井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

四季のサイクルに合わせて食すことが、身体を健やかに導く手助けをしてくれます。
季節の食材とその由来や歴史、食にまつわるお話をご紹介します。

7/21

NHK私の朝活おいしいスタイル   食と経絡・ツボ

東洋医学の経絡は奥深く、中医学をかじると多少は誰でも学ぶものです。細かく走る経絡がイマイチ判りきっていなかった私ですが、鍼灸師の柳本先生に収録現場でお伺いしたら、お話が判りやすくてスッと腑に落ちました。今朝の10時半からの再放送でご紹介しているのは、二日酔いを緩和する期門(きもん)です、肝臓の代謝もよくしますよ。胃の不快にはキウイや生姜、しそなどを食すと効果があります。頭に血がのぼったり、湯気がでるような時は緑茶をのみ、湧泉(ゆうせん)という足の裏の真ん中より少し上のツボをおすと気が下に引っ張られるので、鎮まる効果があります。

 

7/8

便秘解消薬膳

中医学では便秘のタイプが5つに分かれています。簡単にわかりやすく言うと「乾燥、ストレス、冷え、虚弱、栄養不足」に分類されます。原因は個々に異なり複雑なのですが、どんなタイプにも効果がある食材は、腸の掃除機と呼ばれる腸の老廃物をからめ取るニラ、血を補う栄養価の高いほうれん草、薬でもあった繊維が豊富なごぼう、マンナンのこんにゃく、菌の子実体であるきのこ、バナナ、プルーンなどです。これらを日々いただくと効果がありますよ、カフェインが効くこともあります。ごぼうとこんにゃくをごま油で炒めたキンピラは、ごま油を使うことでさらに効果が高くなります、プルーン・ヨーグルトにビタミンCを混ぜるのもお勧め、腸の前後運動を促進します。合わせて常備しておくといいですね。

7/6

美容薬膳・NHK 私の朝活おいしいスタイル・乳酸キャベツ

肌を潤し気と脾を補う美容薬膳。疲労回復、病後術後にも良い滋養の高い潤いスープです。洗った丸鶏全体に粗塩をすり込み、たっぷりの水で白濁するまで丸ごとクツクツ煮込む。なつめ、クコの実、皮付きスライス生姜、黒粒胡椒、長葱のぶつ切りも適宜加えて一緒に煮、味をみて塩で整える。洗ったもち米を少し加えるとより効能が上がります、山薬(さんやく・山芋)もお勧め。本日水曜日はNHK趣味どき!私の朝活おいしいスタイル・11時半〜乳酸キャベツとワンプレートご飯&家庭菜園の♯5、夜9時半〜はスムージーとストレッチ♯6の放送があります。朝に効く8つの朝ごはんと自分らしい朝を始める楽しいヒント集、こちらもご覧になると元気になれますよ。

7/3

夏の薬膳 vol・1

7月に突入しましたね、塩漬けした梅も干せるし梅雨明けが待ちどうしいこの頃。夏は五臓の中で、心と小腸に負担がかかる季節です。過度の脂肪分の高い乳製品や冷たいもの、甘物の取りすぎには気をつけ、旬の野菜や果物を中心にいただきましょう。赤い野菜(トマト、赤ピーマン、唐辛子、スイカ)、苦みのある野菜(ゴーヤ)、トウモロコシなどは特によく、その他とうがん、なす、オクラなど。心が弱るとストレスを感じやすくなります、ラデッシュやセロリ、キュウリなど、みずみずしくて少しの辛味や香り、歯ざわりがあるものをパリパリいただいて下さい。リラックスして気がストンと治まることがあります。

7/2

ハイビスカス・ソルベ

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ここのところのジメジメお天気、気分もすっきりしませんね。今日は見るだけで元気になれる鮮やかなハイビスカスのご紹介です。ハイビスカスのハーブティーはおなじみですが、ビタミンCやクエン酸などがたっぷり、美肌効果や疲労回復に効能があります。写真は与論島のハイビスカスのソルベです、丁寧にシンプルに作られているのでとても素直なお味でした。花びらを煮出し、砂糖を加えたら島みかんやレモン果汁を加えるそうですが、その量はハイビスカスの花の赤に近くなるまで絞ると伺いました。酸を加えるとパッと発色します、その様子は赤しそジュースなどの色だしと同じですね。ハイビスカスは天婦羅にも出来るそうですよ、なんだか素敵です。

7/1

与論島vol2・オクラ・島オクラ

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与論島の農家のお母さんにオクラは生で刻んで食すときいて、初めて試してみました。一般に関東に出回るオクラより沖縄、鹿児島にこの時期出回るおくらは産毛がすくなく、大きいのに柔らかいので生食にもむいているようです、生は楽しい食感。きれいな5角形の5各種で、赤オクラも収穫できるそう。このオクラは塩で少しもんで、熱茹でパンっと中の種がでないくらいまで柔らかく茹でると、強い粘りと甘みが引き出されてものすご〜く美味しい。切らずに塩茹でしただけ、島の粗塩と、おろしたて山葵(これは持参)で堪能、オクラばかり食していました。粘りが美味しく、元気を作る緑黄食野菜です。栄養面を考慮されるなら、さっと茹でがベストです。

6/28

与論島vol1・壺酢・さとうきび酢

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与論島のさとうきび酢を初めて口にした時、ハッとした。島には黒糖がどこにでも売っており、きび酢に溶かすと奥深いパンチのある甘酢がすぐに作れる。朝市で初めて見た赤瓜(あかうり・モーウィともいい胡瓜の仲間)の食べ方を農家のお母さんに教わる。煮ても炒めてもいいが、生でもよいようなので皮をむいて薄切りにし、島の粗塩で軽くもんで甘酢に漬ける。半日ほど冷蔵庫で冷やした赤うりの甘酢漬けは、パリパリとして疲れがとれる、夏はいつでも食したくなるピクルス。90歳を過ぎたおばぁが「島の人はきび酢でお刺身をたべる〜」と教えてくれた。酢は腐敗防止効果が高く、クエン酸は疲れをとり、高血圧を予防する。島と共に発展してきた発酵調味料のきび酢。のんびりした畑に壺酢が行儀よく並んでいる。冬にきび砂糖を収穫して仕込むそうです。

6/27

苦瓜(にがうり)・ゴーヤ

沖縄の代表野菜は、ほとんどが薬膳。暑さに負けないよう、体の余分な熱をとったり、利水効果があったり、ウコンなど肝臓をケアするものが多い。中でもゴーヤは特に上半身の熱を下に降ろし、クールダウンさせる効能があります。頭がすっきりして、イライラ、ゆうつの改善にもにもよく、ビタミンCが豊富なので風邪予防にも良い。タンパク質と一緒に摂取すると、コラーゲンの生成をたすけ、美肌効果が高まりますよ。お隣の鹿児島県与論島の農家のおばぁは、種とワタを水でクツクツ煮て、お茶にするそう!薬効がありそうですね。

 

6/24

私の朝活美味しいスタイル・もち米の参鶏湯粥

温度の気温変化や湿気による湿(水滞)の影響で体調を崩しやすくなるせいか、この頃は下痢気味の方に遭遇します。脾気虚気味になっているので消化吸収がよく、脾胃の調子を整え、エネルギーの高いもち米で気力体力の回復を目指しましょう。もち米適宜は洗って水に浸しておく、骨つき鳥もも肉1本に粗塩を全体にすり込む、あればしょうがの薄切りやねぎ、かぶ、だいこん、粒こしょうを加えてたっぷりの水と酒少々を加え、クツクツと火にかけて参鶏湯粥風を作る。鶏の骨から旨みや脂が滲みでて、コラーゲンもたっぷり、野菜からは甘みがでます。一口いただくと胃が温まってスルスルとお腹におさまる、気分が落ち込み気味な方は山芋を加えてみてください。

6/22

私の朝活おいしいスタイル・初夏のスープ・オクラ

まだ少し寒い日もあるし、暑い日もある、夜風が気持ちよい日もある。そんな混合した時期には、繊維たっぷりの食べるスープがオススメです。夏野菜は水分が多く身体の余分な熱をとるものが多いので、生姜やにんにく、スパイスと合わせていただきましょう。このころの野菜は火が通りやすくさっとできるのも魅力。頃合いよく火を通した(ここが大切)湯むきトマトやズッキーニ、インゲン、とうもろこし、オクラなど。暖かくても冷たくても美味しいスープになり、沢山野菜が食せて元気をもらえます。今朝はオクラのスープにしました、胃に良いだけでなく、タンパク質の肉や魚など一緒に加えて煮ると良いですね。