2022.4.22

旅好き、醸造所好き、源泉掛け流し好きです。今号のマガジンハウス・クロワッサンでは、鹿児島県の霧島に取材に行かせて頂きました。
宿は鹿児島と宮崎県との境である、霧島神宮温泉の「界」。絶景の源泉掛け流しや、名産の黒豚料理にお茶、蕎麦、郷土料理などを堪能。特に印象的だったのは部屋から望めるパノラマビューと早朝の温泉での風景。まだ暗闇の中の露天風呂、だんだんと月や星が傾いてゆき、辺りが少しずつ明るくなってやっと景色が見えてくる。こんこんと湧き出る湯に身を委ねながらの出来事、心身が浄化されました。その後のお休み処もカフェインの少ない名産茶や、地産の黒酢を使ったドリンク、アイスなどもフリーで楽しめる。それから、ビューテラスでは小粋な演出の「だれやめセット」を。真っ赤な夕日を眺めながら、焼酎とおつまみにゆったりと至福の時が流れました。
界では地域の伝統や文化を重んじ、宿泊者に向けて「手業のひととき」を提案しています。「杜氏から教わる本格焼酎と醸造蔵見学」があり、昔ながらの造りを実践される中村酒造場6代目杜氏からお話を贅沢に伺う事が出来ました。麹を扱う蔵には、お酒から調味料まで日本全国を巡っている私ですが、芋焼酎は初めて。麹室見学や櫂入れも体験。蔵地下120メートルから組み上げる伏流水と焼酎で割って寝かせた「前割り」を初めて飲み、その香りや甘さ、まろやかさに心酔し、焼酎に開花。絞りたて汲みたてのグラッパのような芋焼酎も口にでき、その鮮烈さにも心踊りました。
その他、地元の方々で賑わう市場や、パワースポットの霧島神宮にお参りし、しっかり御朱印まで頂いて参りました。車で10分ほど走るとすぐ宮崎県、帰りのランチに寄らせて頂いた(がまこう庵)さんのお蕎麦やお店の手作り食、地産地消の野菜、山菜、卵などこれまたとてもステキ!色々なご縁に感謝しています、有難う御座いました。