井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2025年 5月の記事

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ファンケル 初夏の食養生

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“雨音、花の香り、風の匂い”

過ごしやすい気温のなか、静かに降る雨が、心のストレスまでも優しく洗い流してくれる季節。

ファンケルさん6月号の「カラダが喜ぶ!旬レシピ」では、トマトやスパイスを使った、初夏にぴったりのお料理をご紹介しています。

梅雨時は、気圧や湿度の影響で、頭痛や関節の痛み、なんとなくの倦怠感を感じやすくなることも。

そんなときは、旬の新じゃが芋や豆類を取り入れてみましょう。ほくほくとした食感と自然な甘みが、やさしく脾胃を整えてくれます。

さらに、利尿作用のあるそら豆、小豆、ハトムギ、ウリ類なども、体にたまりがちな余分な水分を排出してくれる心強い食材です。

また、ノンカフェインのハーブティー(カモミール、ミント、レモンバーベナなど)を取り入れ、香りとともに心をほぐすのもおすすめ。ゆったりとした“気”の巡りが、心にゆとりをもたらしてくれます。

なお、湿気や冷えは下にたまりやすいため、床に直接座るのではなく、椅子やベッドなど、少し高さのある場所で休むよう心がけましょう。

じめじめとした季節こそ、食と香りで、心と体にやさしいひとときを。

(今日はNHKあさイチさんで、酢を使った簡単レシピをご紹介しましたが、甘味のある甘酢や、柑橘類、苺などもこの季節の養生になります)