井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

四季のサイクルに合わせて食すことが、身体を健やかに導く手助けをしてくれます。
季節の食材とその由来や歴史、食にまつわるお話をご紹介します。

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わらび餅

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わらび餅が和菓子の中で1番好きです。季節が限定されるのもいいですね。本物のわらび餅と、中に入ったこしあんの柔らかさがまったく同じという、フルフルとした一体感! 初めて食べた時の思い出というより、衝撃は忘れられません。それは手の平にのる小さい宇宙! 和菓子職人さんのお仕事に本当に頭が下がり、そして尊敬の念を深く持つのでした。 ~小石川 一幸庵のわらび餅より~

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いいだこ

小さいたこですが、胴の中のギッシリ詰まった卵がネットリムッチリとしておいしいですね! ちょうどお米のようなので、飯だこで「飯(いい)持ち」あるいは「飯(いい)だこ」といいます。下処理をしたいいだこをサッと茹でただけでもいいけれど、甘辛く煮付けて、頭からガブリとかぶりつくのがおいしいなぁ! と思うんです。

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たらの芽

たらの芽

摘みたてのたらの芽を、薄い衣に包んでサクッと揚げると、春にしか頂けない山の神様からの贈り物のような苦味が口の中いっぱいに広がります。その精気には、たっぷりの解毒作用があるに違いありません。 3~5㎝くらいのものがアクも少なく食べやすいのですが、苦味が好きな方はもう少し大きいものでも。さんしょう塩でぜひ!

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ガレットデロワ・タルト・パイ 1月のおやつ

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1月のお菓子
フランスではアーモンドクリームが入っているパイ(ガレット・デロワ)を1月6日のキリストが生まれた日にちなんで食べる風習があります。ガレットには王冠が必ず添えられていて、ケーキの中に小さな陶器の人形(フェーブ・ソラマメの意)などが1つ入っており、これが当たると王様や女王様が誕生する楽しい行事。最後の一きれは、恵まれない人々に取り置く風習があるそうです。フランス人は1月いっぱいこのガレットを口にすると聞きました、私も習って楽しんでいます。寒い季節の休日にガレットを一口、カルバトスを一口、エスプレッソを一口、またガレットを一口の順でいただくのは至福の時。洋ナシやリンゴのタルトでもこのサイクルは美味。お店の内装もステキな目白の(エーグル・ドゥース)のシンプルなガレットが大好き、1月中は販売されています。