井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

四季のサイクルに合わせて食すことが、身体を健やかに導く手助けをしてくれます。
季節の食材とその由来や歴史、食にまつわるお話をご紹介します。

11/3

いくらの醤油漬け

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小樽の市場の中で1番好きな南樽市場に行ったら、いくら専用の網?なるものを発見!しかし、これは本当に役だつものかなぁと半信半疑で眺めていたら、市場内のお魚屋さんのいくらの醤油漬けは、この2重構造網のすごく大きいもので作っていると聞きつけ、購入してみました。確かに素晴らしく簡単にポロポロとつぶれず落ちる。ボールに塩水を入れ、網を置き、皮を上にして優しく転がし、2、3度洗うと簡単にきれいになる。小鍋にいくらがかぶるくらいの酒を入れ煮切り、りんごたまり(市場側のお豆腐屋さんで売ってた)少々と醤油適宜を煮立て冷ましたものに、2日間酒にひたした昆布を1、2切れ入れて消毒した空き瓶にいくらと漬ける。漬けた写真はコラムにのせています。

 

10/22

プリムトマト・ミニトマト・リコピン

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「プリムトマト」こんな風に吊るしてヨーロッパ風にキッチンに置くとテンション上がる!今年最後のトマト、大事に使いたいと思います。そのまま食すとビロードのような口当たり、皮は少しかたい。プリムトマトは短い時間でも、加熱したほうが本領を発揮するトマト、濃厚で旨味が強く程よい酸味が美味しい特別なミニトマトです。そのバランスのよいソースの味、艶っぽいトロミを1度食したら忘れられない。ソース作りのコツは、切り口を下にしてジュクジュクと火を入れるだけだそうで、皮は好みでよけて。トマトには胃腸を整える効能があり、ビタミンCはコラーゲンの生成を助けるので肉や魚と一緒に摂取すると、肌をより健やかに保ちます。赤い色素のリコピンは、体のさび止めですよ、美肌効果も高い。リコピンは普通のトマトやスイカ、柿などにも含まれていますが、ミニトマトが断トツの含有量。プリムール北海道さんが生産し、作ってくれたプリムトマトのリース

10/8

もやし・レタスクラブ・菌活レシピがもやしでできちゃいます!

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発売したばかりの今号のレタスクラブは色々なもやしレシピの大特集。料理に使いやすく、お手頃価格のもやしを使って菌運ごはんのご紹介。普段から菌をせっせと身体に貯菌すると良いことずくめ、仕込む漬物のお味も違ってくるかもしれませんよ。身体を健やかに保つ発酵食と繊維を合わせると効果がより高くなるので美肌・美腸にも導きやすくなります。表紙はもやしと春雨の麻婆鍋と、恥ずかしながらチラ〜ッともやしを持った私の顔も掲載されているレタスクラブ11月21号。毎年好評の2017年snoopyスヌーピーの家計簿付もついています。

9/20

山薬・山芋・長芋・ねばりっこ

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「ねばりっこ」は鳥取県の特産品、ご縁があって香り良いムカゴと共にいただきました。山芋と長芋の掛け合わせのようなお芋で、長芋より少し皮が厚く、粘りはとても強い。まっすぐボディーなので、おろしやすく調理がしやすいですね。粉をほとんど加えなくてもお好み焼きのように焼け、磯辺揚げも簡単にできます。これらの芋系に含まれる成分は、たんぱく質を分解する酵素が含まれ胃の粘膜を保護し、肺や腎を補い体力を回復して養生に適します。喘息や空咳にもよく、薬膳では「益気養陰・補脾肺腎」山の薬と書いて山薬(さんやく)と読みます。それくらい元気にする薬効が高いのです、疲れたなと思ったら山芋類を食してください。

9/17

えのき・えぞ雪のした

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きのこの中では、ちょっぴり栄養価の低そうなえのき。しかし、ギャバが豊富なので過剰な興奮を抑えたり、精神安定に効能があり、ぐっすり眠れる作用があります。内脂肪を落とす効果もあるので、ダイエットにお勧め。昨日仕事で初めて食したのですが、えのきだけの原種に近い「えぞ雪の下」は、少し茶色で食感はしゃきしゃき、なんと言っても味が濃い。さっそくあっさりしたお出汁で豚しゃぶといただいて堪能しました。歯ざわりが楽しいのでさっと炒めたり、椀ものなどもにも良さげです。病みつきになりそうなこのきのこは、旭川のJA川上中央さんから〜

 

9/14

納豆(なっとう)・美肌

納豆好きで大粒、小粒、極小粒、大きめひきわり、細かいひきわりと食べ分けます。そして私にはお酢が必需品、納豆1パックに必ず小さじ1〜2ほど加え、ぬめりを白い泡立ちに変えてスルスルと食す。さっぱりし、刻んだ野菜や粘り気のある海藻などを加えてもよく合う。付属のタレを加えてもよいですが、粗塩2つまみがお勧め。その他、ひきわり納豆に醤油麹か海苔の佃煮、ごま油、おろし生姜をミキサーなどで滑らかにした納豆醬もしゃぶしゃぶなどのタレとしていいものです。本日ご紹介のプリン納豆は、卵を加え混ぜてからお酢を加えるとプリンプリンになるからです。毎夜食す「138納豆」は、納豆にジャコ(お酢にひたしてあるもの)、すりごま、ごま油かヘンプオイル、粗塩をよくまぜた納豆。カルシュウムと一緒にとる、良質の油を少し加えると体への吸収がよくなる。シミ、シワ予防に有効なビタミンb、レシチンやアルギニンは、夜寝る前にいただくと美肌作りにとても効果的。

9/10

青梗菜(ちんげんさい)

日本で最もポピュラーな中国野菜の青梗菜。βカロチンやカルシュウムが豊富なので免疫力を高め、ストレス等にもよい野菜。くるみ和えや白和え、その他ジャコやひじきなどと合わせてごま油と炒めると相乗効果がさらに上がります。気の巡りをよくする効能があるので精神安定作用があり、中医学では代表的な精神安定薬の牡蠣と合わせるとさらに神経症や不眠などの改善に役立つ。血の巡りを良くするので、特に産後の瘀血(血行障害)、長引く生理や生理痛、打撲等による内出血に有効とされています。くきの部分から先にチャチャっと調理するようにしましょう、シャキシャキ感と鮮やかな緑色も青梗菜の魅力です。

9/7

ブルーベリー・眼精疲労

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ブルーベリーは何と言っても視力回復、眼精疲労の改善効果に良い。アントシアニンが豊富、糖尿病による網膜障害改善にも有効。ヨーグルトと合わせるとビタミンの吸収率がアップします。甘ずっぱさと可愛らしい粒や色に癒されますね、北海道の山の中で見つけたブルーベリーの木は、ちょっと野生的で大きかった。すもものようなあか色も混ざってキレイなグラデーション、葉付きの枝を切って来てキッチンに飾ったらステキ。鈴生りになるので収穫期には毎日パイやケーキ、パンを作って、保存食にドライフルーツ、ジャム、、ジュース、ソルベなどにして。秋の気配で葉がうっすら色つくこの頃は、ブルーベリービネガーやソースを作って、お肉に合わせると楽しそう。もうすぐ美味しい赤ワインが恋しくなる季節

9/3

酢橘(すだち)

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まだまだ暑いこの頃。お肉や鰻など滋養のあるものや、スパイスたっぷりのカレーなどを食してパワーをつけるのも大事ですが、そろそろ辛いものを少し控えめにして、酸味のあるものを食卓に足してゆき、ウリ科の果物を少しずつ控えていって身体のコントロールをしはじめましょう。キレのよい酸味のすだちが庭でもたわわに実りしまた。ビタミンCたっぷり、お水にしぼるだけでも元気がでますが、そろそろ出回る相棒のさんまにさっとかけたり、酢のかわりで作るすだち酢飯は香りが華やかで素敵。白身やイカのお刺身は酢橘と粗塩でなければなりません(煎り酒以外)!りんごや青い蜜柑も育ってきたし、ツクツクボウシも鳴き始め、もう初秋です。

8/26

乳酸キャベツ

乳酸キャベツを寝る前に食すと効能が高ります。乳酸菌と食物繊維がお腹をスッキリさせますよ、ぜひお試し下さい。ダイエットをされている方や空腹時にもおすすめ、どれだけいただいても罪悪感はありません。忙しくてもしっかり食したい時など、パパッと作れるハンバーグは便利。ボールに乳酸キャベツ、ひき肉、塩、胡椒、オイル少々を加えてよく揉んでハンバグー型に形成する。刻んであるキャベツはしんなりしていますし、奥深い発酵食の旨みがあるので下味はシンプルでOK、かさ増しにもなる。フライパンで両面を焼き、お子さんならケチャップ、ソース、バターを加えて煮込みハンバーグに、大人はおろしポン酢ソースや、味噌ヨーグルトソースなどヘルシーにいかがですか?