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ホヤ・赤ホヤ
藤の咲く頃が美味しいと言われ、海のパイナップルとも呼ばれるホヤ。貝類でも魚でもなく、脊索動物で、おたまじゃくしの様に泳いでいますが、成体になると海底の岩に張り付いています。小樽の市場で見かける旬の赤ホヤは、鮮やかな朱色がまるで高級なアップルマンゴーの様。むき方は簡単ですよ、ツノの様に尖っている頭部の突起部分2つを切り落とし、穴からハサミを入れ縦方向に切ります。外側の硬い部分から中身を取り出し(ホヤは水で洗わないそう)、包丁で開いて黒い部分を取り除き、後は食べやすく切るだけです。ほんのりしたほろ苦さを感じますが、ホヤは苦味、塩味、酸味、旨味の5つを持つ珍しい海の幸なのだとか、独特の食感も美味しさの内ですね。三杯酢につけて冷やし、少しのおろし生姜か山わさびを添えていただくのもお勧めです。ホヤの天婦羅も粋、どちらにしても日本酒の恋人と呼ばれる訳に納得です。ホヤは疲労回復に良いそうです