2020.10.14

薬膳・漢方・レンコン・蓮根・れんこん・喉の不調・薬膳

蓮根は調理の仕方によって、いくらでも表情を変えることが出来る魅力的な野菜。蓮根に含まれるポリフェノールには抗酸化作用や殺菌作用があると言われていますが、この成分は皮の方に多いので、剥いてしまうのはもったいない。私はたわしでこすって洗い、調理します。香ばしさも感じられて美味しいなぁと思うのですが、皮のかたさが気になる方は包丁の背でこそげたり、薄く剥いて下さい。蓮根はすって加熱すると自然なとろみがつきます、椀ものなどや葛湯に入れると痛みや咳を鎮める効果も。スッと糸引く縦切りもお勧め。切り方や厚さによって食感が変わります。ちらし寿司やお稲荷さんには薄切りをさっと茹でて甘酢漬けにし、ごまと合わせると美味。蓮根はビタミンCも豊富、レバーなど鉄分が多い食材と合わせた煮物や炒めものなどにすると相乗効果で貧血予防にも良い一皿になります。

蓮根は収穫時は3〜4節が繋がっています(もっとも多いケースも)。第一節はコロンと丸い小さめの先方部分はシャキシャキした食感、掘り立ては生でも食べれ、梨のような風味です。長方形の部分はデンプンが多いのでとろみが多いようです、料理によって使い分けてみて下さい。