井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2018年 3月の記事

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味醂・みりん・伝統調味料・発酵調味料

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疲れたなぁと思った時に、みりんをいただく事があります。甘酒も良いですが、甘露なみりんがスッと心地よく喉を通るので、寝酒に少し。
もち米を9割、うるち米を1割の割合で作った、熟成した味醂はそのまま飲んでもとても美味しいものです。
みりんは、甘酒と同様に、飲む点滴とも言われるほど滋養が高いのです。みりんは昔は砂糖より入手しやすく甘口の高価なお酒として飲まれていました。実は、お正月にいただくお屠蘇(おとそ)は、みりんや日本酒に数種の薬草をブレンドした屠蘇散(とそさん)を漬けたものです。
「密醂」「美醂」とも書かれるみりんは、時代を経ていつしかコクのある調味料になり、お料理に使われることに。上質なみりんはさっと煮詰めるだけで、品のよいシロップにもなります。手間暇かけて丁寧に作られる日本の伝統調味料は技の巧み、身体にも優しいので使わないのはもったいないですね。卵焼きに加えればふんわり仕上がり、肉や魚にみりんベースのタレを煮からめれば、つやつやの照りが出て、なんとも食をそそります。

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セロリ・アンチョビセロリ

セロリ食べ方で私のお気に入りは、アンチョビセロリ。
作り方は簡単! セロリの根元をポキッと折り、ゆっくり引っ張り、スジを取ります。5、6cm長さに切り、更にアンチョビを乗せやすい大きさに縦に切り分け、砕いた氷の上にのせて冷やしておきます。後はアンチョビフィレをのせ、たっぷりのレモン果汁をしぼり、挽きたての黒こしょうをふる。ケイパー入りのアンチョビもありますが、その場合は刻んで一緒にのせるとよいですね。このフィンガーサラダを出しておけば、次のお料理が出てくるまでに多少時間がかかっても皆さんおとなしく待っていてくれますよ。もともと薬草だったセロリには、春先は環境が変わることでストレスを感じたり、寒暖の差で自律神経が乱れやすい時期。もともと薬草だったセロリにはトレスを軽減する効果が期待できます。葉も栄養価が高いので刻んで調理してくださいね。

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玄米(げんまい)・お粥

胃腸を休ませる為に週末はお粥にすることが多いのですが、今日は玄米のお粥にします。まず、ホウロウなどで玄米を焦がさないように炒ります(私は多めに炒って密封保存し、毎日お茶などに少し加えて香ばしさを堪能しています)。その後、たっぷりの水でゆっくりと中弱火でコトコト2〜3時間ほどかけて煮ますが、塩加減で美味しさが左右されますから、味をみながら最後に整えます。玄米は白米より滋養が高いので、疲れた時に時に良いものです。病気の方や玄米を食べなれない方は、玄米は消化しにくいのでお勧めしませんが、お粥ならいいでしょう。お粥なら胃への負担が軽いですよ。