2020.6.08

井澤由美子・食養生・まいにち食薬養生帖・疲労回復・らっきょう・ラッキョウ・甘酢漬け・漬物・きび酢

薬膳でのらっきょうは、薤白(がいはく)と言う生薬。硫化アリルの血液サラサラ効果や疲労回復効果、スタミナ増強に調整作用などがあり、胸のつかえ、咳や痰に効くなどの効能も期待できます。毎日数個ずついただけば、夏バテ知らず。熟れた酢漬けや味噌漬けを冷蔵庫に入れてキーンと冷やしていただくと、さらに美味しく感じます。
甘酢漬けの作り方です=らっきょう1㎏は茎と根元ギリギリの部分を切り、ボールに入れて流水で薄皮を取るようにこすり洗いする(剥きにくい時は、包丁で切った部分から引っ張るようにするとよい、傷んでいるものがあれば除くか、包丁で剥く)塩大さじ2でもんで20分ほど置き、ざっと水で流す。熱湯で8〜10秒茹でてそのままザルに広げて冷まし、消毒した保存容器に入れ、種を取った赤唐辛子2本と昆布一切れを加える。小鍋に水160cc、グラニュー糖か氷砂糖(ハチミツやきび砂糖でも)250g入れて溶かし、酢350ccをまぜて冷ましたらっきょうの入った瓶に注ぐ、2週間後から食べられる。大事なのは、芽が成長するので購入したらその日に仕込むこと、後は時間が美味しくしてくれます。