏(あんず)

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杏の実がなっている下を通ると、香に気づいて立ち止まってしまいます。梅とはまた違う甘い香りが漂って何とも幸せ、色も素敵ですね、見た目からもわかるようにカロチンが豊富。ジャムにしても、干してもよいし、オリーブオイルと黄色いパプリカと煮て冷やすと美味しい冷静サラダになります。杏には粘膜をうるおす効能があり、種は漢方薬の原料、杏仁で杏仁豆腐でも有名ですね(生では食べられません)白きくらげと氷砂糖は肺をうるおす食材ですが、水を加えて2時間くらいゆっくり煮るとトロトロになります。そこへ杏仁の粉を加えると咳も止まる美味しいデザートになりますよ。冷たくても暖かくてもお勧め、生クリームなどお好みで加えて下さい。

5/27

新蓮根(しんれんこん)

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日中は暑いくらいなのに、夜はまだひんやり。体調管理が難しくてなんだか喉が痛くなりそう、でも薬を飲むほどではないなぁなんて時ありませんか?そんな時は民間療法で昔から薬効が伝えられているれんこんの出番。新れんこんは早生で築地市場などでは、5月ごろから熊本産、徳島産、茨城産〜の順で店頭に並びます。真っ白で、切り口をみると水がしたたるような水々しさがあり、シャキシャキした爽快感が何とも心地よい。きんぴらやサラダなどにうってつけですが、喉には皮ごとすりおろして椀物などにしていただきましょう。小鍋に1人分約150ccの水と大さじ2のれんこんを入れ(タワシでこすり洗いして皮ごとおろす)一煮立ちさせるとトロミが付き、透明感がでてきます。醤油少々で味付けし、おぼろ昆布などを加えると喉の痛みや、痰の暖和にきく簡単椀物になります。お米は入っていませんがまるでお粥のような食感なので、小さいお子さんやご年配の方にもお勧めですよ。れんこんの特有の粘りは胃腸を保護し貧血の予防にもよいそうです。れんこんを料理する時は、酸化して黒くなるので鉄製での調理はさけます。

5/26

冷やし中華

日中が熱くなり、もうすぐ「冷やし中華始めました」の文字がお店でも見かけるようになるでしょう。ラーメンのイメージがある北海道では「冷やしラーメンあります」を見かけ、関西地方一部では「冷麺」(韓国のではなく、単純に冷やす麺の略だそう)と壁のメニューにのっており、東海地方ではコンビニで冷やし中華(マヨネーズが必ず添えて販売されている)が出始め、それぞれ特色があってちょっと楽しい。どれも野菜がたっぷり、食欲増進と疲れをとるために酢を効かせたさっぱり麺は、暑い季節を乗り越える為に考案された麺料理。麺を茹でたらシャキッと氷で〆め、水気をしっかりきって器に盛り、たっぷりの野菜やハムを刻んでのせる。冷やし中華のタレの作り方=醤油大さじ4、酢大さじ3、きび砂糖大さじ2、ごま油大さじ1半〜2(あればカシューナッツをすったものか練りゴマを少し加えるとコクがでる)を混ぜて麺にかけ、柔らかめの辛子を多めに添える。ごまはそのままかけるより、乾煎りにしてする(手でつぶしても)と香りが立ち、身体に吸収されやすくなる。酢と合わせることでゴマのカルシュウムも効率よく摂取できます。最後にギュッと柑橘類をしぼると爽やかですよ。

5/25

しらす・しらす干し・ちりめん

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しらす好き。海辺に行ってしらす漁があったらとってもラッキー!天候やその年によってまちまちなのは桜海老漁も一緒ですね。鮮度が命の身体が透き通った生しらす、漁師さん達はその為に漁が終わると全速力で帰るとうかがいました。とれたての生しらすを釜茹でしたものが釜茹でしらす、それを数時間干したものがしらす干し、長く天火干ししたものがちりめんと言われています。しらすの産地ではパスタやピザ、トーストなど日常使いにたっぷり使えて羨ましい。私はこれ以上入れたら握れないかも〜と思うくらいしらすを入れてふんわり握ったお結びや、ご飯にのせていただくのがやっぱり好きです。

5/22

メロン

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メロンは本当は果菜(野菜)の定義。しかし市場や栄養学上の分類では苺やスイカと同じように果実、果物として取り扱われます。一般的にメロンは糖度が高い果物というイメージですが、割と色んな効能があるんですよ。メロンにはカリウムが特に多く、ナトリウムを排泄する作用があるので、高血圧や動脈硬化などの予防に効能を発揮しますよ、メロンのビシソワーズはよい組み合わせで、配合がよければとても美味しいジャガイモのスープになります。ワインのお供としては生ハムメロンがいつの間にか市民権を得ましたが、メロンと生ハム両者が食べごろの熟し加減でこその美味しさですね。旬のメロンをポンと割って種を取り、ビンごと凍らせたトロリと冷たいジンでジンメロンもアダルトでいいし、アイスを乗せて本物メロンクリームソーダも楽しい、オススメはキリッと冷やしたメロン、少し辛味のあるオリーブオイル、摘みたてバジルのバジルメロン!

5/20

蕗(ふき)

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食物繊維たっぷりで独特の食感の蕗。鮮度が落ちやすいので購入したらなるべく早く調理しましょう。大体1、5㎝前後のものが食べやすく、香りも良い気がします。葉を落とし、まな板にのせて塩をふって上下に転がして板ずりし.沸かした湯に太い部分から入れて1分半ほど茹でて冷水にとり、冷めたら切り口から引くようにして皮を剥く。これを出汁で炊いたふき煮は翡翠色で見目麗しくおもてなしにも◎。少し汗ばむ日には生姜少々を加えた歯ごたえの良い蕗の甘酢漬けなどは、清々しくておすすめ。

5/19

よもぎ餅(草餅)

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新芽のよもぎを見かけるとついつい手にとってしまいます。よもぎはよく洗って汚れを取り除き、硬い部分があれば落とします。大きめの鍋に湯を沸かしてよもぎと重曹少々を入れて茹で、冷水にとる。後は水気をしっかり絞ってハンドミキサーにかけるか、包丁で細かく刻めば下ごしらえは完了。よもぎには炎症作用や止血作用もあるので、傷や虫さされには葉をもんで貼るとよいそう、お風呂に入れる風習も昔からありますね。邪気を払い、神経痛や肌荒れにも効果があり、婦人病にもよいようで韓国のよもぎ蒸しなど有名ですね。つきたての柔らかい餅を香ばしく焼いてお醤油をひと垂らし、苦味のような緑香が口いっぱいに広まって元気がでます。

5/17

ミント・ハーブ・モヒート

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そのモヒートに出会ったのは、ベトナムREXホテル屋上のBAR。たくさんのミントを使い、酸味が少ないベトナムレモンを絞って、甘みはほんのり。クラッシュタイプの氷でなければあの感じは出ないし、気温や湿度もおいしさを手伝うだろうけど、とにかく何かが一つ違えば、間違いなく美味しさが半減してしまう。REXのモヒートはベトナムにしてはとても高いけれど、フレッシュな清涼感は疲れた身体に心地よくしみわたる。今も昔もそれ以上のモヒートにはまだ出会えていません。いつかラ・ポデギータでヘミングウエイが愛したモヒートも飲んでみたい。ミントは消化促進効果や緊張を和らげるので旅先でもお勧めのカクテルです。

5/16

SALT(塩)

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塩は世界中にあるもっともシンプルで重要な調味料、血液を浄化する効能もありまます。日本では精神性も高く、料理以外に相撲やお葬式後の清めの塩、邪気を払う盛り塩などに使われますね。この上なく素材を引き立てる塩が私は大好き、旅するたびに出会ういろいろな塩達を集めています。余った木材で作った塩棚もいつしかいっぱいになってしまいました。漁師さんが沖に出て海水を汲んで作る売り物ではない海塩や、何日間も煮詰めて造られるキレイな島の職人の塩はとっておきで、宝物です。こだわり食材店で出会った三重の岩戸の塩、シャリシャリのフレーク感がアクセントになるイギリスの塩、藻塩やゆかり、山椒塩、レモン塩など季節に合わせて香りや旨みを含む塩を作るのも楽しみです。好きな塩はどれも自然なもので甘みが奥底にあり、ミネラルもたっぷり。私にとって塩はただの調味料ではありません、一生です。