井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

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2022.3.20

kadokawa・レタスクラブベストレシピ

ベストレシピ・WEBレシピ・kadokawa・レタスクラブ・傑作レシピ集・

「レタスクラブWEB」は、毎月のユーザー数が1200万人、最大PV数が1億PVを突破する人気生活情報サイトです。雑誌レタスクラブでご紹介した料理レシピや、WEBオリジナルの料理レシピなどを多く掲載しています。

この新本では、レタスクラブWEBユーザーの皆さんから支持されたレシピが紹介されています。忙しい方々に人気の簡単美味しい傑作レシピ集で、ボリュームおかず、安うま肉でメインおかず、ほったらかしおかずや、不動の人気のレジェンドおかずなど、テーマごとにわかりやすく載っています。私も煮物や揚げ物、保存食など多数ご紹介させて頂いています。献立に迷った時などにもぜひお役立て下さい。

 

 

 

2022.3.16

旨味の未来を考えるシンポジウム・UMAMI・食育

旨味シンポジウム・旨味・食育・umami
本日は「旨味の未来を考えるシンポジウム」で旨味についてお話しさせていただきます。このシンポジウムには醸造家、料理人、学者、生産者、料理家など様々な食の分野に携わる方々が登壇しています。
甘味、酸味、塩味、苦味と並ぶ基本味の一つであるうま味。日本の和食には欠かせない、昆布、鰹節、煮干し、発酵調味料などを基に、旨味の奥深さを様々な視野や見解から「食・旨味の魅力について」を紐解きます。13時〜17時までのオンラインセミナーです。
私は食育の視点からもお伝えしたいと思います。座右の銘は「心に通ずるものは胃を通る」。食卓とは体も心も育まれる、人の土台を形成する場所。積み重なった思い出は、心折れない強い志も作るのではないでしょうか。食べたものはその人になり得る。日本の底力でもある先人の知恵の結晶のような伝統食について、そこから生まれる栄養や旨味について。
自然や作り手さんにも想いを巡らせながら温かく豊かな記憶となって、次世代から次世代へとバトンが繋がっていくことを願っています。

2022.3.13

NHKカルチャー文化センター・春の健やかな食養生・薬膳講座

薬膳・漢方・食養生・薬膳スープ・薬膳茶・春の薬膳・食薬ごはん・井澤由美子

春は五臓の中で、肝に負担がかかりやすい季節です。冬に溜め込んだ老廃物や脂肪などを解毒するのが肝ですから、この季節、フル回転しています。肝臓は、取り入れた栄養素が体に吸収されやすいように変化させる役割と、アルコールやニコチン、毒素などを中和する役割を担っています。肝機能が停滞すると、様々な器官に影響が出てしまいます。

春は新しい環境におかれることが多く、その変化からくる緊張感や不安感、焦り、度重なるイライラなどでストレスがたまりやすい。寒暖差の影響もあり、自律神経が乱れやすい季節でもあります。肝臓は自律神経や情緒と密接な器官ですから、肝機能を補う食を心がけて養生します。

今日は健やかに過ごせる春の食養生の講義に加え、胃腸を優しく労わるスープやシチュー、肝を補うリフレッシュジュース類、薬膳茶、薬膳菓子などのレシピと共に、ゆったりとした時間の中で皆さんと楽しい時間を共有させて頂きました。

疲れると気が滞りやすくなります。元気、気分、気合い、などの「気」とは、健やかに生きる最も大切な心の源です。良い気をいつも巡らせる心構えは、自律神経をたくましく保ちます。良質な睡眠も大切です、朝のルーティンから少し見直すと、気力、体力を向上させる手助けになります。

2022.3.05

旭化成・HEBEL HAUS・発酵食

井澤由美子・発酵食・健やかご飯・食養生・

HEBEL HAUSの HEBELIAN NETは住まいと暮らしに役立つWEBサイトです。ロングライフを叶える暮らしの提案〜発酵を楽しむ〜心身を元気にする発酵食。

「発酵食は体に良い」と耳にするものの、その種類や健康効果はさまざま。普段の食事への取り入れ方を工夫することで、発酵食の効果がより期待できるものになります。

そこで、3つの健康テーマ「アンチエイジング」「免疫力アップ」「メンタルヘルスケア」にぴったりな発酵食を、食べ合わせ のポイントや、手軽につくれるレシピと共にご紹介させていただきました。

どのテーマにしても、腸内環境を整える発酵食と食物繊維を合わせることかは効果的。 麹菌は免疫機能を刺激することに加え、素 早くエネルギーになることで、さらに免疫力向上を助けます。栄養とおいしさが一体となり、体と心を養生します。

2022.3.03

FM yokohama ・ラジオ・まいにち食薬養生帖

fm yokohama・FM・ラジオ・まいにち食薬養生帖・新刊・食養生・薬膳・漢方

本日は、YokohamaFMのkiss &raides さんのラジオに生出演させて頂きました(13時5分〜13時25分)、明日もラジコさんで聴けるようです。新刊の「(まいにち食薬養生帖)365日の食が心と体の薬になる」の中から、春の食養生について、楽しくお話しさせて頂きました。本のページが3月1日から始まっているので、ご説明としても嬉しい出だしでした。季節の行事がエピソードと共に軽快に読めるようになっています。

 

ひな祭りは、女の子の無病息災や健やかな成長を願う行事。正式には「上巳の節句」と言います。3月3日のページでは、卵がテーマ。ひな祭りに欠かせない散らし寿司のしっとりした錦糸卵の作り方や、半熟、固茹で卵のそれぞれの温度、そして栄養や効能について書しています。

日々の旬食材を毎日一つのせ、そのレシピと栄養、効能を1ページずつ綴っています。もしも晩御飯に困ったらその日のページを開いてみて下さい。白い鼻水と黄色い鼻水では食べるものが違います。ご自分やご家族の体調に合わせた食卓を整えられたら、いざという時も安心出来ます。

2022.3.01

NHKあさイチ・ニラ・生姜・ジンジャーソースのポークソテー

井澤由美子・食養生・あさイチ・ジンジャーポークソテー・豚肉・風邪予防・免疫力・温活・腸活・生姜・ニラバター・ニラ

本日のあさイチさんでは生姜をテーマにしたお料理を2品ご紹介させて頂きました。生姜は中医学でも欠かせない生薬です。身体を温めて代謝を良くし、血の巡りをよくします。目の下にクマがある、生理痛が辛い方は日常的に口にされるといいかもしれません。できれば朝やお昼を中心にいただくようにして下さい。

生姜は消化を促進させたり、吐き気止めなどの作用もあります。二日酔い、乗り物酔い、妊婦さんのつわりにも良いものです。

生姜は体に良い影響をあ与えるだけでなく、硬い肉を柔らかくするなどのタンパク質分解酵素を含んでいます。今日は厚切り肉におろし生姜を馴染ませ、10分置いて柔らかに仕上げたジンジャーポークソテーと、ニラに同じジンジャーソースとバターをのせてさっと蒸し焼きにしたジンジャーニラバターを作りました。ニラにも身体を温めるアリシンが含まれています、生姜を合わせると体温め効果が倍増し、食べる風邪薬となります。ニラのカロテンは粘膜を強化するのでウイルスの侵入も防ぎますよ、花粉症症状にもお勧めです。体温をいつも下げないようにする事が、免疫力強化に繋がります。春先の食養生はとても大切です。

 

 

 

2022.2.08

新刊・365日食日記・まいにち食薬養生帖・食の知識

梨・薬膳・漢方・井澤由美子・まいにち食薬養生帖・健やかごはん・養生。健康。・薬膳・漢方・栄養学・簡単レシピ

新刊のお知らせです。

この本は、月毎の旬食材とその効能、効果的な食べ合わせ、旅先での美味しものや出会い物などが日めくりカレンダー形式で掲載されています。食養生帖ではありますが、小難しいことは抜きにして1日1つの旬食材に集点をあて、旬の手仕事や簡単なレシピを含めてご紹介しています。もしも今日の献立に迷っ時には日付のページをめくって頂けたら何らかの解決策になるかもしれませんし、四季の移ろいや行事を知る事も出来ます。

纏わる食材の栄養学や中医学からの観点、その季節を楽に過ごせる食からのアプローチの方法なども後ろの方に判りやすく記されていますので、必要であれば読み進んで下さい。

基となる「365日食日記・井澤由美子の食薬ごはん」は、2015年3月5日に生まれました。NHKあさイチさん出演後に向かいのカフェでスタッフ皆んなで作ったものです。毎日一つの食材を取り上げてエピソードと効果効能を語る。7年間の中には日常に追われ、途中抜けている日や、同じ文章などを繰り返し出してしまう事もありました。

そのような中、お声がけいただいてから出版するまで長い年月が流れました。農家さん、漁師さん、醸造家、農大教授、栄養士、中医師など沢山の方々からお知恵を借りて、エビデンスも含めて贅沢に「食の知識」をパワーアップさせて頂きました、いわばしっかりと発酵させた本です。

食は癒しでもありたい。楽しく美味しく食べてこそ真の食養生になります。皆様の健やかな日常のお手伝いができましたら幸いです。

2月10日(花束みたいに恋をした)などの映画製作でも知られる「リトルモア」さんより発売させて頂きました。

宜しくお願い致します

2022.2.07

旭化成・HEBEL HAUS・味噌作り・発酵食

発酵食・暮らしを楽しむ・味噌・手作り調味料・健やか・健康・食養生

HEBEL HAUSの HEBELIAN NETは住まいと暮らしに役立つWEBサイトです。ロングライフを叶える暮らしの提案〜発酵を楽しむ手仕事として、お味噌の作り方とその料理をご紹介させて頂いています。

かつては家庭でつくるのが当たり前だった味噌。自らつくった味噌を互いに自慢し合ったことから「手前味噌」という言葉が生 まれたように、同じようにつくっても、つくり手によって味わいが大きく異なるのが発酵食の面白いところ。1〜2月の寒い時期 は雑菌が繁殖しにくく調味料づくりにぴったりなので、自家製の発酵調味料づくりに挑戦してみませんか?作りなれると簡単ですし、出来上がりの楽しさは格別ですよ。好みの塩梅にできるのも嬉しいですね

2022.1.30

毎日が発見・白湯・デトックス

白湯・デトックス・食養生・薬膳・漢方・美容・美肌・腸活

2月号の「毎日が発見」では、20年ほど続けている白湯の良さをご紹介させて頂いています。朝起きると体は冷えていますが、胃腸から優しく温めることで、1日のスターをスムースにします。

白湯は50度前後の温度でいただくのが理想的です。朝に温かいものをいただくと胃が動き出すだけではなく、胃の裏側にある大動脈が温まるので、全身にその血液が巡ります。すると交感神経がオンになり、目覚めのスイッチもオンになるのです。基本的に白湯はシンプルにいただくもので、起き抜けにいただく白湯の美味しさで、その日の体調もわかるようになります。場合によっては、補佐的要素を加える事もあります。

朝は排出の時間でもあります、デトックスをより促したい時には塩ひとつまみを加えても良いですし、冷えが気になる日には干し生姜を加える、喉の炎症が気になる時は蜂蜜を加えるなどして養生する事も。紙面では体調別のお勧めの飲み方をご紹介しています。

白湯は体の調子を穏やかに整えてくれます。続けるうちに肌のトーンが明るくなったり、胃腸の調子が整ってきます。私は、白湯をいただく時間に軽い瞑想をし、心身をリラックスさせながらデトックスも促しています。その日やらなければならい事も必然的にシュミレーションでき、慌ただしい朝のモーニングルーティーンの一つですが、必要不可欠なサイクルになっています。

 

 

2022.1.22

NHKきょうの料理・12ヶ月の手仕事・金柑

金柑・きんかん・柑橘類・旬の果物・咳・喉の痛み

2月号の「きょうの料理」では、12ヶ月の手仕事のひとつ[金柑)の楽しみ方をご紹介させて頂いています。塩やきび砂糖を使った2種類の新しい漬け方と、作りやすいお料理のアレンジです。放送は2月14日のバレンタイデー、宜しかったらご覧ください。

皮ごと食せる金柑は、気軽に丸ごと食せる醍醐味がいいですね。そのまま食べても、料理やお菓子に展開しても控えめな酸味や甘みで他の素材の風味を生かします。

お醤油や味噌などの発酵調味料や、乳製品のヨーグルト、バター、クリームチーズ、トマトソースなどにも抜群の相性。豚肉、鴨肉、魚などのソースにすれば奥行きのある甘みや香りがプラスされ、おもてなしにもよい色合いが添えられます。

金柑はのど飴になるほど喉に良い効能を持っており、喉のカサつきや咳や痰を沈めます。柑橘類の中でも最も小さな可愛らしい実ですが、豊富なビタミンCでウイルスに対する抵抗力を向上させます。

キッチンに金柑を漬けた瓶があると、ビタミンカラーが目に飛び込んで来て朝から元気が出ます。香りで気の巡りも良くするのでストレス緩和にもお勧め。旬は短し、美味しい時期をたっぷり堪能して風邪予防にもお役立て下さい。