井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2025年 9月の記事

9/3

きのこ・干しきのこ・秋の味覚・食養生

椎茸・きのこ・食養生・薬膳・子実体・健康・健やかごはん・発酵食・旨みたっぷり・おうちごはん・βグルカン

これから益々美味しくなるきのこ類。それぞれに異なる効能がありますが、共通して含まれる成分には食物繊維の一種、βーグルカンが有ります。このβーグルカンは、免疫力をアップさせる作用が知られています。

しいたけは、干すと骨を強化するビタミンDの含有量が増える(日光にあたるとエルゴステリンがビタミンDに変わる)。お天気の良い時に干すだけですが、今の季節なら、風通しの良い場所で5時間位がお勧めです。

金気を嫌うのと味しみが良くなるので、出来るだけ手でさいて干してください。コリコリとして旨味が凝縮、多めに作って冷凍保存しておくと便利です(旨味もuP)。

ちなみに椎茸は水で洗わなくて大丈夫、石づきだけを落として、汚れがあったら優しく拭き取れば充分です。生の椎茸を炭火やグリルでシンプルに焼く時は、軸を上にして焼くと旨味を逃しません。塩を振って焼き、笠の中に水分が出てきたら、焼けてきた合図です。マッシュルームなどは窪みにたっぷりと水分がたまり、グツグツとして見るからに美味しそう(中医学では特に一本足の野菜は滋養が高いと言われていますよ、アスパラやブロッコリーなどもそうですね、出来るだけ取り入れるようにしています)

きのこは数種類合わせるとそれぞれの旨味や食感が重なりあって、美味しさが増します。香りや歯ごたえを損なわない為に、なるべく短時間で調理して香りや歯ごたえも楽しんで下さい。