2020.5.08

食養生・薬膳・ビネガー・酢・薬膳酢・発酵調味料・クコ

今日は身体の疲れをとり、心も癒すお酢のお話です。
酢は世界最古の発酵調味料と言われており、万葉集にも登場します。みそ、醤油と並ぶ日本の食文化を支えてきた伝統的な発酵調味料。いろいろな国で、その土地に根付いたお酒から酢が作られており、名前の由来も判りやすい。例えば日本の酢は酒から作られるので、酒偏で酢。フランスの ビネガーはvin(ワイン)、イギリスのモルトビネガーのモルトは麦芽からできているというように。
果物や野菜から作られる酢もあり、その原料はみかんや玉ねぎ、紅芋など多様です。例えばりんご酢は日本に限らず世界中にあります。私は基本的に米だけで作られている米酢を愛用していますが、酒粕を原料とした赤酢や葡萄から作られるバルサミコ酢など、日々料理やドリンクに使い分けて楽しんでいます。
酢には血行をよくする効果や、内臓脂肪を燃焼、疲労を回復などの効能が期待できます。また酢にはカルシウムの吸収を助ける働きがあります。
カルシウムを含む昆布を酢に漬けた昆布酢はお勧めですよ。さらに私はそれにクコ(コジベリー)を加えた薬膳酢を愛用しています。
クコからナチュラルな甘みがでて使いやすい。クコはスーパーフードで、酢と組み合わせると肝の働きをケアしてくれるという嬉しい効果も。
ちなみにクコは目にも良いです。