井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

news

2020.3.08

日本テレビ・お味噌汁・発酵食・免疫力

免疫力アップのお味噌汁

本日の日本テレビ「所さんの目がテン!」では、「免疫力」未知のウイルスにも負けない体を作ろう!編で、朝7時から放送です。免疫基礎知識も解説するなど、様々な角度から免疫力を上げる方法をご紹介する中で、私は免疫力UPお味噌汁や疲労回復効果のあるお味噌汁を監修、ご紹介します。
味噌は「日本の免疫力」と言っても過言ではありません。自分の体を守れるのは自分の免疫力だけです、腸の能力を日頃から高めておくには、やはり発酵食と食物繊維を日頃から摂取し、腸を健やかに保つ事が大切です。
一杯のお味噌汁には沢山の素晴らしい効果があります、煮込む具材の栄養価を丸っと手軽に吸収出来るところも嬉しいですね。

*疲労回復お味噌汁(2人分・小鍋に出汁300ccを温め、おろしにんにく半かけ分、下茹でした生黒きくらげ70g、豚バラこま肉70gを入れ味噌大さじ1を溶き入れる)黒きくらげのビタミンDと繊維、疲れが取れる豚肉のビタミンB1、これらを合わせると健康効果が高まるおみそ汁になります。元気がでるにんにくのアリシンはおろして加熱すると身体に有意義に摂取できます。

*血圧安定お味噌汁(2人分・じゃが芋とさつま芋は角切りにして、水に放しザルに上げる。
 鍋に300CCの出汁と1を入れ火が通ったら、角切りにた山芋を加え、味噌を溶いて碗に盛る。
塩分を排出するカリウムが豊富な芋類をたっぷり入れたお味噌汁、食物繊維、ビタミンCも摂取。

おみそ汁が色々な具材と合うのは細かい粒子のコロイド(アミノ酸・ペプチド・旨味成分)が強い風味の具材でも、包み混んで味をまとめてくれるからだそう。
温めた食材の栄養は煮汁に流出します、煮ると沢山の野菜が簡単に美味しく食べられるのも嬉しいですね。

朝の目覚めにいただくと交感神経もONになって1日をスムースにスタートできますよ。夜は疲れをとって体を温めるのでホッとします。昔からお味噌汁は1日の毒消しと言われるほど、温かいお味噌汁を毎日いただきましょう。
様々な味噌があります、ブレンドしたり、合わせる具材を工夫したお味噌汁をぜひお子さんとも作って下さい。
楽しみながら味わうと、体にも心にも免疫力が付きます

2020.2.01

3分クッキング 2月号・麹・美味しい発酵食おかず

IMG_1893

今月2月号の3分クッキングは「発酵食おかず特集」です。
お勧めの「豚のしょうが焼き」P9のタレはご飯が進む自慢の配合です、ぜひ作ってみて下さい。表紙の煮物は「牛肉と大根のしょうゆ麹照り煮」P13です。旨味が染みた旬の大根は、大きめに切った方がジュワッと煮汁が広がって美味しいと思うのです。塩麹は白い素材が殊の外よく合います、鶏肉や豚肉、白身魚以外にじゃが芋や豆腐などの野菜系、更に消化もよくします。醤油麹も塩麹も作り方はとても簡単です、気に入りの醤油や粗塩で自家製調味料を作り置いて日常的に楽しんで下さい。発酵食を日々取り入れると腸が健やかになり、免疫力も上がって自然治癒力を高めます。付録には、豆腐と厚揚げのおかずベスト50が掲載されています

2020.1.01

ラジオ・JーWAVE 「step one」/薬膳・漢方・食薬

DSC08839

明けまして御目出度う御座います。本年も皆様にとって、健やかで幸多き年となるようお祈り申し上げます。
2020年・第1回目の1月のマンスリー講師としてお招き頂き、J-WAVE「STEP ONE」と言うヘルスケアが専門のコーナーでお話しさせて頂きます。内容は、身近な野菜や薬味で健康を整える薬膳の知恵。薬膳本来は大らかな思想から生まれたもので、東洋医学が元になっています。旬のものを食べる意味とは、食材の力をかりて体調を整え、自然治癒力を高める事。体調を崩した時に、適している食べ方を知るとあわてずに済みます。日本に昔から伝わる民間療法は日本風土にそって生まれた先人の尊い教え。これらを踏まえて体調をケアし、未病に役立つ知恵が薬膳・食薬です。
■オンエア日:2020年1月中の毎週火曜日・10時54分〜11時04分までの10分プログラム全4回です。本年もどうぞ宜しくお願い致します
      

2019.12.24

スープ・健康スープ・胃腸を整える・血流促進

DSC08610

今号のクロワッサン、1月10日号は「健康スープ」の特集です。(今夜はスープが主役です)の、一皿で大満足の主役になるスープ達をご紹介しています。胃腸を整え、血流を促進し、野菜がたっぷりでヘルシーです。白味噌の濃厚参鶏湯、あさりとレモンのスープ、発酵ミネストローネなど、身近な旬食材と発酵食、発酵調味料を組み合わせた消化の良いレシピです。その他、色々な国のスープや作り置き、アレンジスープ、おでんなども掲載されています。年末年始のお疲れ気味の胃袋もいたわってあげたいですね。

2019.11.10

大根・白菜・カブ・冬野菜・3分クッキング

DSC08123

大根、白菜、かぶは冬の白い代表野菜。酵素もビタミンも繊維も多くたっぷり頂きたいですね、和洋中いろいろな食べ方が掲載されています。
大根を煮るなら真ん中部分が柔らかく甘みがありおススメです、上の方はビタミンが多くシャキシャキしているのでサラダなどに良いですね、下の方は酵素が特に多く辛味があるのでおろしに向いています。大根おろしは胃もたれによいものですが、興奮状態を押さえたり、ストレスを感じだ時に気持ちを落ち着かせる効果も期待できます。
切り干し大根や沢庵を漬けるのもこの季節ならでは。葉をつけたまま丸1本、縦半割り、厚切りの輪切り、細切りにしたものなど大根を干します。
切り干し大根は干すことで水分量が減り、ギュッと甘みが増して旨味成分が凝縮し、調理法によってはパリパリとした食感も楽しめます。生の大根よりカルシウム、鉄分、ビタミンなどの栄養価が倍増するなど利点も多く、たくさん食べれることで食物繊維も豊富に摂取できます。切り干し大根の戻し汁は、旨味があるので精進出しとしても使用できますね、そのまま甘酢に浸せば、食感もよくダイエット効果も高まります。
養生三宝に入る大根や白菜、色々な調理法を楽しんで下さい。

2019.10.28

NHKあさイチ出演・発酵食・漬物・ほんのり香る白菜サラダ

DSC09655

本日のあさイチさんではジャムを使った白菜の漬物をご紹介しました。白菜を塩もみした後、水とジャムを加えたみずみずしい白菜漬け、甘さを加える訳ではなく、味に丸みをつける為で果物の香りと粘着力が良い感じに回ります。白菜4分の1に大さじ2のジャム、果物の皮や実も多少入るので色味もよくなります。白菜と同じ季節に収穫できる柚子やレモン、みかん、りんごなどとてもよく合います。私は季節のジャムやコンポートを作りおくので、他の野菜とも色々組み合わせてふいレーバーや色味を楽しんでいます。
保存瓶や保存容器にたっぷり仕込んで冷蔵庫へ。そのままサラダとして、マヨネーズやヨーグルトとコールスロー、サンドイッチやシュウマイの具にも良いし、スープには漬け汁ごと加えると味に深みが出るのでオススメです。番組ではミルクと合わせて鮭とチャウダーにしました。腸も健やか、肌荒れにも良いサラダです、疲れた時にもぜひどうぞ。

2019.10.01

男の「きょうの料理」どんぶり本

IMG_8112

男の「きょうの料理」ポケットサイズのどんぶり本が発売されました。味を極めた特選丼、毎日食べたい定番丼、体に優しいヘルシー丼、本格志向の贅沢丼、これもイチオシ個性派丼など分かり易く5つの章に分かれています。
きょうの料理で紹介された作りやすいどんぶりが集結していますよ。基本の出汁の取り方の椀ものや簡単なおつまみなども掲載されています。

2019.9.10

秋食材・蒸し大豆

IMG_7280

すっかり秋の気配ですね。日が短くなって朝夕涼しくなり、庭には青いみかん、姫青りんご、いちじく、酢橘、かぼす、青ゆずなどの実りもののがたわわです。スーパーには、ピカピカの新秋刀魚や秋鮭(産卵の為に川に戻る白鮭、オスには白子、メスには卵(いくらになる前の筋子))なども出回っています。八百屋さんには連なるれんこんやごぼう、里芋、きのこ、銀杏、栗などが美味しそうに並んでいます。
秋になるとほっくりした煮物などが作りたくなります。大豆は加熱調理しますが、蒸し大豆にすると旨味たっぷり、効率良く栄養価もとどまった状態です。市販品も多く出回っていますね、そのまま食べても美味しいものです。肌を潤し、血管も元気にすると言われるマルチサプリの大豆は、秋の食材にたっぷり加えたい女性の味方です。

2019.8.20

別冊・3分クッキング/里芋・ごぼう・れんこん

IMG_6447

蝉の鳴き声もツクツクボウシになり、秋の気配がしてきました。不忍の池のハスの花は満開、スーパーなどでは節つきの蓮根が並んでいます。
別冊3分クッキングが発売されました。これから益々美味しくなってくる根菜の、れんこん34品・ごぼう24品・里芋27品、全部で85のおかずレシピをご紹介しています。れんこんは節によって食感が異なります、用途に合わせて使い分けると美味しい上に調理がさらに楽しくなります。例えば、小さめの丸い部分はれんこんの中でも先の方、シャキシャキしているのでキンピラにすると歯ざわり良く仕上がります。
喉にも優しいれんこん、乾燥が気になりだす季節に突入しますね。咳や痰が気になる時はタワシでこすり洗いした蓮根を皮ごとおろし、厚手のキッチンペーパーでこした絞り汁がよく効きます。飲みにくい時は葛を溶いた湯にハチミツと混ぜると良いでしょう。おかずだけでなく、食物繊維が豊富な根野菜は沢山の効能も持っています。この別冊本は、一般的な素材レシピ本に比べて1、4倍の文字の大きさになっているので読みやすくなっています。

2019.7.20

「素敵なあの人」宝島社・養生スープ

IMG_5960

暑中お見舞い申し上げます。
「素敵なあの人」は「素敵なあの人の大人服」(宝島社)がリニューアルした初版夏号です。60代前後のカッコイイ大人の装いコーディネイト術や、夏の厳選された小物類、スキンケア用品、大人可愛いメイク術、家事回り情報などが満載で、隅から隅まで楽しめる構成です。特別付録号なので、よく考えられた重宝するバックも付いてきます。
私は美容や健康に効く養生スープを担当させて頂いています。暑い日差しや蒸し暑さが続くと体や肌が疲れやすくなるだけでなく、心まで疲れてしまうことありませんか?夏は特に心に負担がかかる季節なのです。そんな時こそ食養生で元気を出しましょう、滋養のあるスープは消化もよいので大変お薦めです。1年で体が最も冷えるのは、実は冷房が聞いているこの季節。外の炎天下から、ジンジンとさえ感じる涼しいスーパーなどに入ると、温度差の変化に体がついてこないことも多い。立ちくらみのような感覚も起きやすくなってきます。体の余分な熱を取る旬野菜は元より、鉄分も実は大事、軽い運動、良質な睡眠を出来るだけで良いので心がけましょう。
緑茶は夏に特にお薦めのお茶、良い香りを加えると気の廻りもよくなります。余分な熱を取り、頭をスッキリさせる効果があり、ビタミンCも豊富。カフェインが気になる方は前の晩に、容器に茶葉と水か氷を入れ、冷蔵庫でゆっくり水出しにされて下さい。