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立秋・梨・薬膳・漢方・喉・食養生
まだまだ暑さが募りますが、暦の上では立秋に入りました。庭の酢橘や梨も大きくなって、ツクツクボウシの鳴き声も、そろそろ聞こえて来そうです。
新生姜と梨が一緒に出回る時期はとても短い。今日は、梨の薬膳ジンジャーシロップのレシピを急いで書きます。新生姜は皮ごと、梨は皮と芯を取ってミキサーやブレンダーにかける。鍋に清潔な布をひいたザルを置き、ブレンダーの中身を注ぐ。ある程度水分が落ちたら、包んでギュッと絞りながら果汁を全部入れる。甜菜糖を加えて半量くらいになるまで煮詰めて、冷めたら冷蔵庫で保存してください。喉の調子が悪い時や消化不良が気になる時、寒さを感じた時などにお勧めのシロップです。漬物やカレーの隠し味などにも、一役買います。
それから、定番の蒸し梨もお勧めですこちらは、まいにち食薬養生帖204ページご覧ください。
梨は喉に良い果物、乾燥を防ぎ空咳を抑えます。果糖の一種、ソルビートが豊富なので整腸作用が有り、便秘解消に有効です。
梨は若いときはザラザラ、完熟すると表面がツルツルになります。保存するときは紙で包んでヘタを下にして冷蔵庫へ。