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助惣鱈・白子椀・鍋・北海道
早朝の凍てつく港に行ってみたら、助惣鱈が船一杯に積まれて沖から帰って来ました。北海道鹿部町道の駅の浜のかあさん方がそれを持ち帰って、白子やタラコ入りの熱々のお椀を直ぐに作って下さいました。調味料はほんのすこし、シンプルですが一切の臭みもなく、鮮度を感じながらちょうど良い火入れのタイミングを逃さぬように一目散にいただきました。
浜前調理は贅沢の極みです。市場で売られているものも鮮度はもちろん良いのですが、浜前ならではの醍醐味をいつも感じずには入られません。
鱈には助惣鱈、真鱈などの種類がありますが、タラコや明太子は助惣鱈の子です。鱈は旨味がありヘルシー、ビタミン類やタンパク質が豊富、特にこの時期に楽しめる鍋にも最適ですね。鱈は世界中で食べられていて、干した鱈は韓国やポルトガル、イタリアなどでもスープやシチュー、お惣菜になって日々の食卓に並んでいます。日本では棒鱈が有名ですね、山形や京都などの郷土食として昔から親しまれています。
薬膳では、気血を潤すと言われている冬魚の鱈。癖もないのでどんな調理にも向いています、旬のうちにグラタンや煮物などたっぷりと楽しもうと思います。