井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

季節の食材を知って、毎日の食生活を豊かに。
食べて元気になれる、栄養豊富な旬の食材を日替わりでご紹介します。

2015年 9月の記事

9/25

味噌(みそ)・味噌だし

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味噌は大豆、麦、米などを蒸して、麹や塩を混ぜて発酵させた日本古来の伝統調味料。味噌だけで沢山の栄養価や効能、効果があります。厚切りの鰹節で出汁をとり、好みの味噌を溶いて椀に注ぐ。香りも、のど越しも邪魔するものは何もない。ただみそ椀を楽しむ、そういう時もあって良いと思う。温かいものをいただくだけで、脾や胃や脳が緩やかに動きだすのを感じます。慈悲深さをゆっくり堪能する一時は、心も穏やかになっていくようです。

9/23

セルフィーュの根・セルフイーユ・チュペロー

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例えようのない風味の野菜でした。じゃが芋、里芋、栗、ヤーコンの4つを足して割ったようなお味。そこにユリ根の食感とウイキョウの香りを足した印象です。少しねっとりとした食感で香りが高く甘みも強い、美味しいとは聞いていましたが、ここまでのエレガントさを持ち合わせた美味さは感動的。
ミニパーティーで出した食通の友人たちもみんなが初めてで、賞賛の嵐。マッシュしたり、ソースで伸ばしても良いと思いますが、ローストや蒸し立てを熱い内にシンプルにいただくのが私のお勧め。元はフランス野菜、北海道自然農法・石狩の畑から届いたセルフィーユの根のご紹介でした

9/20

餅玄米(もちげんまい)

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餅玄米は餅米と玄米両方の長所を持つ玄米。精白した米と違って外皮がついたままなので、マグネシュウムやビタミンB1が豊富。食感はぷちぷちモチモチとして食べやすく、玄米が苦手な方にもお勧めです。
秋のきのこと豚肉の組み合わせで、少し濃いめの味付けのおこわを炊いても美味だし、香ばしい玄米餅にするのもお勧め。餅を薄切りにして炙り、からすみと挟むともう最高!

9/18

乳酸菌(にゅうさんきん)

糖を分解して栄養分にする乳酸菌は、乳酸を生みだしながら繁殖しながら作る細菌です。乳酸菌には、ヨーグルトやチーズなどに含まれる動物性と漬物や醤油、味噌などに含まれる植物性がありますが、幅広くいろいろな菌を日々摂取する事が大切。私の場合、ぬか漬けやキャベツのザワークラウトなどを食べると、腸が喜ぶのがわかります。まさに人それぞれの乳酸菌ですが、とりあえず、目でみて食べたくなるものは、体が欲していることが多いものです。