井澤由美子の食薬ごはん Yumiko Izawa

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self-healing セルフヒーリングとは自身でカラダや心をいたわるナチュラルな自然治癒力のこと。世界中で昔から伝わる伝統的な家庭療法や、繰り返し作られてきた意味のあるレシピを綴っています。旬の実りとハーブ、スパイス、生薬など、食から成り立つ健やかな日常の暮らしは、自身のムードも作ります。

2023.5.19

スパイス・ターメリック・スープ

井澤由美子・商品開発・美人・美容・健康・ターメリック・スープ・スパイス・胃腸・シチュー・美味しい・レシピ監修

スパイス・生薬・ハーブはナチュラルな薬。栄養価の高い食材と合わせて、スープを商品開発しました。中でも効果の高いターメリックのスープは、独特の苦みや粉っぽさを抜き、生姜やその他のスパイスと合わせて相乗効果のある食べ合わせと調理法で、効能高い美味しいスープに。

黄色の色素のクルクミン(ショウガ科に属する秋ウコンの根茎)は、ポリフェノールの一種。抗酸化作用があり、身体の酸化を抑制するので老化防止に有効、抗炎症作用もあるので、ウイルスなどの感染や炎症を抑制するそうです。アーユルベーダでは、風邪の初期症状には温かいターメリックミルクやラテを飲んだり、傷口ができれば蜂蜜とターメリックを練ったものを塗ることも。ダメージを受けた体内外に有意義な作用を促すターメリックです。

日本では、アルコール分解効果が認知され肝機能を向上させる事が多く知られていますが、その他にもアルツハイマーや認知症予防、鬱症状など脳の悪症状改善に良しとされています。ターメリックは油脂性なので油で炒めるようにし、黒胡椒と合わせると吸収力を大きく上げるようなので、日常の食卓のスープやカレーにご活用ください。

 

2023.5.17

青梅・実梅・喉の渇き

梅仕事・青梅シロップ・青梅カリカリ漬け・yumikoizawa・井澤由美子・青梅・梅・梅手仕事・まいにち食薬養生帳・食薬・食養生・養生ごはん・健康・美容・

梅は古くから愛でられ、慈しみを持たれながら日本人に親しまれてきた特別な果樹。5月に入ると青々とした梅が若葉と共に、庭の清々しさを更に爽快にします。

青梅の効能はなんといっても、その爽やか香りと酸味で気の巡りを良くすること。喉の渇きを癒し、滞りがちなストレスを緩和します。クエン酸は疲労回復に効果があり、殺菌力があるので腐敗防止や食中毒の予防にも役立ちます。日本には「梅は三毒を断つ」「梅はその日の難逃れ」ということわざもあるほど。

青梅が頃合いになると、ますはシロップ漬けを作る。12ヶ月の手仕事の中でも最も簡単で親しみやすい保存食かも知れません。本場韓国の美味しいキムチには必ずと言って良いほど梅シロップが入っていますよ。旬は短し、いそいそとたっぷりと仕込みます。

 

2023.5.16

高島屋カルチャーセンター・雨季の食養生

井澤由美子・薬膳講座・カラダ想いの簡単レシピ・・コーヒー体を整える・ホットドリンク・免疫力・発酵ドリンク

ここのところ、30度を越える気温や、寒々しい雨の日があったりと寒暖の差が激しく自律神経も乱れがちです。本日の高島屋さんサロンの講義では、漢方薬局で調合していただいた「補中益気湯・ほちゅうえっきとう」を皆さんに煎じてお出ししました。字の如く気を補う漢方薬で、気虚に良く心身の疲労感をケアし、胃腸の調子を整え、脱肛や胃下垂など下がったものを持ち上げる効果が期待できます。補中益気湯は、栄養ドリンクのような感覚で気軽にいただけるのも利点です。

雨が降ると、関節痛や頭痛、落ち込みなどの体調不良が気になる方は、湿がたまりやすい体質傾向にあるかも知れません。鏡を見て舌に真っ白な苔が多めについていたらその傾向があります。外からも内からも養生する事が大切、ご自分に目を向けて労ってあげましょう。

今回の講義内容は実践しやすい「カラダ想いの簡単養生レシピ」と「脾」を補う様々な食材と湿の抜き方ついて、そして雨季の過ごし方の講義でした。素敵なサロン風のお教室では、薬膳茶と薬膳お菓子付き、ゆったりとした気分でお過ごしいただけます。高島屋さんの次回講座は9月になります。

2023.5.11

NHK文化センター・家庭の食医

夏の食養生・旬食材・漢方・薬膳・井澤由美子・夏バテ・NHK・野菜・薬膳・漢方・食養生・ビタミン・まいにち食薬養生帖・タラトり・冷やしスープ・ヨーグルト・ブルガリア・井澤由美子

NHKカルチャー文化センターさんでは家庭の食医「カラダの中から健・幸・美」と題して、2023年5月13・7月8日・9月9日に中医学・薬膳講座があります。ゆったりとしたスペースで、薬膳茶と薬膳菓子をいただきながら15時〜16時半までの講義となります。

今食べたものが明日の自分を作り、5年後の自分に反映されます。薬食同源、日々口にするものは薬にもなり、体質に合わなければ毒にもなり得るのです。自身の体質を理解し、傾向と対策を見つけ、日々の献立を整えられるようになると毎日が楽しくなりますね、そう難しいことではありません。

次回は夏の養生と美白・美容ケアについてと、心身の疲労回復に役立つ食材や調理法、どなたにもわかりやすい陰陽五行思想などを含めた四季の薬膳講座です。

 

2023.3.23

中医学・薬膳料理教室・有形文化財

食養生・体温め・井澤由美子・中医学・料理教室・生姜・葉生姜・新生姜・旬野菜

大泉工場の3000坪の敷地内にある有形文化財。この趣のある日本家屋で、中医学・薬膳料理教室を実地、しっかりと学べる塾を開講します。2022の10月〜2023の3月までの約半年間のスケジュールには、ゲスト講師のカリキュラムや農場体験、コンブ茶作りなどが含まれ、マザー(コンブ茶種菌)のお持ち帰りもしていただくので、自宅で大きく育てる事も出来ます。

自然と調和を考えるwell-being 、近隣にある畑に出向いてオーガニックの生姜やビーツの収穫体験をし、生薬にした後に、実際に調理し、意見交換しながらの食事とお茶会になります。中医学の難しい講義が終わった後は、日常に役立つ献立の薬膳調理実習で笑顔が増えます。

大泉工場では、週によってオーガニックファーマーズマーケットやイベントがあります。桜の季節には広大な庭がピンク色に染まり、そのほかにも様々な花々や果物が実る自然豊かな環境。プラントベースのお洒落なパン屋さんで、焼きたてのパンやお菓子をいただいり、時代の先端を行くコンブ茶「腸活・発酵ドリンク」もあります、工場では余分な混じりっけ無しの状態を楽む事も出来ます。オーガニックのポップコーンも珍しく、子供も楽しめる工夫も至るところに有るので、ファミリーでもリラックしながらエンジョイ出来ます。

 

2022.8.12

well-being・美容・健康・食養生・予防医学・中医学教室・食医

井澤由美子・食養生・健康・美容・薬膳・漢方・食薬ごはん・well being・井澤由美子・料理教室

様々なストレスや、偏った食生活に疑問を感じながらもついつい忙しさにかまけてしまう日常。頭痛や肩こり、繰り返す風邪、肌荒れ、アレルギー、深刻な病、気分の落ち込み、倦怠感、やる気が出ないなど現代特有の様々な現象をひき起こす種。日々の生活の中で、私たちは自からこんな症状をつくりだしているのです。

ストレスにどう対処しているか、どんな運動をしているか、睡眠の質はどうか、何を食べているか。こういった事の全てが、穏やかで健やかな毎日を送るための体力(免疫力・自然治癒力)に繋がります。中でも食生活は、私たちの心と体に深い関わりを持っています。

食とは本来、心と身体を癒すもの。予防医学でもある東洋医学・中医学・薬膳・漢方の知識と、現代栄養学を織り交ぜた食の知識を知って健やかな未来を担いませんか?古来から伝わる伝統食や民間療法など、受け継がれる先人の知恵も現代の生活に生かしながら、毎日の暮らしを楽しく豊かに。

自身の体質や体調にあった食事を取り入れる事は、未来をも左右します。自分のエネルギーを効率的に使うためには、どんな食事をしたらいいのかを知ると、思考も明るくポジティブになりますよ。

これらを10月〜から学べる講座がいくつか開講されます。趣旨がそれぞれ少しづつ違います、お好みの講座やお近くの場所を選んでいらして下さい。いずれにしても「お家の食医」をしっかりと目指します。

●「NHK文化カルチャーセンター」 薬膳茶と薬膳お菓子、あるいは薬膳スープを飲みながら、ゆっくりと食養生を学ぶ座学です。まずはご自分やご家族の体質や体調を知って日々に活かしてみましょう。

●「池袋コミュニティーカレッジ」(おうちの食医・一汁三菜で健やかな食養生)旬の食材と食養生の座学が少しあります。広々とした清潔なj実習室で、体と心が元気になる料理教室がメインです。

● 「jukubox」3000坪の中にある有形文化財の趣のある日本家屋は少人数制。塾のようなおも向きですが、しっかりと中医学や養生調理を学びたい方に。ゲスト講師のカリキュラムも含みます。自然と調和を考えるwell-being 、現代版寺子屋です。週によっては、オーガニックファーマーズマーケットあり。

 

 

2022.8.02

家庭の食医・薬膳・漢方・食養生

夏の食養生・旬食材・漢方・薬膳・井澤由美子・夏バテ・NHK・野菜・薬膳・漢方・食養生・ビタミン・まいにち食薬養生帖・タラトり・冷やしスープ・ヨーグルト・ブルガリア・井澤由美子

8/27「家庭の食医」 NHKカルチャーセンター

14時〜15時半

健やかな食養生(夏編) 一口薬膳スープ付き!

夏の疲れ、体が重い、疲労が中々回復しない。似ていますが、補う食べものは違います。

身近な野菜や薬味を使って身体と心を整える薬膳や漢方の知恵。ご自分の体調や体質を知り、効果的な食材と調理法が判ると心身がとても楽になります。栄養学や番組、著書本等でご紹介させていただいた発酵食やアレンジレシピも織り交ぜて楽しく進行できたらなと思っています。

家庭の食を司る人はお家の「食医」です。食医とは古代中国皇帝の健康管理を一身に任されていた、一番位の高い医師の事。

食養生は誰にでも簡単に出来る予防医学です。日々の食で未病羨望、健やかな未来を担いたいですね。少人数制です、皆様とお逢い出来ますのを心より楽しみにしております。

井澤由美子

2022.7.15

夏の食養生

枝豆・夏も食養生・枝豆・お浸し・井澤由美子・漢方・薬膳・食薬ごはん・夏野菜

夏の食養生

夏は五臓の中で「心」負担がかかる季節です。暑さや湿度で心と体がオーバーヒートしやすい。

心臓は、血液を全身に送り続けるポンプの様な重要な役割が有ります。

薬膳では赤い食材を摂取すると良いとされます(トマト・みょうが・赤ピーマン・パプリカ・すもも・小豆・赤シソ・唐辛子・なつめ・さくらんぼ・梅)、その他、体の余分な熱をとる清熱作用の苦味野菜(ゴーヤ・ピーマン・ナス・アスパラ・アロエ・メロン・緑茶)、水分を排出する利尿作用が高い(トウモロコシ、冬瓜・スイカ・へちま)、免疫力や疲労回復に役立つ(にんにく・生姜・らっきょう・モロヘイヤ・枝豆・緑豆・さやいんげん・オクラ・かぼちゃ・しそ・びわ・桃)などがこの時期に特に食べたい旬食材です。

心が弱るとストレスを感じやすくなりますから、歯ざわりのよい清熱野菜のレタス、ラディッシュ、セロリ、キュウリなど、みずみずしくて辛味や香り、歯ざわりがあるものをパリパリ食べてみてください。リラックスしてストンと気が治まることがあります。そして、暑いからと冷たいものばかり食べると夏バテの一因となります。胃が適切に動く温度は体温より1、2度高い38度前後ですから、身体を冷やしすぎると機能しにくくなります。体の余分な熱は冷まし、胃腸は冷やしすぎないよう、薬味などを上手に組み合わせ、あっさりしたメニューを心がけます。ふだんからケミカルなもの、脂肪甘過多、漂白されたものを避け、食物繊維が豊富な旬の野菜、果物、海藻、玄米、豆類などを意識します。

2021.4.12

セロリ・春の不調・春の養生・薬膳・漢方

春野菜・セロリ・キャベツ・春・薬膳

春に起こりがちな症状には、イライラ、頭痛、のぼせ、目の充血などがあります。寒暖の差などからも自律神経が乱れて落ち込みやすくなるなど、様々な症状が現れる。毎月の生理や出産などがある女性は、特にケアが必要な季節です。春の高ぶったこれらの症状を緩和する働きがあるのは「酸味」。脾を補う為に少しの甘味も必要ですが、今出回っている柑橘類や苺などは、酸味と甘味が含まれ、ビタミンCも豊富なので最適です。そして、もともと薬草だったセロリもお勧めです。香り成分にはストレスを軽減し、キャベツと同じようにビタミンuも含まれているので、胃の粘膜を修復する手助けもします。特に栄養価が高い葉は、刻むなどしてぜひ調理して下さい。カリウムも豊富、血圧が気になる方にもお勧めの野菜です。
セロリと柑橘のフレッシュサラダの作り方です。セロリの筋を取ったら新玉ねぎと薄切りにして、冷水でパリッとさせ器に盛ります。柑橘類と塩麹(塩)、胡椒とオリーブオイルを小瓶などに合わせてシェイクし、乳化させます。美肌効果もあるこのドレッシングを好きなだけかけて出来上がりです。柑橘の香り、酸味、甘味とセロリを合わせると、気の巡りを良くする相乗効果が生まれます。春には酸味が大事なので、酢や梅干しもお勧めですが、少々の甘味でケアする必要があるのを忘れないで下さいね。
黄帝内径に「春は肝に応じ、病は頭部にある。病変は肝経にあり、その治療穴は頭頂部にある」と有ります

2021.4.01

wellness・季節の食養生・薬膳レッスン・NHKオンラインレッスン

漢方・薬膳・中医学・東洋医学・健やかごはん・食養生

NHKオンライン教室「季節の食養生・薬膳レッスン」が始まります。テーマは「体質別・薬膳の知恵で健やかに暮らす」。判りやすい図形でご説明する、中医学の基本の陰陽五行説と気・血・水などの基礎を学びながら、まずはご自分の体質を知っていただきます。実際に暮らしの中に役立つ食養生や、生活養生を取り入れながら、日常に役立つ緩やかな中医学食養講座です。
日々食べるもので人はできています。食の知恵があると無いとでは全く「生きやすさ」が違います。食材の持つ効能や食べ合わせ、調理法などを知ると、巡る季節を楽に過ごせます。未病や病後、風邪や体調を崩した時などのいざと言う時にも慌てずにすみます。薬膳の知恵、発酵食、現代栄養学、日本の民間療法も組み込んで、免疫力を担い、自然治癒力を高めて「原気」を養う。
四季の養生法に加え、身近にある食材で作る日々の献立やレシピ、発酵食や旬の保存食作りも組み込んだ四季を感じるレシピも学べます。
月がわりのオーガニック薬膳茶をお送り致しますので、召し上がりながら、緩やかな雰囲気の中でお楽しみ下さい。第1回目は5月からです。詳しくは、NHKカルチャー横浜ランドマークタワー教室「季節の食養生・薬膳レッスン」までお問い合わせ下さい。TEL045-224-1110