2020.8.19

オクラ・おくら・夏野菜・井澤由美子・料理家・発酵食・健康ごはん

以前旅した与論島の農家のお母さんに、オクラは生で刻んで食すと聞いてびっくりしました。よく見ると産毛が無くてツルリとしています。一般に関東に出回るオクラより、この時期に沖縄、鹿児島に出回るオクラは大きいのに柔らかく、生食にも向いているようです。よく見る5角形のオクラに加えて、丸いタイプや赤オクラも収穫できるそう。オクラは塩で少しもんで、熱湯で(中の種が出ないくらい)茹でると、強い粘りと甘みが引き出されて美味しい。塩茹でしただけのシンプル調理ですが、島の粗塩とおろした生姜やわさび(これは持参)で堪能。島ではオクラばかり食べていました。オクラはカロテンやカルシウムなど食物繊維を多く含み、疲労回復効果も期待できるので夏バテ予防にも良いですね。粘り気のある野菜はそのまま炭火やグリルで香ばしく焼くのもお勧め。
そういえば、島根県の道の駅で買った黄色いオクラの花を酢の物にし、角寿司(島根県の郷土料理)を作った事を思い出しました。オクラの黄色花にも粘りがありますよ。