井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

四季のサイクルに合わせて食すことが、身体を健やかに導く手助けをしてくれます。
季節の食材とその由来や歴史、食にまつわるお話をご紹介します。

7/20

木苺(きいちご・ラズベリー)・ハスカップ・カラント

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フランス語ではフランボワーズと呼ばれる木いちごはバラ科です。可愛らしい見た目と鮮かな色、甘酸っぱさがフランスのお菓子やソースには欠かせませんね。少し酸味のある小粒の木いちごや、カラントなどが通りすがりの山中の道の駅などで売っている北海道。東京では外国産のものを撮影などで使用するコトが多いのですが、国産はあんまり見かけないので嬉しい、くどくなくてフレッシュでいいなぁと思います。上質のカヴァやシャンパーニュに浮かべて直ぐに素敵な旅先ミニ宴会。ビタミンCたっぷり、女子力もアップしますよ〜

7/17

鱈場蟹(タラバガニ)

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食べ応えのあるタラバガニ、カニと言いますが実はヤドカリの一種。太い足は8本、大きいものは1メートル以上にもなるとか。北海道沿岸、オホーツク海、日本海、ベーリング海などに分布している。タラバガニはタラ漁の網に入って来るカニ、つまり鱈(タラ)のとれる場に居るカニなので、タラバガニと言うんですって!知らなかった〜です、小樽の運転手さんから伺いました。亜鉛やビタミンB1、タウリンも含まれています、高タンパク低カロリーダイエットにも向いているかもですね。

7/8

水羊羹(みずようかん)

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羊羹(ようかん)は羊(ひつじ)の羹(あつもの)と書きます。もともとは中国の羊のスープ(冷めると煮こごり状になる)。肉食ができない僧侶の為に、小豆や葛などに精進料理として中身がかわったものが原型です。砂糖や寒天を加えて固形化したものが、時代をへて人気のお菓子となりました。水ようかんは一般的なようかんより、水の配合が多いのでツルんとしていて喉越しがいい。暑い季節にしっかり冷やしたようかんをいただくのは至福の時、疲れもとれます。進物にもかかせないお菓子ですね、眼にも涼やかな竹に入ったものや、ギリギリの口どけのものまでいろいろ楽しい。どちらにしても夏のイメージですが、福井県では丁稚(でっち)ようかんとも言い真冬に食するそう、きっと暖かい部屋でこたつに入っていただくのですね!

7/7

素麺(そうめん)

今日は七夕ですね、「笹の節句」「星祭り」とも呼ばれています。意外に知られていませんが、七夕の日の食事はそうめん。これは千年も前からの行事食で、暑い夏に冷たいそうめんを食べ、無病息災を願う風習でもあるそうです。天の川や織姫の糸なども彷彿させますね。ルーツは「索餅」(さくべい)という中国の小麦粉で出来た繊細なお菓子。日本には奈良時代に伝えられ、索餅がそうめんに変化しました。氷水でしっかり〆るのが、ツルツルしこしこした歯触りのよいそうめんにつながります。赤味噌で作った酢味噌でいただいてもオツですよ、寒い七夕の夜は、ほっとする温かい煮麺(にゅうめん)でも。

7/5

李(すもも・プラム)

すももは、中国原産の生食用とする日本すももと、生食やジャムなどの加工用が多いヨーロッパ原産の西洋すもももの2つに分類されることが多いようです。よく見かけるドライプルーンも西洋すももを乾燥させたものです。すももは香りよく、皮にキンとした酸味を感じることもありますが、みずみずしいという言葉がぴったりな果肉と甘酸っぱさは他にありません。熟したものを皮ごと氷砂糖と煮ると、ほんのりピンク色の素敵なシロップができますよ。すももの効能はクエン酸などが肝機能を高め、中医学では血の巡りを良くし精神安定にもよいとされています。毎年送られてくる、大石プラムや長野のもぎとりプルーン今年も楽しみです.

 

 

7/3

ハトムギ(薏苡仁)

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ハトムギは漢方では薏苡仁(ヨクイニン)と呼ばれ、実の殻を除いたものです。身体の余分な異物を排出する効果があり、イボが取れることで有名(妊婦さんは禁忌ですよ)。美白作用もあるので化粧品などにも使用されています。少しクセのある味がしますが、水につけておいてお米と一緒に炊いたり、スープや煮物に入れてしまえばそんなに気になりません。セロリや玉ねぎなどお家にある野菜を刻んでオリーブオイルでゆっくり炒め、ハトムギや大豆をチキンスープで味付けした毒出しスープは朝食におすすめ。朝の時間帯に色々なものをキレイにしたり整えると浄化されるとか。バタバタしてなかなか難しいですが、心と身体の毒出しをいつも出来たらいいなと思っています。

7/2

グリーントマト

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グリーン色のトマトはまだ未熟な状態で収穫したものと、グリーンゼブラと呼ばれる熟しているのに赤くならないような品種があります。フランスではトマトをポムドール(黄金の林檎)、ポム・ダムール(愛の林檎)とかつてはロマンチックな呼び名で読ばれていました、もちろんこれは真っ赤に熟したトマトの話。トマトは赤くなって初めて美味しくなるイメージがありますが、ベランダ菜園のトマトをもぎとって試してみたいレシピあります。青いトマトに穴を数カ所開けて、ぬか漬けにする、アメリカの郷土料理で、同名の映画にでてくるカフェの名物料理「フライド・グリーン・トマト」!

 

 

7/1

スパイス

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スパイスとは植物から採集された、種、果実、根、樹皮などで、料理やお茶などに独特の香りや辛味をつける香辛料です。それぞれの国の気候などに適して育ち、体調を整える大事な役目もはたします。中医学では生薬として扱われrるお薬です。ターメリックはインド、唐辛子やシナモンは中国、クミンはイラン、コリアンダーはモロッコ、胡椒はマレーシア、カルダモンはグアテマラと、日本にはこれらの国からの輸入パーセンテージが高い。今は桃の季節ですね、つやつやの桃のコンポートに、ほんの少〜しかすかなカルダモンが香る。実にエレガントでうっとりします。

6/28

金目鯛(きんめだい)

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金目鯛は主に太平洋側で水揚げされる事が多く、伊豆下田が有名です。旬は冬のイメージがありますが、この時期の産卵直前に脂がもっとものると言われています。しかし、通年等してパサつく魚ではないので煮付けや、お刺身、脂が多いのでしゃぶしゃぶなどでも楽しめます。金目鯛を店頭で見かける時は全体が鮮やかな赤ですが、泳いでいる時は背中の方だけが赤いのも特徴。底魚釣りを楽しめる遊漁船も下田にはあり、釣れたてとの色の比較も楽しいものですよ。

6/25

砂肝

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砂肝の下処理は敬遠されがちですが、今日ご紹介するコンフィー(油煮)は日持ちもして簡単。砂肝(350g)の硬い盛り上がった部分からそぎ切りで3、4等分にする。ポリ袋に入れて粗塩大さじ2をまぶして袋の上から全体をもんで一晩冷蔵庫におく。ザルにあけてざっと流水で洗い、水気を適当にきって厚手の小鍋に入れ、山椒を漬けたオリーブオイルをたっぷりかける(オリーブオイルと赤唐辛子1本でも)。厚手のキッチンペーパーをかぶせフタをして極弱火で15分煮てそのまま冷ます。消毒した空き瓶などに入れ、冷蔵庫で保存すると旨味たっぷりの煮汁がジュレ状になって砂肝にまとわりつく。砂肝を柔らかく美味しくしてくれるのは一晩の時間と、塩だけの調味料、ワインが止まらなくなる。