井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

四季のサイクルに合わせて食すことが、身体を健やかに導く手助けをしてくれます。
季節の食材とその由来や歴史、食にまつわるお話をご紹介します。

6/16

プルーン・プルーンのバルサミコ煮

すももの一種で、ヨーロッパでは(命の果実)と呼ばれるプルーン、朝食に食べる習慣がありました。鉄分、ペクチンが豊富、甘みも強いのでドライフルーツにも敵しています。今日は、甘みと酸味の調和が楽しいプルーンのバルサミコ煮のご紹介です。プルーン1パック(13個)は洗って水気をふき、縦に切り目をいれてひねって2つにわり、種を取り出します。ほうろうなどの厚手の鍋にプルーンと、バルサミコ半カップ〜1カップ、はちみつかメープルシロップを大さじ2〜3いれてとろみがつくまで煮る(上質なバルサミコの場合は甘みを加減)そのままでも美味しいし、ヨーグルトやパン、酢豚や煮物、料理の仕上げに最適です。奥深くコクのある香りと酸味は、疲れをとって疲労を回復します。野菜、魚に会いますが、肉料理のソースに最適です。

6/13

丁子(ちょうじ)・丁香(ちょうこう)・クローブ・スパイス

クローブ・スパイス・丁子・丁香

お茶が好きで、毎日鎮静剤のようにいただくのですが、玉には胃を温めながらお休みします。
白湯を作るのと同じように、やかんのフタを開けて15分ほど湯を熱しますが、クローブも一緒に入れて煮出します。カップに蜂蜜を入れて、クローブ湯を注ぎゆっくりいただくと張り詰めた気が緩んでくるのが判り、バニラのような香りや、刺激的なピリッとするスパイーさにリラックスします。
クローブは体を温める効能があり、胃や脾、腎が冷えて痛いときにも有効なスパイスとして知られています。漢方では丁香と呼ばれる生薬、西洋ではクローブと呼ばれ、肉の塊に刺した煮込み料理やシチュー、カレーにも欠かせません。
ネパールの民間療法では歯痛止めに使われたり、インドネシアではタバコの香りに、楊貴妃は口中で噛んで口臭予防薬に、昔のヨーロッパでは伝染病予防にも使われたとか。
オレンジとの相性がよく、デザートやお菓子にも使われる他、オレンジに刺して乾燥させ、香りのポプリとしてもヨーロッパで親しまれています。

6/12

赤紫蘇・赤しそ・赤しそジュース

紫蘇ジュース・赤紫蘇・紫蘇・美肌ジュース

爽やかでさっぱりした元気がでる旬のジュースです。色が濃いめの赤しそ(2袋)を選んだら、葉だけを摘んでボールにはった水でよく洗い、ザルに上げます。鍋に約1ℓの湯を沸かし、5〜8分茹でる。ザルにしそを上げてギュッとしぼり、エキスを全て出しきります。甜菜糖かきび砂糖は半カップ〜好みの量を入れてとかし、レモン果汁50cc(酢・ワインビネガー)加える。一瞬で色鮮やかになりますよ、楽しい瞬間です。冷めたら清潔な瓶などに入れ、冷蔵庫で保存します。
漢方では蘇陽(そよう)と呼ばれる生薬、咳や解熱、アレルギー緩和などの治療に使用されます。
赤しそは夏の疲れを癒やし、美肌効果や目の疲れ、視力向上に効果があります。胃液の分泌をよくして消化を助けるなど様々な効能も期待できます。ハッとするほど美しいこの時期だけのジュース、濃縮にして保存すれば長く楽しめます

6/12

赤しそ・赤しそジュース

紫蘇ジュース・赤紫蘇・紫蘇・美肌ジュース

キレイな色の元気がでる旬のジュースです。色が濃いめの赤しそ(2袋)を選んだら、葉だけを摘んでボールにはった水でよく洗い、ザルに上げます。鍋に約1ℓの湯を沸かし、5〜8分茹でる。ザルにしそを上げてギュッとしぼり、エキスを全てしぼりきます。甜菜糖かきび砂糖は半カップ〜好みの量を入れてとかし、酢50cc(レモン果汁)を加える。一瞬で色鮮やかになりますよ、楽しい瞬間です。冷めたら清潔な瓶などに入れ、冷蔵庫で保存します。
しそ、赤しそは夏の疲れを癒やします。殺菌効果が高く、胃液の分泌をよくし、消化を助ける効能や美肌効果が期待できるこの時期だけの美しいジュース

6/11

日本テレビスッキリ・ヨーグルトキムチのふるふるスープ・発酵食・免疫力

体がよろこぶお漬け物・発酵食・乳酸菌・キムチ・ヨーグルト・サワーキムチ・免疫力

日本テレビスッキリさんでご紹介した免疫力を上げる発酵食レシピはキムチとヨーグルトを和えたサワーキムチのご紹介でした。キムチの辛味がマイルドになり食べやいキムチになります、混ぜたら、ひと晩冷蔵庫で寝かせるとより馴染んで美味しくなりますよ。
植物性タンパク質の豆乳に、発酵調味料をふんだんに使用して免疫力アップ効果を高めています。発酵食は日々幅広く色々な種類を食べる事が大切ですが、私は特に季節の野菜で漬けた乳酸菌たっぷりの糠漬けやキムチ、水キムチを作っていただくようにしています。作り方も難しくなく、安心安全な乳酸菌がたっぷり摂取できるからです。発酵食は食物繊維とビタミンなどと一緒に食べて効果が高まりますが、野菜の持っている豊富な繊維やビタミンなどが丸っといただけるのでお漬物は理想的な発酵食なのです。
含まれるギャバの成分には、リラックス効果が高く安眠のお手伝いをします、晩御飯にも漬物をぜひ添えて下さい。免疫力アップには睡眠、食事、運動の三つの柱が大切です。
沢山の方が直ぐにお作り下さって、コメントも頂きました有難う御座います。ご紹介したレシピは、下段のニュース内やインスタにも掲載しております。番組内では2人分で作っていましたが、レシピは1人分です。

6/10

パッションフルーツ・果物時計草(くだものとけいそう)

パッションフルーツ・果物時計草・リリコイ

果物時計草はパッションフルーツの別名で、花が時計草に 似ているからだそう。ハワイではリリコイと呼ばれ、台湾では百香果(パイシャンコウ)百の香りの果物という意味の名がついています。爽やかで甘酸っぱく奥底に魅惑的な香りがひそんでいるので、化粧品やアロマテラピーなどにも用いられています。切った時のビジュアルもフォトジェニックですね、農家さんは両手で挟むように圧をかけてパンッと器用に割ります。飛び散らないか少し不安になりますが自分で試してみても大丈夫でした。
肝機能を高める効能と美白効果や皮膚再生能力を高めます。旬のピークは6月〜8月頃、すっぱいイメージがありますが、皮にしわが寄ってしっかり完熟すると酸味が抑えられて甘くなる。私は酸味が立ったものでソースやドレッシングにするのが好き、生クリームとの相性もよく他のフルーツでは作れない魅惑的なものになります。写真はパッションフルーツ農園にて。まだ青く、垂れ下がる感じがカーテンみたいで可愛い。

6/8

二条大麦・ビール麦・大粒大麦・ビール

大粒大麦・ビール・二条大麦・ビール麦・クラフトビール

フジテレビ・四季彩キッチン 
汗ばむ季節、キーンと冷えたビールが美味しくなってきましたね。番組では『二条大麦』の特集で、ビールに合うおつまみも紹介致します。香りがよく風味のあるビールが個人的に好きです、近年では国内でもクラフトビールを含め様々な種類が生産され、缶や瓶も可愛らしくネーミングも個性的で楽しい。ビールの主原料は麦芽とホップ、麦芽は大麦から作られますが、大きく二条大麦と六条大麦の二つに分けられます。二条大麦は穀粒が二つに並んでいて、粒が大きいいので大粒大麦、六条オオムギは小粒大麦と呼ばれます。
栃木県では二条大麦、六条大麦、小麦の3種類が栽培され、全国でも有数の生産地。小山市では、青々とした田んぼと金色の麦畑が、パッチワークのような模様を描いている風景も見られるそう。風に揺らぐ麦畑の麦秋(ばくしゅう)、コントラストの美しい情景が目に浮かびます。JA/農業の「いま」をプレゼンテーションする番組で、進行役は林修先生です。

6/7

ホワイトアスパラガス

ヨーロッパでは4月下旬~6月が旬のホワイトアスパラガス。日本でも同じ時期に元気な国産品を見かけるようになります。太く、みずみずしく、驚くような滑らかさは、まさに優しい初夏を食べているようです。
ホワイトアスパラは太陽の光が当たらないように育てます、もとはグリーンアスパラと同じです。
ほんの少しの塩気を帯びた、茹でただけのシンプルなホワイトアスパラガスにフォークを入れる時は緊張します。1番好きな食べ方ですが、一切のごまかしが利かない究極の調理です。下ごしらえですが、グリーンアスパラと同じようにポキっと手で折れるところが下の方にあり、無理なく折れた上の部分をいただきます。皮を剥いた後に、剥いた皮と一緒に茹でますが、レモン果汁を少し落とすといいですね。
栄養価はカロテンなど含め、グリーンアスパラに軍杯が上がりますが、口当たりや風味が良く、手間がかかる作業なのでグリーンに比べて値段は少し高めです。
ドイツでは、白アスパラをシュパーゲルと呼んでとても人気です。4月中旬から6月24日までと決まっているそう、いつかヴァルベック村のレストランで、アルザスワイン片手に思いきり堪能したい願望があります。

6/6

アスパラガス・グリーンアスパラ

アスパラ・昆布締め・グリーンアスパラ

アスパラには疲労回復効果を促す名前由来の「アスパラギン酸」が豊富、この成分はアミノ酸の一種です。ヨーロッパからロシアなど冷涼地で育ちやすく、日本では北海道が有名でしたが、近年では他方でも美味しいアスパラが育っています。色々な農園からアスパラが届きます、産地が一緒でも農家さんによって味わいが違いますよ、ワインのテロワールと一緒ですね。アスパラの下の方の皮を剥いて、生のまま口にしてみるとそれがよくわかります。
アスパラは野菜の中でも免疫力を高める効果が高く、特に穂先の方に含まれるルチンとビタミンCが血行を促し血流をよくします。太めのアスパラは下から5センチほど皮を剥きましょう、はかまも除きます。アスパラには根元の方でポキっと折れやすところがあり、その上が調理しやすい、ある程度の目安にしてください。保存は湿らせたキッチンパーパーに包み、密封袋に入れて穂先を上にし、立てて冷蔵庫へ。
アスパラを程よく塩茹でしたら、昆布と挟んで数時間寝かせると、なんとも粋な昆布締めになります。

6/4

青梅(うめ)・梅仕事・梅甘露煮

写真 3

庭にポトリポトリと落ちる青梅。梅は傷がついてないものを選んでよく洗い、ヘタを竹串の先で取って、できるだけ小さく数箇所穴をあける。梅仕事の手始めは、すぐにいただける甘露煮を作ります。ホーロー鍋に穴をあけた梅を入れてかぶるくらいの水で5〜10分ほど煮ます、必ず極弱火で(強いと皮が弾けてしまいます)。水を新しくかえて氷砂糖を加え、厚手のキッチンペーパーをかぶせ、弱火でさらに10〜15分ほど煮て冷まします。梅を取り出し清潔な保存容器に入れ、煮汁を半量まで煮詰めて注ぐ。甘酸っぱい香りがキッチンに広がって、梅仕事の幸福感が今年もまた始まりました。毎年繰り返す自然との営みに感謝しながら過ごすひと時です。
氷砂糖は肺を潤す効果が期待でき、梅は唾液の分泌を活発にしたり疲れをとります。シロップを炭酸や冷水で割っていただくと汗がひき、心身を癒します。
後少ししたら南高梅が色付きそうです、こちらは虫あみでそっと手繰り寄せて追熟させて梅干しにします。