7/18
桃(もも)・桃仁(とうにん)・薬膳・漢方
新鮮な桃は水で洗いながらうぶ毛をこすりとるように布で洗い、皮ごと食べるのだと山梨の友達から初めて聞いた時はびっくりしました。食べてみて納得。その方が、桃の香りが立って美味しい。写真のももは熟しても実が硬いタイプ、切ると真っ白な果肉に紅色がなんとも艶やか。
それまでは桃は完熟した柔らかい果物と認識していたので、そのシャリシャリとした食感は新感覚でした。かたい桃はフルーツビネガーに漬けてピクルスにしても美味しそうです。
桃の葉は日本でも民間療法であせもや湿疹、神経痛などに効く入浴剤になっていますね。中国では邪気を払い長寿の果物とされ、つぼみや花は漢方の生薬(白桃花)、むくみや無月経などに使用されます。種は(桃仁)と呼ばれ、血行を良くし、下腹部痛、更年期障害などに有効、漢方薬の桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)の主成分でもあります。