井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

食薬ごよみ

四季のサイクルに合わせて食すことが、身体を健やかに導く手助けをしてくれます。
季節の食材とその由来や歴史、食にまつわるお話をご紹介します。

9/14

納豆(なっとう)・美肌

納豆好きで大粒、小粒、極小粒、大きめひきわり、細かいひきわりと食べ分けます。そして私にはお酢が必需品。納豆1パックに必ず小さじ2〜3ほど加え、ぬめりを白い泡立ちに変えてスルスルと食す。さっぱりし、刻んだ野菜や粘り気のある海藻などを加えてもよく合う。付属のタレを加えてもよいですが、粗塩2つまみがお勧め。その他、ひきわり納豆に醤油麹か海苔の佃煮、ごま油、おろし生姜をミキサーなどで滑らかにした納豆醤(じゃん)もしゃぶしゃぶなどのタレとしていいものです。また、ちょっと面白い食べ方としては、納豆に卵を加えてから酢を加えると、プリンプリンになるのです。
毎夜食す「138(イザワ)納豆」は、納豆にジャコ(お酢にひたしてあるもの)、すりごま、ごま油かヘンプオイル、粗塩をよくまぜた納豆。カルシウムと一緒にとる、良質の油を少し加えると体への吸収がよくなる。シミ、シワ予防に有効なビタミンB群、レシチンやアルギニンは、夜寝る前にいただくと美肌作りにとても効果的。

9/10

青梗菜(ちんげんさい)

日本で最もポピュラーな中国野菜の青梗菜。カロテンやカルシウムが豊富なので免疫力を高め、ストレス等にもよい野菜。くるみ和えや白和え、その他、カルシウムが多いジャコと合わせてごま油で炒めると、カロテンの吸収がUPし栄養が効率良くなります。青梗菜は、血の巡りを良くするので、内出血を浴すので、特に産後の瘀血(血行障害)、長引く生理や生理痛、打撲等による内出血などの早期回復に有効とされています。じくの部分から先に入れ、時間差をつけて葉を加えましょう。シャキシャキ感と鮮やかな緑色も青梗菜の魅力です

9/7

ブルーベリー・眼精疲労・美肌効果

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ブルーベリーは何と言っても視力回復、眼精疲労の改善効果に良いと言われるアントシアニンが豊富で、糖尿病による網膜障害改善にも有効だそうです。ヨーグルトと合わせるとビタミンの吸収率がアップしますし、美肌効果が抜群です。可愛らしい粒や色に癒されますね、ブルーベリーの木を見たことがありますか?北海道の山の中で見つけたブルーベリーの木は、ちょっと野生的で大きかった。すもものようなあか色の実も混ざってキレイなグラデーション。葉付きの枝を切って来てキッチンに飾ったらステキ。鈴生りになるので収穫期には毎日パイやケーキ、パンを作って、保存食にドライフルーツ、ジャム、、ジュース、ソルベなどにして。秋の気配で葉がうっすら色つくこの頃は、ブルーベリービネガーやソースを作って、お肉に合わせると楽しそう。もうすぐ美味しい赤ワインが恋しくなる季節

9/3

酢橘(すだち)・秋の柑橘

すだち・酢橘・柑橘類・秋の味覚・果物

まだまだ暑いこの頃。お肉や鰻など滋養のあるものや、スパイスたっぷりのカレーなどを食してパワーをつけるのも大事ですが、そろそろ秋に向けて、体のコントロールを致しましょう。体を冷やすウリ科のものや、臓器を労わる為に、辛すぎるものを控えましょう。酸味のあるものを食卓に足してゆきましょう。我が家の庭には、キレのよい酸味のすだちがたわわに実りました。ビタミンCたっぷり、お水にしぼるだけでも元気がでますが、そろそろ出回る相棒のさんまにさっとかけたり、酢のかわりに使って作るすだち酢飯は香りが華やかで素敵。また、白身やイカのお刺身は酢橘と粗塩でなければなりません(煎り酒もあるけれど以外)。りんごや青い蜜柑も育ってきたし、ツクツクボウシも鳴き始め、もう初秋です。

8/26

乳酸キャベツ

乳酸キャベツを寝る前に食すと効能が高まります。乳酸菌とキャベツの食物繊維がお腹をスッキリさせてくますよ。ぜひお試し下さい。ダイエットをされている方にもお勧め。どれだけいただいても罪悪感はありません。忙しくてもしっかり食したい時など、パパッと作れるハンバーグは便利。ボウルに乳酸キャベツ、ひき肉、塩、胡椒、オイル少々を加えてよく練り混ぜてハンバグー形に成形する。刻んであるキャベツはしんなりしていますし、奥深い発酵食の旨みがあるので下味はシンプルでOK。かさ増しにもなりますよ。フライパンで両面を焼き、お子さんならケチャップ、ソース、バター、水適宜を加えて煮込みハンバーグに、大人はおろしポン酢ソースや、味噌ヨーグルトソースなどヘルシーにいかがですか?

8/19

ロートレックのにんにく       フレンチローズ

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可愛いでしょう!! 北海道の農家さんが収穫したにんにくを乾燥させて、葉をきっちりあんで送ってくれました。レストランなら、たくさん飾りたくなりますよね。真ん中のにんにくは、光で白く見えますが、もう少しローズ色。フランスのロートレック地方で有名なにんにくで、命名はフレンチローズ。右の紫のにんにくは、イタリアンバイオレット。どちらも火を入れた方が旨みが増すにんにくだそうです。料理によって、にんにくの種類を使いわけるべきだという農家さんのお言葉、もっともだと思っています。このにんにくで作られる発酵熟成された黒にんにくも美味しい。凝縮したプルーンのような甘み、なめらかな舌触りで食べやすく、免疫力もグンと上がります。

8/18

保存食(ほぞんしょく)・しその佃煮

お庭にしそがワサワサなっている方へ。爽やかな日本の代表ハーブのしそは、胃液の分泌を良くして食欲を増進させ、老化の素である活性酸素を抑える効能があります。解毒作用などの薬効があるので、特に夏の生ものに添えていただくとよいですね。しそはそのままの形を生かしてごま油と塩の重ね漬けでナムル風にしたり、薄切り生姜と醤油漬けにしたりと色々な保存食が作れます。高円寺にある日本の手仕事・暮らしの道具店cotogoto(コトゴト)さんにて、夏の保存食として(しその佃煮)をご紹介。とっても素敵な器屋さんですよ、ぜひのぞいてみてくださいね。

8/17

味噌(みそ) 米みそ・甘口・江戸みそ

今回は、甘口の江戸みそのご紹介。江戸みそは(どぜう鍋屋さん)などの老舗の料理屋さんで出会えますよ。江戸みそは、麹を多く使用され、昔は贅沢品でした。熟成期間が短く、塩分が少ない多糖少塩消化型なので、暑い夏は10日ほどしか日持ちがせず、作られるのは江戸市中のみそ蔵に限られており、そんなところも粋を喜ぶ江戸ッ子の気質に合ったのかもしれません。最盛期は江戸で流通するみその6割を占めていたそうです。甘いけれどもすっきりしており、大豆の風味の良さが引き出されているみそ。サバ、サンマ、カマ付きの魚等をこってり煮たい時は、江戸みそが大活躍します。照りもあってふっくら煮上がりますよ。濃厚ですが塩辛くないタレが食材にからまって、見るからに美味しそうな仕上がりに。ちなみに、江戸みそは東京の地域特産品に認定されています

8/16

味噌(みそ) 米みそ・辛口・信州味噌・仙台味噌

今日は米みその辛口のお話です。米味噌は、全国的に一番多く流通しているスタンダードな淡色のみそで、関東甲信越、北陸、信越で特に親しまれています。代表的なものは信州みそ。作り手も多く、広く使われているので特に特徴を表す必要がない場合の撮影時など、このタイプのみそを使います。大豆を分解する時にできるペプチドには、血圧を下げる効果や抗酸化作用があり、イソフラボンは骨量の維持に一役かいます。みそは漬け込み調理にもとても向いていますね。肉や魚を漬けるとやわらかくなるだけではなく、ご飯がすすむ風味豊かなおかずになり、保存性も高まります。漬けた状態で、冷蔵庫に保存しておけば、あとは焼くだけなので、この季節にお勧めの時短調理。お菓子にもみそは使われますね。みそピーナッツやみそキャラメル。コクもあって美味しいだけじゃなくノスタルジックでいやされます。

8/15

味噌(みそ) 麦みそ・甘口

麦みそのご紹介。特に九州、中国、四国地方で作られるみそで、甘みと香りが強い。塩分が少なめで麹が多く、旨みがあるので料理の味付けに使うと決まりやすい。お味噌汁など含め、熱を入れるとプンと麹の香が立ちます。みそのhemfという香り成分には抗酸化作用、抗腫瘍作用が期待されています。味噌こしを使うと麦の黒い部分(麦の繊維=黒条線)が取り除かれ、すっきりした味わいになりますよ。とうもろこしのすり流しに、こした麦みそをバランスよく加えるとお互いを引き立てる気がします。麦みそは関東地方でも作られていますが、麹が少なめなので辛口に仕上がっています。旅先でいただいたお茶うけの麦みそには、色々なものが入っていてツブツブした食感の食べる甘い味噌。マンゴーのみそ漬け物も添えられていて、昔ながらのおやつに疲れがとれました。