2025.12.18

井澤由美子・食養生・温活・60代モデル・料理家・美しくなる・美容・江戸っ子・温活・生姜・蒸籠蒸し・モーニング蒸篭

季節の養生コラム:冬

体の内側から熱を灯す「モーニング薬膳せいろ」と冬の過ごし方

先日、常盤貴子さん司会のNHK『おとな時間研究所』で、「食べ物でカラダを美味しく温める」というテーマでお話しさせていただきました。

寒さが本格的になるこの季節、私たちの体は知らず知らずのうちに縮こまり、巡りが滞りがちになります。中医学では、冬はエネルギー(陽気)を蓄え、春に備える大切な時期。今回は、番組でお伝えした「冬を健やかに過ごすための3つの鍵」を、改めて紐解いてみたいと思います。

1. モーニング薬膳せいろで「内側から点火」する

朝、冷え切った体に一番に必要なのは、優しく熱を届けてくれる食事です。 私が提案するのは、朝の時間を味方にする「モーニング薬膳せいろ」。 立ち上る湯気は、それだけで乾燥した喉や鼻を潤し、心を穏やかに整えてくれます。

旬の根菜やタンパク質をせいろに押し込むだけ。 蒸し上げられた食材は、栄養も旨みも逃げず、胃腸への負担も少ない。まさに、一日のエンジンをかけるのに最適な「温活食」です。

2. 「ツボ押し」で巡りを助ける

食事で熱の材料を入れたら、次はそれを全身へ届けることも重要です。 番組でもご紹介した、冷えに効くツボを意識してみてください。手にある合谷、 足裏の涌泉は、冬の養生には欠かせないツボ。仕事の合間や、お風呂上がりに優しく揉みほぐすだけで、滞っていた「気・血」が巡り始め、指先や足先までじんわりと温かさが伝わります。

3. 下半身の筋肉は「天然のストーブ」

もう一つ、冬の養生で忘れてはならないのが「筋肉」です。 私たちの体の中で、もっとも熱を生み出してくれるのは筋肉。特に大きな筋肉が集中している「下半身」を意識して動かすことは、自分自身の体の中に「天然のストーブ」を持つようなものです。

スクワットや階段の上り下りなど、無理のない範囲で筋肉を刺激すること。 「食べる」「整える」「動かす」。 この三位一体のケアこそが、冬の冷えから身を守り、春を健やかに迎えるための本質的な養生だと私は考えます。

おわりに

せいろを囲む時間は、自分自身を慈しむ時間でもあります。  どうか外からの暖かさだけでなく、自らの内側から熱を灯す習慣を、日常のどこかに置いてあげてください。

皆さまが、体温も心も温かな、豊かな時間を過ごせますよう。