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甘酒・発酵食・疲労回復・食養生・美容
夏の季語の甘酒。麴甘酒の甘みは、でんぷんが麹菌によって消化しやすいブドウ糖に分解して生まれたもの。体内で素早くエネルギーに変換されるので、疲労回復にぴったり。ブドウ糖とビタミンが豊富に含まれるので滋養強壮に効くのです。ちょうど酢橘が実ってきました、きゅっと絞って爽やかな酸味を加える。香りもよくサッパリとして飲みやすくなります。
甘酒が余るとき、ドレッシングにアレンジします。生姜を皮ごとすりおろし、オリーブオイル、昆布酢、粗塩、甘酒を空き瓶に合わせてシェイクすれば完成。私にとって、ナチュラルな甘みととろみの甘酒は、まるでドレッシングの為にあるような存在、クーラーなどの冷え改善にもお勧めです。
中医学での古代栄養ドリンクは温中補虚、脾胃虚弱によい小健中湯など。芍薬、桂枝、炙甘草、生姜、大棗、飴糖(麦芽を糖化させた水あめ状のもの)の6つの生薬から成り立ち、飴糖が君薬でこちらも美味しそうです。手軽な現代版として、私は甘酒、生姜、シナモン、ナツメを加えたもので簡単養生しますが、こちらも美味です。