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きのこ・干しきのこ・秋の味覚・食養生

これから益々美味しくなるきのこ類。それぞれに異なる効能がありますが、共通して含まれる成分には食物繊維の一種、βーグルカンが有ります。このβーグルカンは、免疫力をアップさせる作用が知られています。
しいたけは、干すと骨を強化するビタミンDの含有量が増える(日光にあたるとエルゴステリンがビタミンDに変わる)。お天気の良い時に干すだけですが、今の季節なら、風通しの良い場所で5時間位がお勧めです。
金気を嫌うのと味しみが良くなるので、出来るだけ手でさいて干してください。コリコリとして旨味が凝縮、多めに作って冷凍保存しておくと便利です(旨味もuP)。
ちなみに椎茸は水で洗わなくて大丈夫、石づきだけを落として、汚れがあったら優しく拭き取れば充分です。生の椎茸を炭火やグリルでシンプルに焼く時は、軸を上にして焼くと旨味を逃しません。塩を振って焼き、笠の中に水分が出てきたら、焼けてきた合図です。マッシュルームなどは窪みにたっぷりと水分がたまり、グツグツとして見るからに美味しそう(中医学では特に一本足の野菜は滋養が高いと言われていますよ、アスパラやブロッコリーなどもそうですね、出来るだけ取り入れるようにしています)
きのこは数種類合わせるとそれぞれの旨味や食感が重なりあって、美味しさが増します。香りや歯ごたえを損なわない為に、なるべく短時間で調理して香りや歯ごたえも楽しんで下さい。