井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

四季のサイクルに合わせて食すことが、身体を健やかに導く手助けをしてくれます。
季節の食材とその由来や歴史、食にまつわるお話をご紹介します。

12/24

鱈子(たらこ)・たらこごはん

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たらこは鱈の腹子を塩漬けしたもの、肌の粘膜を保護します。炙りたらこなど大好きです、ごはんにもお酒のおつまみにも最高。今日はたらこごはんの作り方です=米2合を研いで鍋に入れ、水と昆布を入れ20分浸す。酒、醤油、粗塩少々をふって強火にかけます。沸騰してきたら弱火にして10分ほど炊き、たらこ大きめ一腹を加えて火を止めて5分蒸らします。ざっと粗くほぐしいただきます、海苔で包んだり、少しワサビを添えたり、柚子皮をちらしたり好みでどうぞ。

12/21

薩摩芋(さつまいも)・安納芋(あんのういも)・焼ききんとん

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栗色の甘いさつま芋の安納芋は種子島の特産品です。オレンジ色はカロチン、ビタミンC、食物繊維が豊富なので美肌効果も抜群。安納芋には皮が白い安納こがねなどの種類があり、焼くと40度前後の糖度まで上がります。収穫されてから3週間前後ほどたってから美味しくなるのも特徴。ホイルに包んでオーブンでじっくりゆっくり焼くとお菓子にも砂糖いらず、お正月には(焼きんとん』もおすすめです。

12/20

芽キャベツ・ビタミンC

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キャベツは何よりビタミンCが豊富、コラーゲンの合成も育成します。収穫時期は11月〜3月頃。少し苦味がある芽キャベツは、湯をわかしさっと塩ゆでする。ベーコンをノンオイルでフライパンで焦げ目がつくまでカリカリに焼き、硬めに下茹でした芽キャベツを加えて脂が回るまで炒めて軽く塩、胡椒したソテーはお勧めですよ。

12/6

多汗・のぼせ

風邪や病気による高熱症状からくる発汗ではなく、臓腑機能の疾患による特に上半身に出る多汗。いきなり吹き出す汗には手をやきますね、できるなら少しでもおさえたいものです。直ぐに試せるものとして、のどにも優しい「黒酢のはちみつホットドリンク」をご紹介。(純正はちみつ大さじ1半を150ccの湯で溶かし、黒酢小さじ2を加えて混ぜる)蜂蜜の甘味と酢の酸味が気血を調和し、発汗を抑える作用があります。その他の食材として山芋、栗、かぼちゃ、小松菜、ほうれん草、ニガウリ、胡瓜、ハトムギ、海藻、梅、レモン、あさり、しじみなどなど。

12/4

台湾・薬膳・食薬ごはん

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疲れた胃や体調不良になると体に優しいものを求めるが、この国の食とは何をいただくにしても日々食薬。例えばふらりと立ち寄った甘味やさんで、冷やしたトマトをただいただくだけでも、黒砂糖と生姜の手作りソースが付いてくる。
暑いので少し冷たいトマトを食べるとスッキリする、でも体を冷やし過ぎないよう、疲れがとれるようにただのトマトにも配慮する。地元の定食屋さんでも毎日の活力を生む為、生薬が何気なく当たり前に入っていて本当に感心する。
手間を惜しまず料理する、健やかに居られる美味しい国です。

11/30

豚肉(ぶたにく)

豚肉に含まれるポークペプチドは酵素と合わせると、血液中のコレストロールを下げ、脂肪を燃焼させる効果があります。例えば酢豚に入るフルーツとしてパイナップルなどがありますが、その酵素が有効に働くので料理として理にかなっていますね。そしてお肉を柔らかくする効果と、甘みや香りのエッセンスがつきます。
その他パパイア、キウイなどにも酵素がたっぷり(キウイは吐き気止めとしても有効)。豚肉をマリネするとよりヘルシーな一皿になります。

11/25

鶏肉(とりにく)・アンチエイジング

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お肉の中で1番消化がよく、脂肪分が少ない鶏肉。皮膚を潤す豊富なコラーゲンの他に、粘膜の炎症を抑えるナイアシンが多含しています。ビタミンAは豚肉や牛肉より数倍多く含まれる。ささみや胸肉はコレストロールを気にしなくてもよいのでダイエットに最適。鶏皮にカロリーが有りますが、肌に良いのでカリッと焼いたり煮込んだりしてぜひ美味しくいただいて下さい。必須アミノ酸がバランスよく含まれており、関節痛にもよいものです。手羽など気軽にお鍋に入れれば旨味たっぷりの美容スープベースが直ぐにできますよ、10本ほどに塩適宜をこすりつけてから、かぶる位の水、酒50cc、15分ほど中弱火で煮出だすのがポイントです

11/22

玄米(げんまい)・硬米(こうべい)・ダイエット

お米の栄養価、ビタミンBやEがたっぷり含まれる玄米は、米の籾殻を取っただけのもので食物繊維そのもの。フィチン酸という成分と共に強力な便通作用を促します。デトックス作用が強く、体内の毒素を排出する効能が高いのです。私は粗塩少々と控えめにひとつかみのもち米を加えて炊いたものが好きです。漢方では硬米(こうべい)と言われる生薬。ただ玄米は、消化が悪いので胃腸が弱っている時は控えた方がよいようです。玄米の歯ごたえポイント、玉ねぎを薄切りにしてソテーし、生クリームとブルーチーズを加えた大人のリゾットはお勧めです。

11/12

小松菜・ホエー・お浸し(おひたし)

中医学では肌と肺は密接な関係があるとされています。肌のカサカサは肺機能の低下や栄養不足から起こることも。フライパンに4㎝幅に切った小松菜半束とホエー半カップ、豚レバーの薄切り、ごま油小さじ2〜1、輪切り鷹の爪、塩3つまみを全体にふり、フタをして中強火にかける。しんなりして色鮮やかになればでき上がりです。小松菜は茹でないので、栄養価も逃げにくく余すことなくいただけます。きのこを数種類合わせたお浸しも菌との相乗効果が増し、旨味も立って美味しいもですね、簡単で美味しい野菜料理

11/11

ヨーグルトパワー・ホエー・発酵食品

自然な酸味とまろやかでなめらかなヨーグルトは、牛乳にもともと含まれるカルシュウムやたんぱく質などが発酵によって体に吸収されやすくなった健康食品。乳酸菌が善玉菌を活発にし、悪玉菌の活動を押さえるというように、腸内環境のバランスを整えます。そうすると免疫力が高まり(体の6割は腸で作られる)アレルギーなどの症状も押さえることが期待できます。水切りヨーグルトはお料理に使いやすいですよ、お好きな果物や野菜でディップにしてもカラフルで栄養の相乗効果も上がります。残ったホエー(乳性)にもヨーグルトの栄養がたっぷり、朝の寝起きにいただくと体が活性化する気がします(飲む美容ドリンク)。ドレッシングやお浸しにも酸味がマイルドなのでお勧めです。