4/21
エシャロット
まず、炊きたてごはんに、釜揚げしらすをてんこ盛りにのせる。その横に、納豆と付属のからしを添え、刻んだエシャロットを散らす。ねぎではなく、このエシャロットがポイントです。いつものねぎをのせたバージョンと、ぜひ食べ比べをしてみてください。もちろん、ねぎにはねぎの良さがありますが、私がエシャロットを散らして食べた時の衝撃は、富士宮やきそばや吉田うどんを初めて食べた時と同じでした。あれば味付けメカブも添え、真ん中には卵黄を落とし、よく混ぜていただいてみてください。
四季のサイクルに合わせて食すことが、身体を健やかに導く手助けをしてくれます。
季節の食材とその由来や歴史、食にまつわるお話をご紹介します。
4/21
まず、炊きたてごはんに、釜揚げしらすをてんこ盛りにのせる。その横に、納豆と付属のからしを添え、刻んだエシャロットを散らす。ねぎではなく、このエシャロットがポイントです。いつものねぎをのせたバージョンと、ぜひ食べ比べをしてみてください。もちろん、ねぎにはねぎの良さがありますが、私がエシャロットを散らして食べた時の衝撃は、富士宮やきそばや吉田うどんを初めて食べた時と同じでした。あれば味付けメカブも添え、真ん中には卵黄を落とし、よく混ぜていただいてみてください。
4/20
穀雨「こくう」は、雨が降って百穀を潤す(穀物だけでなく、あらゆる植物の成長を助ける)という意味を持つ、二十四節気のひとつです。百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)ともいい、変わりやすい春の天気も安定し、農作業の目安にもなります。そして、この頃の雨が止むとされるのが八十八夜です。
4/17
3月から5月頃が旬のほたるいかは、兵庫県、鳥取県など日本海側の地域が産地です。特に富山県が有名ですね、海中のほたるいかは青く光るそうで、未だ見ぬ光景に毎年思いをはせています。キトキト(富山弁で鮮度が良いの意 )のホタルイカは、酢みそを添えても、しょうが醤油でいただいてもおいしいですね。セミドライに干してあぶったり、沖漬けも捨てがたいのですが、濃厚なワタが溶け出たアヒージョもまた格別で、バケットをついついお代わりしてしまいます。
店先では産地で茹でられたものを多く見かけますが、透き通った生の美しいほたるいかを見かけることもあります。販売されているものは寄生虫などの関係で冷凍解凍されたもの、あるいは内臓を取り除くように書いてあります。
茹でたても美味しいですよ。生を購入されたら、目と口の部分が口にあたるのでピンセットなどで取り除き、さらに気になる方は軟骨も引き抜いて熱湯で30秒ほど塩茹でします(この作業は茹でた後でもOK)。きちんと下処理されたほたるいかで自家製沖漬けも楽しめます。ほぼ同量の酒、醤油、本みりんを煮立て冷まし(味醂が気持ち多くても)冷蔵庫で半日以上漬け込みます。
4/16
春魚の白身のお刺身やいか、えび、貝などが特に好きです。(私は江戸っ子のクセして、ピカピカだったり、血合いや脂たっぷりの回遊魚が少々苦手です。。) 淡白で香りが優しい春の魚介には、うまみを無くすことなく、グ~ンとよいところを引き上げてくれる煎り酒(いりざけ)がおすすめです。これは、江戸時代からある日本の古い調味料で、作り方もとても簡単! 白身のお刺身好きな方がいらしたら、ご家庭でもぜひお作りください。お酒 1カップ、梅干し(大) 1個、みりん 小さじ1を小鍋にかけ、沸騰したら弱火にして8~9分ほど加熱するだけです。お好みで、うす口しょうゆを少し垂らしてもいいでしょう。消毒した保存瓶や空き瓶で、3ヶ月ほど持ちますよ。それから、白身のお刺身の話に戻りますが、粗塩(天然の塩・自然の塩)と、おろしたてのわさび、すだちをキュッと控えめに絞っていただくのもいいですね。どちらにせよ、白身には、お醤油より白い塩の方がより旨味や甘みを引き立てる気がします。
4/11
さんしょう系のスパイスが大好きです! 花さんしょうは、小さな黄色い花をつけた柔らかい花の部分。お吸い物に入れたり、香りづけに加えますが、肉類にもよく合うと思います。少し濃いめのお醤油だしに花さんしょうを入れて、2、3枚のすき焼き肉をサッと煮る。高価だし、市場に出回るのも一瞬なので、築地に行くと店頭に目を凝らしてしまいます。今年はぬめりのあるお野菜とおひたしにしてみよう。
4/7
ピカピカのさよりを酢でしめ、少し甘いおぼろをのせると何とも美しい! 食べると口の中が春の嵐のようで、心がザワザワします。 淡白なのに、かみしめると味が濃厚なさより。白ワインと合わせたくて、控えめな甘さで、セミドライのみりん干しを作ってみたら大正解でした。
4/6
≪4月のおすすめブレンドティー≫
目覚めの時や日中に、特におすすめなのがカモミールミルクティーです。ブレンドに使用する紅茶は、香りの控えめなもの選び、カモミールの香りをたてます。ミルクでフンワリ優しいお味で心までハッピーに! まだ慣れないフレッシャーズのみなさんの生活も、元気が出るようにそっと後押ししてくれますよ。カモミールには、ジャーマンカモミールとローマンカモミールがあり、心身をリラックスさせる効果があることで有名です。就寝前に飲むと、よく眠れるようになります。もう一つの作り方もご紹介です。小鍋にお湯をブクブクとしっかり沸かし、紅茶の茶葉とカモミールの茶葉を入れて煮出します。もしあれば、濃いめのミルク(低温殺菌処理牛乳など)を入れ、沸騰直前で火を止めて茶こしを通してカップに注ぎます。生クリームときび砂糖で、ほんのりお好みの甘さに調整しましょう。ハチミツやメープルシロップを使ってもおいしいですね! 電子レンジで作るときは、耐熱カップに紅茶のティーバッグ、カモミールのティーバッグ、吹きこぼれないくらいの水を入れて加熱しましょう。カップごと温まるし、オフィスなどでも手軽にお楽しみいただけます。
4/3
わらび餅が和菓子の中で一番好きです。季節が限定されるのもいいですね。本物のわらび餅と、中に入ったこしあんの柔らかさがまったく同じという、フルフルとした一体感! 初めて食べた時の思い出というより、衝撃は忘れられません。それは手の平にのる小さい宇宙! 和菓子職人さんのお仕事に本当に頭が下がり、そして尊敬の念を深く抱くのでした。 ~小石川 一幸庵のわらび餅より~
4/2
小さいたこですが、胴の中のギッシリ詰まった卵がネットリムッチリとしておいしいですね! ちょうどお米のようなので、飯だこで「飯(いい)持ち」あるいは「飯(いい)だこ」といいます。下処理をしたいいだこをサッと茹でただけでもいいけれど、甘辛く煮付けて、頭からガブリとかぶりつくのがおいしいなぁ! と思うんです。
4/1
摘みたてのたらの芽を、薄い衣に包んでサクッと揚げると、春にしか頂けない山の神様からの贈り物のような苦味が口の中いっぱいに広がります。その精気には、たっぷりの解毒作用があるに違いありません。 3~5㎝くらいのものがアクも少なく食べやすいのですが、苦味が好きな方はもう少し大きいものでも。さんしょう塩でぜひ!