2020.4.02

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先日から春告鳥の鶯が、庭の花々をつつきに遊びに来ています。毎年楽しみな鳴き声。鶯の色から例えた鶯色の食べ物は風流ですね。和菓子の鶯もちや鶯豆などがあります。鶯豆に使う豆はグリーンピース、これからが旬です。
毎年必ず作るグリーンピースご飯は豆をたっぷり加えて、昆布と粗塩、少々の酒と米油でシンプルに炊きます。ミルクとグリーンピースで作るポタージュも美しい。ご飯やパンのはし切れと一緒に炊いて撹拌すると、トとろみが出て腹持ちも良くなります。
イタリア語でグリーンピースをピゼッリと呼びます。サヤから実を取り出した後、日本では捨ててしまう部分のサヤをイタリアのマンマやシェフ達は、スープで煮てピュレやソースにしたり、フリットなどの揚げ物にします。
グリーンピースをさっと塩茹でし、バターとハーブ(バジル、ミント、タイム)で炒めて、茹で立ての平麺と合わせたパスタは豆とバターの香りが絡まって美味。
グリンピースはカロテン、カリウム、食物繊維、豊富で良質なたんぱく質を含み、薬膳では脾に優しく、余分な湿を排出するとされます。