井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

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2017年 2月の記事

2024.8.30

腸活のスーパーフードまるごと「海藻」レシピBOOK

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海藻好きです。新刊の海藻Bookが8月22日に発売されました。

今や海藻は世界で注目されるスーパーフード。未来の大切な栄養源でもあり、様々な地域で養殖も活発に営まれています。この海藻ですが、実は良質なタンパク源であることを皆さんご存知でしたか?海藻類の植物性タンパク質は、アミノ酸スコアがとても高い事がわかっています。

含まれる水溶性食物繊維が、今話題の「ご長寿菌」と呼ばれる酪酸菌を増やして腸内環境を整える。さらに酪酸には加齢により筋肉を収縮させる、hdacと言う酵素を阻害する働きがあるので、筋肉を衰えにくくすると言う、研究結果があります。

ミネラルが豊富な海藻は、ヘルシーで、髪や肌、爪なども美くしくするので健やかなイメージがありますが、昆布やひじきに含まれる成分が気になる方も多いと思います。毎日毎日大量には食べない方が良いですが、それは他の食材も同じ、なんでもバランスよく摂取する必要があります。医師を交えて、その辺りも監修しているので気になる方は是非ご覧ください。

海藻好きの私としては、もっと皆さんに良さや旨味を見直して頂きたく、満を持して作った本です。そもそも昆布がなければ日本料理は始まらない。昆布を入れた湯豆腐と入れない湯豆腐でその旨味の違いを確かめてみて下さい。この本の撮影初日には、代表的な4つの昆布の味比べをスタッフ皆んなで楽しみました。味比べをすると、どんな料理にどの昆布を使うと良いのか(好みに仕上がるのか)がわかるので、料理が楽しくなり、日本料理の奥深さも知るきっかけとなります。私の食育講座では、いつも味比べをしてもらって実習しますが、子供達の目が輝く瞬間でもあります。本物を知る喜びは、その後の人生も左右するし、日本の伝統的な要素や歴史も含まれているので、しっかり伝えたいのです。

今回は春先の撮影をし、漁師さんに朝取れの昆布、めかぶ付きわかめ、ひじき、てん草、もずく、アカモクなどを送っていただき、図鑑仕立てにしました。ご協力いただいた方々に深く感謝申し上げます。

しみじみ美味しいお出汁の風味を始め、沢山の海藻料理を皆様に楽しんでいただけますように。

2024.7.17

マガジンハウス・hanako・理想のキッチンとインテリア

井澤由美子・hanako/マガジンハウス・料理家・養生・きょうの料理・渋谷・キッチン・インテリア・貴重

毎回きょうの料理やあさイチさん出演後に、楽しみに寄らせて頂く素敵な雑貨屋さんがあります。そのお店は、NHKのすぐ側にあり、店先には季節の切り花が美しく置かれています。奥に進むと手作りのキッチンがあって、まずは温かいハーブティーにホッとひと息。そして、店内をゆっくり拝見し、海外のリネンエプロンや器類をチェック。伺うと必ず何か欲しくなる商品があるお店は、稀なので私にとっては、とても貴重な雑貨屋さんです。

この号は、様々な方々が今すぐ真似したい実用品やその選び方がわかる実例集となっています。実家のキッチンを心地よく整える、フルオーダーで叶えた理想の台所、楽しいDIY、グリーンを育てる、普段の料理などキッチンにまつわる全てが満載です。

2024.7.10

NHK あさイチ・みんなごはんだよ・梅干し・夏野菜

井澤由美子・梅干氏・あさイチ・料理家・美味しい・食養生・食薬・東京食薬LABO・あさイチ・NHK ・疲労回復・薬膳・中医学・家庭料理・簡単レシピ・手仕事・オーガニック

NHKあさイチさんでご紹介した本日の、いざわ的裏テーマは「除湿と疲労回復」。

気温がとても高い上に湿度があるので、このと処いつも以上に体が重だるく感じます。体に湿が溜まりやすい方は、頭痛や関節痛、落ち込みやすいなどの症状が出ることも。中医薬膳では、これらの症状を緩和する利水、利尿作用のある食材をお膳に盛り込みます。

体から余分な水分を排出するズッキーニ、ハトムギ、アシタバ、アスパラ、きゅうり、とうもろこしとその髭、スイカ、すもも、ぶどう、あおさ、もずく、烏龍茶、コーヒー、紅茶、ビール、プーアール茶等、浮腫を取りのぞくよう雨季のレシピを作ります。キッチンに立つ時間も短くし、さっぱりしたおかずをご紹介したい。

前日のあさイチさんでは梅干を使う、明日はズッキーニを使うと言うことで(笑)、かぶらない塩梅良いレシピにしたのが、今回の「梅バター蒸し」です。梅を胸肉に揉み込んで、良い塩梅となりつつ、柔らかさ、臭み抜きを兼ねています。

鶏胸肉と梅干、ズッキーニのカリウムやカロテン、パプリカのビタミ類で除湿と疲労を回復させます。ほんの少しのバターは梅の酸味や塩味を中和させ、程よいコクを生み出し、カロテンの吸収を良くします。ジューシーに蒸し焼きされたズッキーニと、しっとりと柔らかい鶏肉は食べ飽きません。

梅干は効果効能が高いだけではなく、調味料としてもとても優秀です。防腐効果もある梅干しは。「梅はその日の難逃れ」という諺もあります。きょうの料理6月号でご紹介させて頂いている梅干は、18%のおばぁちゃんの梅干しと、低塩の八八漬けです。どちらも抗酸化作用の高い赤しそをたっぷり加えて効能と保存力を高めています。

 

 

 

 

 

夏の代表野菜にズッキーニ、トマト、なす、きゅうり、レタス、オクラ、唐辛子などがありますね。まん丸なズッキーニもあります。

ズッキーニの名前の由来は小さなかぼちゃ(イタリア語)です。蒸しても焼いても、ジューシーな

2024.6.23

大人の無印良品・良品計画・キッチン用品・DIY

井澤由美子・無印良品・良品計画・DIY・キッチン・手作りキッチン・暮らしに寄り添う・大人の暮らし・心地よい暮らし・くつろぎ・整理整頓・キッチンツール

暮らしに寄り添う「大人が選ぶ無印良品」が主婦の友社より発売されました。

愛用品を幾つかご紹介させて頂きました。私は長年無印良品さんのカタログや冊子、ポスターを手がけていましたので良品計画さんには親近感があります。撮影をしたにも拘らす、最後の最後の段階で検査に落ちる商品も数多くありました。良い商品なのに残念な場面を沢山見てきたので、何気なく店頭に並んでいる商品達をとても頼もしく思っています。

今回の50代、60代に向けた大人編は、キッチンツールを始め、日用品、雑貨類まで暮らしやすさや使いやすさに重点を置いた様々な商品が幅広く紹介されています。こんな商品がある、こんな並べ方が出来る、自由な発想や使い方など様々な目線から楽しむ事が出来ます。

家を心からくつろげる場所にする。自宅にいる時間を有意義にする為に、暮らしやすく、心地よくスッキリ整える活用術。私の最近イチオシのキッチン用品や、自分で作ったDIYキッチンも僭越ながらご紹介させて頂いています。宜しかったらご覧ください。

2024.5.21

NHkきょうの料理・6月号 「井澤由美子の梅の手仕事」

井澤由美子・梅干し・梅酒・きょうの料理・NHK・梅の手仕事・梅レシピ・梅料理・美容・健康・梅干し作り・簡単レシピ・保存食・さっぱりごはん・八八梅干し・おばぁちゃんの梅干し・カリカリ梅・完熟梅のシロップ煮

今号の、きょうの料理6月号は「井澤由美子の梅仕事」です。

一重の紫陽花も咲き始め、ジャスミンが香る頃となりました、梅の季節到来です。庭の青梅も、早々に大きく実ってきています。

毎年の梅仕事ですが、飽きることなく色々な梅遊びを楽しんでいます。若々しい青梅はフレッシュなうちに。黄色い梅は、ふくよかな香りが増すまでじっくり待って。それぞれの魅力を最大限に引き出す保存食作りを楽しむ。

今回のご紹介は、500gと少量で、気軽に作れるものばかり。昔ながらのしょっぱい梅干しと、減塩梅干し、お勧めのお茶請けやデザートなど、梅漬けの活用方やアレンジも楽しくご紹介させていただきました。皆さんも旬は短し、初夏の手仕事をぜひ楽しんでください。

放送は6月3日午後と、4日午前と午後、5日午前の放送予定。見逃し配信のNHKプラスは青梅10日、梅干しは11日までです。

2024.5.07

二十四節気・立夏・5月のミントミルクティー・J-wave

J-wave・ミントミルクティー・穀雨の雨・立夏・中医学・栄養学。食養生・食薬・ミント・井澤由美子・自然治癒力・整える・ハーブ・パセリ・ミント・香り

先日はJ-WAVE さんで「5月の食養生」と、腸を潤す発酵食の食べ方や美と健康につながるお話をさせて頂きました。心と体を元気にする旬の食材には、その季節を人間が健やかに過ごす為の効能や栄養が含まれています、まさに食薬ですね。

5月は暖かな日差しと霧雨のような穀雨の恵みのおかげで百穀を潤し、ハーブ達もスクスク育つ頃。爽やかな風が吹き、春牡丹やバラ、藤が美しく咲き誇っています。

過ごしやすい気温ではあるのですが、でもなんとなくよく眠れない、胃腸の不調が気になるなどの症状が出る事も。寒暖の差や新生活の疲労で自律神経が乱れがちになるのです。中医学では気滞といいますが、腰右上部分のツボに痛みを感じる時は気が滞っている証拠です。

そんな時は、気の流れを良くする香りのよいハーブやスパイスを使ってプチリフレッシュしましょう。西洋でのハーブの位置付けは薬とほぼ同じ。香りの効果や抗菌作用、美肌効果、胃腸の調子を整える効能が期待できます。効能を知って、体調に合わせたハーブを選んでみても。5月は様々な苗を店先でも見かけます。

眠れない夜にお勧めのミントミルクティーの作り方です。小鍋に牛乳1カップ、ミントひと摑み、きび砂糖大さじ1を入れて薄いグリーン色になるまで温める。ほのかな清涼感と温かさでホッとくつろげます。ミルクにはトリプトファンが含まれているので、安眠の手伝いをしますよ。マザーハーブと呼ばれるカモミールで作っても良いですね。

 

 

2024.2.20

NHK あさイチ 「ごはんだよ」春ごぼうの春雨炒め・新ごぼうのチャプチェ

井澤由美子・あさイチ・NHK・みんなごはんだよ・料理コーナー・新ごぼう・チャプチェ・韓国料理・春雨料理・旬野菜・健康美容・腸活

1ヶ月ほど声がでなく、皆さんにはお聞き辛い点など沢山のご迷惑をお掛けいたしましたことお詫び申し上げます。

そんな中で、華丸さんや大吉さん、ゲストの皆さんが楽しく進行してくださり、音声さんがお茶の間の皆さんに私のヒソヒソ声を届けて下さいました。まるでコントのようになってしまい、逆に料理に集中した、大笑いした、などのコメントも沢山お寄せいだだきましたが賛否両論だったと自負しております。

今回は、柔らかな春ごぼうをたっぷりと使った「新ごぼうのチャプチェ」を。調味料が醤油、きび砂糖、唐辛子なので「きんぴらの春雨炒め」とも言えます。

ごぼうを切るのが面倒な方は、汚れが気になる部分だけ包丁の背でこそぎ、タッパーにスライサーをおいて座りよくします、下ろしやすいのでぜひお試し下さい。スライスしたごぼうは味も染み込みやすく柔らか、マヨネーズサラダにもおすすめです。

春雨とのコントラストが美味しい炒めものですが、ポイントが3つあります。1、春雨は茹でずに熱湯で戻す事、2、水気をきった後は胡麻油をなじませておくのですが、ここで塩か醤油で軽く調味して味の道を作っておくこと、3、肉にも軽く下味をつけることで味が少しずつ重なり、出来上がりの味がボケないので一味違います。ご飯に乗せる、春巻きの具に、沢山作ってお弁当にもおすすめの甘辛炒めです。

 

2023.12.05

NHK「あさイチ」フライパンおかずと麺とごはん

血の巡り・腸活・美肌・疲労回復・料理番組・身体に優しいレシピ・井澤由美子・あさイチ・NHK/フライパンおかず・美腸・美容・カラダ整え・食養生・麺料理・レモン塩・乳酸キャベツ・流行を作る料理家・ブームの火付け役・麺とごはん・料理家

朝の情報番組でおなじみのNHK「あさイチ」さん。番組内の人気料理コーナー「みんな!ごはんだよ」から、フライパンレシピ49品、麺・ごはんのレシピ37品のレシピが掲載された料理本が発売になりました。

私は巻頭ページの生姜をダブルで使った『ジンジャーポークソテー』やレモンの香りが爽やかに乳化したとろみソースの『しらすレモンそうめん』などをご紹介しています。この時の自分的な裏テーマは、活血・美容・ストレス緩和・疲労回復でした。

「いつも料理コーナーまで見ることができない」そんな方に向けて作られた一冊です。番組でご紹介したレシピの数々を、あさイチ制作班チームがレシピを特選し、撮影・編集しています。ぜひお気軽に日々の暮らしにお役立て下さい。

2023.12.01

レタスクラブ「旬」 体整うシンプル料理(kadokawa)スパイス

井澤由美子・食養生・料理家・薬膳・漢方・中医学・カラダ整う・レタスクラブ・スパイスごはん・生薬伝道師・健康・美容・腸活・美味しいごはん・美人・美食・シンプル料理・50代モデル・料理本

新ブランドMook・レタスクラブ「旬」。この本は、自分の為に、体の為に料理を楽しんで作るコンセプトがテーマになっていて6人の料理家さんで構成されています。私はシンプルに作れる「スパイスで冬の薬膳ごはん」を担当させて頂いています。

「体を整える」と言うフレーズは、薬膳、中医学で古くから多く使用されて来た言葉です。「薬食同源」とは、今日食べた食は薬にもなるし、毒にもなると言う意味で、体調体質を左右します。この営みは、日々の食卓の積み重ねが未来の自分を作ることに繋がっています。人は食べたもので出来ているので当然ですね。

薬膳とは難しいことではなく、冷えているなら温める、熱ければ冷ますという様に、本来は大変大らかなものです。出回る季節の身近な食材に御自分の体調や体質に合わせた食材、スパイス(生薬)をチョイスし、組み込んでいけるちょっとした知識。ぜひ、御自分の体の声に耳を傾けて、心身を潤す美味しい料理で労って上げて下さい。肌に透明感、デトックス、ポジティブ、アレルギー改善、不安感緩和など食の積み重ねには、各々の悩みを改善する効果効能が期待できますよ。

 

2023.11.28

朝日新聞ボンマルシェ アーモンド・美肌鍋

シチュー・アーモンド・井澤由美子・健やかご半・健康・美容・美肌・綺麗になる・美しい人・ロカボ・食養生

ビタミンEと食物繊維を手軽に補給できる「アーモンド」。手軽に口に出来るのに様々な嬉しい効果が沢山が有ります。例えば、年齢と共に低下する循環血液量をスムーズにする血液促進作用や、肌細胞の新陳代謝を保つ大切なビタミンE。抗酸化作用も含むので紫外線を浴びるとできる活性酵素の除去にも良い食材です。

私は、寒さと乾燥が増していく冬のカサカサ肌の為にアーモンドをポケットに入れて持ち歩いています。お腹が空い時にも口にして、血糖値の急な上昇を抑えています。

アーモンドミルクもほのかに甘みがあって料理に使うとコクが出てまろやかな美味しさに。辛味のあるお鍋に加えるのが好きで、今回は腸にも喉にも薬効のある蓮根入り鶏つみれと芹の鍋、その他鮭と緑黄色野菜のお鍋、抗酸化作用のある玉ねぎとターメリックのポタージュなどをご紹介させて頂きました。どれも肌を潤す一皿です。手軽に出来る温かい汁物は肌だけでなく、体も活性化します。