井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2021年 9月の記事

9/1

くるみ・胡桃・ナッツ・食養生・漢方・薬膳

脳を活性化させるくるみ。薬膳ではボケ防止に良いと昔から言われています。手軽に摂取できるのも嬉しいですね。私はいつもドライフィグ(イチジク)や国産の自家製ドライナツメなどを一緒に小袋に入れて持ち歩き、小腹が空いた時に口にしています。
鯛茶漬けのタレにもくるみが必需品です。砕いたくるみ、カシューナッツ、ゴマを、順に加えて焦げないように弱火で乾煎りし、すり鉢でよくすります。濃いめの麺つゆで好みの味に伸ばし、新鮮なお刺身をくぐらせる。後は、熱々ご飯にのせ、おろしわさびや海苔を好みで添えれば贅沢なお茶漬けの出来上がりです。
くるみはナッツの中でも必須脂肪酸のオメガ3を多く含みます。血流の改善を促したり、コレストロール値を下げるなどの他、良質な脂分が腸を潤し、豊富な食物繊維で便秘改善にもお勧めです。1日に口にするだいたいの分量は、7、8粒くらいが目安のようです