井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2016年 3月の記事

3/26

新じゃが芋

新ジャガと乳酸キャベツのポタージュの作り方(じゃが芋は皮付きのまま、かぶるくらいの水からゆっくり茹でる(時間を短縮したければ、洗ってラップに包みレンジにかけて柔らかくする)。鍋に豆乳と茹でたじゃが芋、乳酸キャベツを加えてハンドミキサーで滑らかに攪拌する。乳酸キャベツと豆乳には旨味があるので、調味料は塩だけで充分。器にもって好みで胡椒少々をふる。じやが芋は熱に壊れにくいビタミンCが豊富。胃腸に優しいじゃが芋と乳酸キャベツの組み合わせはとても消化によく炭水化物を含むのでエネルギー補給になり、(病後などにもお勧め)。便通をよくし、疲労回復効果もありますよ。熱々のポタージュを楽しむゆっくりした休日はいかがでしょう。

3/23

発酵食・乳酸キャベツ(にゅうさんキャベツ)2

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乳酸キャベツ(シュークルート・ザワークラウトも仲間)は基本キャベツと塩で作ります。そこに好みのスパイスを加えて保存(スパイスは体に良い効能があり、殺菌効果があります。お好みに調節して楽しんで下さい)。基本の乳酸キャベツに、胃薬でもある丁子(西洋ではクローブ、中医学では丁香)と黒胡椒を多めに入れたバージョンの乳酸キャベツもよく作ります(余談ですが、丁子、シナモン、クコの実を紅茶と煮出すとほんのり甘くてよい香り、何とも安らぐブレンドです)。月並みですが保存食を作る時は、清潔な調理道具(まな板、包丁、箸、トング、袋など)と、消毒した保存容器やビンを使います。保存袋にキャベツを入れて粗塩と砂糖を加え、袋の上からよく揉んだ後、しんなりしたら空気をしっかり抜いて、重石をしっかりおくのもポイントです。3〜6日くらいたち、泡が出て(発酵した泡は見えにくものですが)、酸味をおびた酸っぱい香りや味がしてきたら合図です。保存容器にうつし、冷蔵庫で保存して下さい。

3/3

雛祭り(ひなまつり)・錦糸卵

今日は雛祭り(ひなまつり)ですね。錦糸卵がたっぷりのったちらし寿司は華やかでふんわりした口当たり。卵2個にみりん少々と水溶き片栗粉小さじ1弱を加えてよく溶く。フライパンを熱して、油を薄くぬり(熱くなりすぎたらホットケーキを焼く要領でぬらしたフキンの上に1度置く)、溶いた卵液をフライパンに流して薄く広げて表面が乾くまで焼く、返して数秒焼いて火を通す。これを数回くりかえし、粗熱がとれたら重ねて丸め、ごく細切りにする。やぶれにくく黄色のきれいな錦糸卵の作り方です。中医学では卵はストレス性の不眠によいとされています。