井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2020年 8月の記事

8/3

トマトの麻婆豆腐・トマト・美肌レシピ

美肌レシピ・トマト・夏野菜・トマトの麻婆豆腐

暑い日にいただく冷たいトマトは喉を潤し、甘みと酸味が心地よく美味しく感じます。ベランダ菜園のトマトや唐辛子も完熟しています。刺激的なものが食べたくなったので、今日はトマトの麻婆豆腐を作ります。唐辛子に含まれるカプサイシンが発汗作用をもたらし、ダイエットにもよい一品です。絹ごし豆腐1丁300gはさいの目に切り、80度くらいの湯で温めておく。フライパンにごま油、ひき肉などに(またはこま切れ肉)100gを入れて脂がでるまで炒める。豆板醤大さじ1を加え、刻んだ香味野菜適宜(ねぎ、生姜、にんにく)を炒める。酒、醤油、オイスターソース各大さじ1、甜麺醤(味噌と砂糖でも)少々を馴染ませたら、水150cc、鶏がらスープの素大さじ1、水溶き片栗粉を混ぜながら加える。とろみが出たら豆腐とトマトを加えて数分間煮て、好みで山椒やラー油で風味をつけて出来上がり。
トマトは食欲増進効果も期待できる夏野菜。赤い色素成分のリコピンと豚肉のビタミンB1、にんにく、生姜で美肌や疲労回復も効果的に上がります

8/2

土用の丑の日・うなぎ・鰻・スタミナ

うな茶・うなぎ・鰻・土用の丑の日・unagi

2020年の夏の土用の丑の日(どようのうしのひ)は2回あり、本日は2回目の土用の丑の日にあたります。土用とは陰陽五行説と暦を合わせたもので、春夏秋冬の季節が始まる18日間の期間を指し、今日は立秋前の土用です。
今年は長雨で8月に入ってやっと梅雨明けしましたね。夏バテしないように滋養をつけたいものです。うなぎは食べると確かに元気になりますが、心理的イメージもあって、心も元気になる気がします。
昔から薬味として山椒を添えてあるのは、美味しさと香りのためですが、胸焼けを防ぐ効能があるからです。
うなぎはビタミンAが豊富、皮膚や粘膜を健康に保ち、ドライアイや疲れ目などの改善にも効果が期待出来ます。
スーパーなどで購入した時は、フライパンに入れて酒少々を全体にふり、フタをして蒸し焼きにすると臭みが取れてふっくらします。シメにはおろしたてのわさびをたっぷり添え、冷たい緑茶を注いだうな茶漬けもこれまたオツ。