10/21
目光・メヒカリ・旬魚
秋に美味しいメヒカリ。
水深200〜300mにいる深海魚で底引き網漁です。本名はアオメエソ。あだ名の由来は、緑色の目がキラリと光るから目光。
初めて食べたのは港近くの定食屋さん、近所の市場でも沢山売られていました。フライで頂きましたが、身が柔らかで骨まで食べられる白身が美味。傷みやすいという事で、当時は東京ではあまり見かけませんでしたが、今では都内のスーパーでも見かけるようになりました。サイズも小ぶりで10cm前後、下処理もあまり無いので調理もしやすい。先日も、市場でふくよかなメヒカリを見つけたからと、わざわざ一夜干しにして届けてくれた友人がいました。炙りも美味しいですが、良い塩梅の干し加減なので天麩羅も楽しみました。庭から酢橘をもいできてさっと絞り、粗塩で熱々をいただく。白身の香りが立ち、柔らかな身がホロリとほどけます。骨ごと頂けるのでカルシウムもたっぷり。ちなみにカルシウムはビタミンCと一緒に摂取すると効率よく体に吸収できます。