井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

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2022.1.01

新春・味噌仕込み・小豆味噌・発酵食

味噌・小豆味噌・小豆・発酵食・手作り調味料・食養生・免疫力

本年も皆様が健やかに過ごされますようにお祈り申し上げます、今年も宜しくお願い致します。

四季折々の仕込みもの。寒さ募るこの季節は、雑菌繁殖が少ないので味噌作りには特に適しています。味噌作りは思っているより簡単です。材料は麹、大豆、塩だけ、後は密封性の高いタッパーに入れて寝かせれば美味しい手前味噌の出来がりです。今回はキッチンに馴染みやすくお洒落な色合いとサイズが豊富なtupperware 01 newsカタログで、手作り味噌の作り方をご紹介させていただいています。

材料によって、全く違う味わいになるのが手作り味噌の面白いところ。大豆で仕込む通常の味噌は、じっくり寝かせて旨みを引き出します。好みの塩梅や粒感に仕込めるのも魅力的、発酵食を自分で育てる楽しみもあります。ご家族と一緒に仕込まれるのもいいものです、健やかな食卓の会話にも花が咲きます。

小豆で作る小豆味噌も簡単に作れてお勧めです。大豆と比べると短い熟成時間で作れ、コクと香りが豊か。小豆のデトックス効果などもプラスされるなど、養生的にも嬉しいことがいっぱいあります。煮物、炒め物など普段使いのお料理に気軽に活用でき、ポタージュなど乳製品にもよく合います。(もしも発酵メーカーがあれば、60度で2、3日かけると甘味が立つ柔らかな小豆味噌が直ぐに楽しめますよ。)

2021.12.15

ファンケル・30分以内で完成!キレイも美味しいも健康も叶う

柚子・ゆずこしょう_Yuzu・薬味・柑橘

安心の無添加スキンケア、ファンケル。今号1月号のお勧め食材は、冬の代表魚のブリです。雪降る地方の積雪も本格的になってきましたね、脂がのった濃厚なブリは寒さが増すと共に美味しくなります。

ブリはどんな食べ方をしても美味しい魚ですが、旬の柚子と合わせた幽庵焼きはぶりのコラーゲンと柚子のビタミンCで肌養生力も高めます。海藻や春菊、ねぎなどをたっぷり加えたブリしゃぶなどのお鍋も、この時期ならでは。手作りポン酢の作り方です(みりん大さじ1半、醤油、出汁各50cc、ゆず果汁大さじ1〜2を小鍋に合わせひと煮立ちさせる)

薬膳では、気血を補し体を温める効能があるとされ、冷え性、関節痛、肌荒れなどに良いとされています。DHA、EPA、ビタミンE、良質なタンパク質、タウリンが豊富です。出世魚のブリは縁起の良い魚とされ、御節の焼き物などに共されます。

もうすぐ新しい1年のスタート。微笑みも美しさもあふれる年になりますように。

 

2021.12.11

マガジンハウス・クロワッサン「薬膳の知恵を美味しく食べる」

温活・巡りのいいからだ・クロワッサン・薬膳・漢方・腸活・薬膳の知恵・食養生

今号のクロワッサン12月10日発売号では、温活で叶う!巡りのいいからだの特集です。冬ともなるといくら着込んでも、冷えから体がこわばり、あちこちに不調が。原因は、ホルモンバランスや自律神経などの体の内側からのSOS。

そんなわけで、今月は体を温めて巡りをよくする「薬膳の知恵を、美味しく食べる」のお題でご紹介させて頂いています。温熱効果の高い食材を食べることが大切ですが、その食べ合わせ方、シンプルでも効果的な調理法で、代謝を上げて冷えない体作り。ついでに乾燥も気になるので肌養生も目指しています。

いくら外側など表面的な対処をしても根本的な解決にはなりませんね。水分や食事の取り方、生活習慣、エクササイズで腸活、潤、温、巡りが揃うことで理想の体に近づきます。冷えは女性の大敵、体温が上がる生活を送ると当然ですが、冷えた体より身も心もスムースに楽しく日々を活動できます。免疫力も落ちぬよう、冷えには充分留意して、来たる真冬にも備えましょう。

2021.12.05

JA・チャグリン1月号・魔法の香り塩・食育

チキンソテー・人参サラダ・キッズ・チャグリン・子供ご飯

JAグループ家の光協会さんから発行されている子供雑誌の月刊誌「ちゃぐりん」。今号の1月号では、香り塩の作り方をキッズの皆さんに向けてご紹介しています。身近にあるカレーなどのスパイスや、食欲がわく香りのガーリックソルト、体が温まるジンジャーソルト、ベジタブルソルトなど色とりどりの香り塩を作り、簡単に作れるお料理に展開しています。季節の食材と塩を合わせて作るのも楽しく、また思わね発見もあります。

写真はカレー塩がピッタリなジューシーチキンソテー。実は私が小学生の頃にハマった一皿で、初めて塩の浸透圧によって、肉の水分や臭みが出ることを知った肉料理です。余分な水分を丁寧に拭いて、皮はカリカリ、身はふっくら焼くことが出来た時の嬉しさは今でも鮮明です。今回は当時を再現した、シンプルなスタイリングも担当しています。料理の楽しさにめざめると、日常の畑違いの理りにも興味を抱くようになりました。

日本での塩は調理だけではなく、ものを清めるなど精神性にも深く関わっていますね。人の元気も作る塩の奥深さ。チャグリンでは楽しい漫画になって勉強できるようになっています。

2021.11.21

朝日新聞・ボンマルシェ・冬迎えの美肌スープ

スープ・具沢山スープ・養生・美肌スープ・デトックススープ

朝日新聞11月のボンマルシェkitchen では具沢山の温かいスープをご紹介しています。

今時分をあらわす俳句の季語に「冬始め」と言う言葉があるそうです。自然は確実に冬に向かって動いています。それに合わせて、私たち体も冬を迎える準備をしなければ。乾燥が進む季節なので、コラーゲンたっぷりの手羽先と代謝を助ける発酵食品とスパイス、そして食物繊維やカロテン、ビタミンCを多く含む野菜と合わせた美肌スープでしっかり養生しましょう。白菜漬物と漬け汁を使うのですが、旨味がたっぷりあるので調味料は少しで充分、胃腸にも優しいのです。

仕上げにオイルをひと回し、風味が良くなる上に、腸の蠕動運度促進する手伝いをします。

2021.11.20

ファンケル・30分以内で完成!キレイも美味しいも健康も叶う

白味噌・シチュー・美肌・スープ・ロールキャベツ

安心の無添加スキンケア、ファンケル。12月は「肌にスペシャルなご褒美を」がテーマ。乾燥や寒さが気になるこの頃は、肌や腸の潤いのダメージをケアすることが大切です。そして体を温めることで免疫力を落とさず、次の季節への養生も担います。

今回はまろやかでコクのある白味噌をたっぷり使った温かいメニューをご紹介させて頂きました。白味噌は味噌の中でも麹の量が最も多く、美肌に導く発酵食品です。上品な甘みは料理だけでなく、お餅やお菓子の餡にしたり、フルーツや乳製品、ホワイトチョコレートなどとも相性が良いので、日常的に美味しくいただくことが出来ます。

寒い日にまったりとした白味噌のお味噌汁はホッと和みす。里芋、ごぼう、白菜、人参などはことのほかよく合い、辛子を少し添えると上等です。疲労を感じた時は、小松菜や豚肉に少しおろしたニンニクを加えた白味噌シチューなど回復が早まる手伝いをします。豆乳やコラーゲン豊富な鶏肉、じゃが芋と合わせるとさらに美肌効果を上げます。

2021.11.18

美st・お節・お正月料理・美容食

黒豆・田作り・なます・美肌料理・御節・薬膳・美容薬膳・漢方・光文社・美ST

光文社・美ストリー1月号では、美養生お節をご紹介させて頂きました。「美養おせち3種の神器」と題していただき、すっきりとした煮汁の黒豆(血流を良くし冷え改善、老化防止)、スーパーフードと酢の物の組み合わせのなます(内脂肪を減らし胃腸を整え、酒解毒)、カルシウム豊富な田作り(美肌、物忘れ防止、骨元気)の3つです。

簡単なステップで作れるレシピでなので、初めての方にもトライしやすくなっています。お節は重箱に詰めなくても良いのです、とにかくこの3つだけ作って小皿に盛ればお正月はきます。見た目も鮮やかです、気に入りの器やお弁当箱に入れても様になります。葉物を添えれば益々気分も盛り上がるでしょう。

普段のお惣菜にもお勧めの保存食でもあります。食材の効能なども書いてあるので、宜しかったご覧ください。表紙は女優の黒木瞳さんです。

2021.11.12

朝日新聞・蒟蒻・腸活・ダイエット

ヘルシー・ダイエット・食養生・デトックス

朝日新聞ボンマルシェさんにて大好きな蒟蒻料理をご紹介させて頂きました。日本こんにゃく協会さんとのタイアップですが、日頃からこんにゃく料理を気軽に作っているので楽しい撮影です。こんにゃくは、お腹のほうきとも呼ばれる食材、オイルを使った調理法にすると腸活により効果があります。薬膳では解毒効果の高いデトックス食材とされ、体のメンテナスや肌荒れ時などに特にお勧め、私は週末に意識的に取り入れて食卓に上げています。

カロリーが低く、糖尿病の方にも良いこんにゃく。いつもの味噌田楽や煮物の他に、糸蒟蒻はチャプチェや生春巻き、トマト煮込み等、刺身こんにゃくに至ってはおしゃれなサラダなどでも楽しめます。柚子と白味噌の辛子ソース、グレープフルーツのドレッシングなどと合わせれば美肌効果も抜群です。

2021.11.03

家庭画報12月号・漢方・薬膳・美肌スープ

家庭画報・12月号・

今月の家庭画報さんでは、美容、美肌スープをご紹介させていただいています。何気ない組み合わせですが、いただくと心と体が潤っていくのがわかります。私の体質には、合っている調合と調理方です。自分の体質や体調に合わせて食材を選び、献立を考えることが薬膳。食薬を知ると楽しくなり、いざという時にも慌てません。今回ご紹介のスープは、爪が割れやすい方や髪のぱさつきが気になる方にもお勧めの一皿です。更に肌を潤したい時には植物コラーゲンの「桃の樹液」を加えて養生します

2021.10.13

豆の日・朝日新聞・ボンマルシェ

豆・豆類・白豆・小豆・赤豆・滋養

10月13日は豆の日!
古来13夜の月見は収穫に感謝する意を込めて「豆名月」といわれました。その故事にちなんで、10月13日を「豆の日」となったそうです。
今朝の朝日新聞朝刊一面に、日本豆類協会さんと料理研究家のコウケンテツさんと豆についてお話しさせていただいた記事が出ました。これは、9月末に朝日新聞浜離宮ホールでのトークイベントが開催予定でしたが、この度は新聞だけとなりました。
様々な豆の栄養や活用法についてのディスカッションは、私自身大変勉強になりました。
お味噌や醤油などの調味料を始め、納豆やテンペ、煮もの、スープ、サラダ、酢の物、お茶等、豆に関わる食物を日々口にしています。お腹を汚さずに良質なタンパク質が摂取できる豆製品は、免疫力を上げる手伝いをし、心も健やかに担います。
調理もお鍋に任せてしまえば簡単、多めに茹でて小分けにし、冷凍すればいつでも使えます。最近ではほくほくとしたドライパック(蒸し豆類)も販売されていますね。豆類から活力や元気をもらっている事を改めて感じ、豊かな食生活に感謝が募りました。