井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

四季のサイクルに合わせて食すことが、身体を健やかに導く手助けをしてくれます。
季節の食材とその由来や歴史、食にまつわるお話をご紹介します。

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黒豆・黒豆納豆・納豆・発酵食・醸壺

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大の黒豆好きです。今年はプロデュースする島根県の発酵レストランそばにある、空気と水がそれはキレイな畑で収穫された丹波黒豆を沢山ゲットしました。新豆は乾燥していても柔らかく、水で戻すと極大粒、お正月用に煮た豆はツヤツヤとして豆の旨みが強い、煮汁ごとスプーンですくっていただくのが好きなので、きび砂糖と少しの醤油と粗塩で味付けをし、スッキリとした仕立てにします。
それから、煮豆を作る時に一晩水につけたものを少し取り置き、これを指で難なく潰れ区るくらいまで布などに包んで蒸します。後は、市販の納豆と混ぜてメーカーにかけるだけです。日常的に発酵実験が多いので、温度管理が出来るメーカ(kamoshico)を愛用しています。麹系調味料も甘酒もヨーグルトもオリジナル発酵食も作れるのでとても重宝しますよ。
黒豆は良質のタンパク源、腎機能も上げるので老化防止に有効です。

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煮物・酒粕煮・発酵食

芳醇な香りの酒粕をたくさんいただきました。関西から届いた上品な海老芋と、年末の塩鮭の頭もあるので、今日は絵に描いたような酒粕煮を作ります。鮭の頭はざく切りにして霜降り(熱湯でサッと下茹で)し、血合いなど臭みの素となるような部分は丁寧に水で洗って落とします。太めのイチョウ切りした大根やにんじんをごま油でざっと炒め、出汁をはって下処理した海老芋と鮭、好みで生姜スライス、赤唐辛子を加え20分ほどゆっくり煮込みます。煮汁で酒粕と白味噌を適宜溶いて加え、さらにコトコトと3、40分ほど煮込む。器に盛って、仕上げに柚子の皮をふって出来上がり。酒粕には酒を作るときに働いた菌や、その生産物が多く含まれていて、酵母菌は各種のビタミンがたっぷり、体も温まりアンチエイジングに最適です。

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お餅(おもち)・お雑煮・きれい焼く方法

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お餅は古くから神仏へ捧げる神聖な食べものであり、お雑煮は備え下げたお餅を料理して旧年の収穫や出来事に感謝し、新しい年の豊作、幸運、健康、家内安全を祈る日本の伝統食です。
我が家はお餅好きなので、浅草育ちの祖母に習ったお雑煮を毎年暮れから鶏ガラと和出を合わせてたっぷり用意します(1度茹でこぼした鶏ガラ3個をネギや野菜の端切れとゆっくり煮て、和出汁と合わせて味がまとまったら酒、しょうゆ、塩、みりんで食べた後に塩辛くならないように考慮し調味します)。
お餅は大根おろし、磯部巻き、おぜんざい、しょうゆ砂糖、きなこ和三盆、納豆たらこ酢漬け、塩うに、からすみなどの珍味まで何にでも広くよく合いますね。つきたてが最高なので(機械ですが)毎年楽しんでオリジナルを作りますよ、甘えびとカニを練りこんだ紅色の宝餅、青のりとペッコリーノチーズの組み合わせなど、香ばしく焼くと最高です。
硬くなって来たお餅を上手に焼くには、表面に十文字の切り込みを浅く入れ、予熱したトースターや網に切り目を上にして焼くとプクッときれいに焼けます。お餅は余ったら1個ずつラップをしてくるんで冷凍保存、ごはんを炊くときに1枚加えるとおこわになります。お餅は母乳の出をよくすると言われています

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元旦・お正月と祝い箸

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2019年 明けまして御芽出度うございます 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます
お正月は旧年の収穫や様々な出来事の感謝をし、総ての生命の更新を喜び祝う一年で一番おめでたい日です。
元旦朝に水引がついた中太両細の純朴の木で作られたお箸を使う意味は、片側を神様が使いもう片側を人が使うという風習が古来からあるからで「神人共食」を意味し、年神様の恩恵を預かるのです。洗って3が日か、七草、松の内(地方によって異なるのですが、門松をたてている期間1月7日まで)が終わるまで使用します。この祝い箸は末広がりの八寸(約24cm)で縁起がよく、両方の先端が細くなっていて「両口箸」とも呼ばれます。その他、丈夫で神聖な木とされる柳で作られるので柳箸と言われたり、五穀豊穣を願った米俵をイメージした俵箸と呼ばれることもあります。箸は神様の方を使わないように気をつけましょう。
歳神様に守って頂けるよう、箸袋に筆で名前を書いて願いを込めましょう
皆様にとって良い年となるようお祈り申し上げます

12/29

御節料理・簡単なのにきちんと作れる「おせち料理」・成美堂出版

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年末から祝い肴数種種をご紹介させていただきましたが、お正月支度は「無病息災、子孫繁栄、五穀豊穣」と、この3つの願いが込められた祝い肴さえあれば立派に迎えられます。関東では「黒豆・数の子・田作り」。関西では「田作り」を「叩きごぼう」に変えて3種とします。この祝い肴があってこそ、お正月の祝い膳は本式となります、つまりこの3種類があれば立派なおせち料理になると言う訳です。後はご家族の好きなおせちなどを数種類足せばよいでしょう、お重がなくても、小皿や器、木のお弁当箱等に盛り付けても素敵ですよ。

12/27

数の子(かずのこ)・祝い肴 おせち2

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にしんの魚卵で、二親(にしん)から多くの子供が生まれるので、二親健在、子孫繁栄の縁起物のとして食べられてきました。近年ではにしん量が減りましたが、江戸時代にはみじかな食材で値段ももっと手頃でしたので(正月は貧富の差なく同じものを食して祝う」ことを願った八代目将軍徳川吉宗によって祝い肴(さかな)の一つに加えられらとか。作り方です=バットに水カップ半、塩小さじ半を入れまぜ、塩かずのこ6、7本を5時間ほどつけて塩抜きする。白いうす皮をキッチンペーパーなどで剥き、水で洗って水気をふく。小鍋で濃いめの出汁を2カップ半とり、酒50cc,薄口しょうゆ(醤油でも)大さじ1をひと煮立ちさせ冷ましたつけ汁を密封容器に入れ、数の子を半日以上浸す。食べやすく切って器に盛り、好みで糸かつおを散らす。簡単なのにきちんと作れる「おせち料理」(成美堂出版)p18より

12/26

黒豆(くろまめ)・祝い肴 おせち1

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お正月用の黒豆をそろそろ作りだします、つやつやのしわのない黒豆の煮方です。虫食いなどを除き、ざっと洗った黒豆300gの水気をきる。鍋に(できれば厚手の)水2リットル弱を入れ沸騰させ、グラニュー糖2カップ半、醤油大さじ2半、粗塩2つまみを入れる。砂糖がとけたら鉄卵を加と洗った黒豆を入れて一晩浸す。強火にかけてアクを丁寧にとる。厚手のキッチンペーパーをのせ、ごく弱火で6〜8時間ほど煮る(数時間ずつ2、3回に分けて煮てもよい)煮汁が少なくなり柔らくなったら出来上がり、冷めるまでそのままおく。冷蔵庫で4、5日、冷凍庫で1か月ほど保存できます。まめ(真面目に働き、まめ(健康に)に暮らせますよう、無病息災の願いが込められています。黒い豆は邪気を払うと言われています。簡単なのにきちんと作れる「おせち料理」(成美堂出版)P15より。

12/25

冷え・紅茶・クリスマスパウンドケーキ

発酵茶である紅茶は私の精神安定剤、特にアールグレイが好きなのですが、アイスティーの甘味ならメイプルシロップ、ミルクティーなら和三盆がベストです。美味しい紅茶を入れるために水道水のお水を勢い良く出してヤカンに入れて熱する、こうすると、酵素の量が増えてお茶がグンと美味しくなります。ゴールデンドロップを楽しんだ後は、ミルクティーが冬の定番。
シナモンスティクは指先まで温める効能があり、クローブは胃腸を整え、削りたてのナツメグは若返りのスパイスとして有名、お腹にもよい生姜を加えたりと、それぞれの効能と香りを紅茶の種類に合わせて楽しんでいます。刻んだ紅茶葉、スパイス類、アーモンドプードル、クルミやアーモンド、洋酒に漬けたドライフルーツ、たっぷりのよいバターを加えたアダルトなパウンドケーキを焼いて、ガーゼにくるむ。ダークラムやカルバトスなどを時々ぬりながら1ヶ月くらい寝かせる。クリスマスやお正月に一切れ一切れいただくのが毎年の楽しみ、今もゆっくり熟成させています。

12/24

Xmasチキン・鶏の丸焼き・スパイスミルクソース

急いでチキンの丸鶏を焼くときは(オーブンを220度に温めておく)内臓を水ですすいで、パキパキ折ったセロリを葉ごとギュウギュウつめる。鶏全体に、にんにくの切り口をところどころこすりつけ、粗塩を満遍なく少し多いかな?くらいにすり込む。オリーブオイルをたらしたら、10分焼いて200度にして20分焼く(あればじゃがいもやごぼうは皮付きで、たまねぎも皮付きで半分にきって鶏の回りにおくとよい)。10分ほど室温において、再度220度にオーブンを温め、鶏からしっかり油がでて(途中2度ほど鶏から出た油をかける)こんがりするまでパリッと焼く(焼きたてのパリパリの皮を少しだけ味見できるのが作り手の特権!)天板を中火にかけ、脂をこそげるようにワインを注いで馴染ませたら豆乳かミルクを加えて煮詰めソースを作る、ナツメグの削りたてや胡椒をふっても。merryXmas!!

12/23

味噌(みそ)・白味噌・西京味噌(さいきょうみそ)

京都に来ています、市場でいつも買う甘口の白みそ。まったりとして甘いので柏餅に入ることもある白みそは、美しい薄い黄色で短期間で熟成します。京都特有の文化で生まれ育った味噌。辛子がちょんとのったお椀や魚や肉の漬けみそにも使用されます。お正月にいただく丸餅が入った京雑煮は、白い下地に京にんじんの赤が鮮やかに映えてそれは優美なもの、白味噌はコトコトと煮込んだ方が美味しい。白みそに練りゴマと酢を少々加えまぜたものをイチジクにのせて蒸し、青ゆずの皮をふるとよそゆきの一品。ボールに絹ごし豆腐、白みそ、米油、酢、塩を泡立て器でグルグルまぜるだけの(白みそマヨネーズ)は、タルタルソースの代わりやパンに具材とはさんでも美味しいですよ。ヘルシーだけどコクがある、アレルギーやダイエットされてる方にもお勧めのソース。西京味噌をアーモンドミルクでのばしたソースはかき氷も美味しい気がする。