井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

news

2021.8.07

新刊・食養生の便利帳・12ヶ月の食べ合わせ手帳・漢方ごはん

井澤由美子・4刷・食べ合わせ・漢方ごはん・薬膳・食養生・食薬ごはん・食薬ごよみ

新刊のお知らせです。
毎日の食事で心と体をととのえる「漢方ごはん」。今大人気の漢方家、櫻井大典先生が中医学を監修。私は食薬とレシピ監修をしています。身近な食材で無理なくゆる〜く続けられる食養生の便利帳。量が多いので執筆がちょっと大変でしたが、精魂込めて作りました。発売日は8月10ですが、お陰様でAmazonベストセラー1位になっている有難いご報告を受けています。
巻頭ページには一目でわかる! 四季の特徴&食材早見表をつけました。この早見表は、その季節に起こりがちな症状と、お勧めの食材などが一目でわかるようになっています。可愛らしい絵の食材で和めます、できれば、ベッドサイドや冷蔵庫に貼って、ご自分の症状と照らし合せ、もしも気になることがあればページをめくってみて下さい。
中医学では体と心が繋がっている観念があります。食は体と心を作り、両者健やかでこそ、自然治癒力も高まると思うのです。
「私たちの内にある自然治癒力こそ、真に病を治すものである」とは、かのヒポクラテスの名言です。
毎月の旬の食材125種と、220のレシピを掲載しています。労わり養生して下さったら嬉しいです、宜しくお願い致します。

2021.8.01

宝島・大人のおしゃれ手帳・薬膳スパイスカレー・食養生

スープカレー・薬膳カレー・カレー・薬膳・スパイス・生薬

暑中お見舞い申し上げます。
盛夏、皆様自愛ください。今号の大人のおしゃれ手帳9月号のテーマは 「50代が幸せになる、新・食習慣」です。
私はスパイスカレー7品をご紹介させていただきました。スパイスは生薬でもあります、上手に体に取り入れると、体温を上げる、胃腸を整える、食欲を増進させる、辛味や香りで気の巡りを良くし、ストレスを軽減させるなど健やかに過ごせる土台作りを手伝います。旨味と辛味で調和されたカレーは、作りやすい上に、薬膳の力を凝縮したひと皿。食べ合わせの妙で体の原気を養います。
今号でご紹介させて頂いたスパイスは、カレー粉、ガラムマサラ、パプリカパウダー、クミンシード、コリアンダーシードの5種、気分で使い分けます。食材と炒めて後はサッと煮込むだけです。
夏は、1年で1番体を冷やしてしまう時期。冷房や冷たいもの、体を冷やす食材が多く出回っているので気をつけたいですね。冷たいものやアイスなど美味しく感じますが、胃が活発に動く温度は体温より2、3度上です。胃を冷やすと動きにくなって、食欲減退にも繋がります。体温が1度下がると免疫力も落ちることもわかっているので、内側からも外側からも、なるべく冷えを遠ざけてお過ごし下さい。ちなみにスパイス(生薬)は、大人のキレイも担います

2021.7.01

FANCL・ファンケル・キレイも健康も美味しいも叶う

アボカド・ビーツ・レモン・ビタミン・美肌

7月号は夏の季語にもなっている甘酒や、たっぷりのトマト、チキン、レモン、卵などを使った疲労回復レシピです。紫外線が特に気になるこの季節には、シミ対策や体のサビをとる食材をたっぷり取り入れて内側からしっかりケアしたい。梅雨のジメジメで食欲が落ち気味な方にも食べやすい献立です。
これから益々暑くなると、汗も出やすくなります。血をしっかり補うレバーやビーツなども取り入れて貧血も予防して下さい、髪のパサつきや爪が割れる方もぜひ。
何より大切なのは、バランスです。体に効率よく効かせる食べ合わせを日々積み重ねて、健やかな日々をお過ごし下さい。
「食・睡眠・軽い運動」の3つの柱を心がけるようにすると良いようです。

2021.6.14

三井住友VIZA・漢方・薬膳料理・冷え・ツボ・食べ合わせ

薬膳・漢方・ツボ・冷え・薬膳料理・参鶏湯・生薬・スパイス

東京も雨季に入りました。中医学で梅雨の時期は「長夏・ちょうか」と言います。
湿気が多い季節になると頭が重い、気怠さを感じる、足腰が痛い、むくみなどが気になる方は体に湿が溜まりやすいことも。心当たりがある方は、あずき茶をお勧めします。生小豆を乾煎りして、普段のお茶に加えてみて下さい。小豆はデトック作用が強く、利尿作用があるので余分な水分を排出させる作用があります、お試し下さい。
さて、梅雨が明けるといよいよ日差しが眩しい夏になりますが、1年でもっとも体を冷やしてしまう時期、実は夏こそ要注意なのです。冷房などで体を冷やさない、特に(首・手首・足首・腰)などの首がつくところに気をつける。そして内側からもケア、冷たいもの、冷やしすぎるものを控え、温まる効能のある食材を使う。体温が1度下がると免疫力も下がる事が解っています。
生姜、にんにく、ねぎ、スパイス、唐辛子などの身近な薬味は生薬でもあります。食材の持つ効能や栄養を知ってバランスよく組み合わせる事が何より大切ですが、難しく考えず、例えば色の違う季節の食材を意識して組み込む。発酵食の納豆、漬物、鰹節、お味噌汁などをプラスするなどすれば、充分薬膳に近付きます。今回の三井住友「VISA」特集は、「薬膳とツボ」深い相乗効果が期待できます

2021.5.22

kadokawa・3分クッキング・梅干し・酢・疲労回復

梅干し・酢・料理・酸味

今年は梅雨に入るのが20日ほど早く、異例だそうです。
梅雨に入ると何かと食事作りにも気を使うことが多くなりますね。湿がたまりやすい方は、足腰が痛くなったり、疲労感やだるさを感じることもあるかも知れません。そんな時は、心身ともに元気なる梅や酢などを日常の食卓に上手に取り入れて、疲労回復効果を担いましょう。料理に加えると、防腐効果があるので、傷みにくくなります。骨つきの肉や魚のお料理に加えると身離れがよくなるだけでなく、カルシウムも効率よく摂取出来ます。
スッキリした酸味が美味しく感じて食欲を増進させ、酢を加えると塩分を控えても満足感がある為、気になる方にもお勧めです。
今号3分クッキングの梅干し・酢のベストおかず特集には、肉や魚、豆腐加工品と合わせたボリュームおかずから、小さなおかずまで掲載されています。梅干しの作り方も載っていますよ、気がつくと庭の梅の実も大きくなっています、青梅の仕込みも、もうすぐ始まりますね。

2021.5.13

FANCL・ファンケル・キレイも健康も美味しいも叶う

春巻き・揚げ物・鯵・旬魚

5月号の「キレイも健康もおいしいも叶う」、欲張りレシピは「鯵」。
鯵は、味がよいのでその名がついたと言う由来があります、日本人の食卓には欠かせない魚ですね。
年中美味しい鯵ですが、産地によってメドレーで旬があります。脂がのって美味しいのは、春から夏とされています。真鯵、むろ鯵、め鯵、しま鯵などが一般的で、青魚の中でも旨味成分が強い魚。記憶力をアップさせたり、老化防止などの効果があるDHA、骨粗症やイライラを抑えるカルシウムが豊富です。ビタミンB1,B2、B6なども含み、潤いのある肌作りをサポートする美容にも効果的な魚です。薬膳的には疲れやすく血の巡りが悪い方によしとされています。オリーブオイルとカルパッチョなどにしたり、副菜の玉ねぎのサラダと一緒にいただくと、鯵の栄養価を効率的に吸収出来ます。
鯵を購入する時は、目がキレイに澄んでいてエラが赤く、背中に丸みがあるものが鮮度よく脂のりがいいようです。
今回は、春巻きがカラリと揚がる手法と、中身が漏れない包み方の「鯵の薬味春巻き」のご紹介です

2021.5.10

マガジンハウス・クロワッサン ・カレー特集・スパイス

カレー

今号のマガジンハウス・クロワッサンは人気のカレー特集。5月は肌寒かったり、暑かったり、湿気があったりと忙しいお天気です。カラリと晴れた日中は、スクスク育ったハーブ達や満開のバラの香りが漂って、とても爽やかです。過ごしやすい気候でもありますが、夜はまだまだ肌寒さを感じますね。
寒暖の差は自律神経を乱すそうですが、こんな時は生薬でもあるスパイスの効いたカレーがことさら美味しく感じます、体に効いているからかも知れませんね。
スパイスは生薬でもあり、食べる薬。種類によりますが、胃腸を整えて疲労や倦怠感を取り去る効果も期待出来ます。
基本のスパイスを使った本格インドカレーや、カレー好きの方々が織りなす様々なカレーや副菜達が美味しそうです。
私はヨーグルトを使ったカレーをご紹介させて頂いています、カレーを美味しくする4つの魔法を使って!

2021.4.21

無印良品・麻とくらす・リネンシャツ・エプロン・クロス

無印良品・麻のあるくらし・リネンシャツ・リネン・麻

無印良品さんの保存容器や保存瓶、お弁当箱やお菓子のキッド商品など、レシピを含めてキッチン周りのカタログやポスター撮影に、長年関わらせて頂きました。いつも裏方でしたが、今回は「麻のある暮らしの良さ」の取材をお受けしました。普段から麻シャツを愛用していますが、撮影・収録現場では白の麻シャツとエプロンの真っ白で挑んでいて、言わば私の戦闘服。それ以外ではネイビーが多く、ボトムによってラフにもなるし、きちんと感も出るので旅先にも重宝しています。
麻の洗い立ての質感、着心地や手触りが好きで、何より身の回りにあると「清潔感」を感じられて気持ちが清々しくなる。そしてクロスやエプロンもそうですが、使い込むほどに馴染んで、猫がなついてくれるような感覚に近く、そんな嬉しさも麻素材にはあります。
丈夫でしなやか、洗うほどに柔らかくなる、自然な色合い、長く楽しめるところもサステナブル。そして、環境に優しいところも魅力です

2021.4.01

FANCL・ファンケル・キレイも健康も美味しいも叶う

美肌・アスパラギン・免疫力・アスパラ・健康・キレイ・美味しい・美肌・美容薬膳・春野菜・美容食・ファンケル・化粧品

4月から冊子とwebのお料理連載がスタートしました。
今月のテーマは「アスパラ」。旬のアスパラが出回っています、穂先がしまって色濃いもの、水分が茎から穂先まで均一に巡っているアスパラは真っ直ぐです、購入時の目安にして下さい。
アスパラは新陳代謝や疲労回復効果に有効な、名前の由来でもあるアスパラギン酸を含みます。美肌維持に欠かせないビタミンB2、ビタミンC,ビタミンK,カロテン、ルチンも豊富で、免疫力UPを担う生命力溢れる野菜。薬膳では消化機能を高め、体の余分な熱をとる作用があるとされ、ギャバも含むので美容薬膳にも多く登場します。
春は寒暖の差もあり、自律神経が乱れやすくなる頃。イライラや頭がぼんやりする、目が疲れやすい、落ち込み、眠りが浅くなるなどの症状が出やすくなることも。今回ご紹介させて頂いた、胃腸もケアをしながら元気になれる献立は、起こりがちな春の症状を軽減し、お肌も健やかに保ちます。
瑞々しいアスパラを美味しくいただくコツは、火を入れ過ぎないことに尽きます。短時間調理で、「キレイも健康も美味しいも叶う!」欲張りレシピです

2021.3.20

春野菜・春キャベツ・新玉ねぎ・kadokawa4月号

3分クッキング・レタスクラブ・kadokawa・春さ野菜・キャベツ・玉ねぎ・料理・食養生

今号の3分クッキング・レタスクラブでは、卵料理や春野菜が満載でカラフルです。玉ねぎやキャベツ特集の付録なども付いおり、沢山の作りやすいレシピが掲載されています、ぜひご覧ください。
スーパーなどの店先を見まわすと、春ならではの苦味(ふきの薹、たらの芽、よもぎ、うど、芹、菜花)を含む山菜や、新芽も顔を揃えています。昔から「春には苦味を盛れ」と言いますが、この頃に起こりやすいトラブルを、未然に防ぐ効能を含むからですね。
暖かくなってくると、冬に溜め込んだ老廃物や余分な脂肪を体が排出しようとするので、解毒する肝機能が働きすぎてダメージを受けやすくなります。
食養生では、酸味のものを食べると良しとされますが、少し甘味も必要です。出回るシトラスや苺には酸味と甘味の両方と豊富なビタミンCが含まれています。肝をケアする効能があり、実際に疲労回復効果があります。ドレッシングなどにも多様し、良い香りで気分もリフレッシュして下さい