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安眠・カモミール・カミツレ・マザーハーブ
ピーターラビットのお母さんは、不調気味なピーターにカモミルーティーを飲ませていました。これは、絵本の中の可愛らしいワンシーン。目覚め時やお休み前のハーブティーとして、昔から愛飲されてきたカモミールは、林檎を思わせる香りや鎮静作用でとてもリラックスするので、安眠を促す作用が期待できます。
だいぶ春めいて来ましたが、寒暖の差や新しい事が始まって、心身の不調が気になる頃。カモミールは別名、マサーハーブ(お母さんのハーブ)と呼ばれるほど安らぎ効果の高い薬草です。ヨーロッパなどでは、古代からその鎮静作用や健脾(食欲不振など、胃に優しく作用する)に効果があるとされ、民間療法でもとてもポピュラーです。
大きく分けるとジャーマンカモミールとローマンカモミールがあり、ハーブティーに向いているジャーマンカモミールは春からが旬(写真はオーガニックカモミール畑)。心身をリラックスさせる効果があることでも有名です、手に入ればぜひフレッシュカモミールティーを楽しんで下さい。
ふんわりと優しいカモミールミルクティーの作り方です。小鍋にお湯をブクブクとしっかり沸かし、紅茶の茶葉とカモミールを入れて煮出します。もしあれば、濃いめのミルクを入れ、沸騰直前で火を止めて茶こしを通してカップに注ぎます。好みで生クリームと甜菜糖や和三盆などで、好きな甘さに調整します。ハチミツやメープルシロップを使っても美味。
電子レンジで作るときは、耐熱カップに紅茶のティーバッグ、カモミールのティーバッグ、吹きこぼれないくらいの水を入れて加熱します。カップごと温まりますし、オフィスなどでも手軽に楽しめます。