2015.5.06

青柳の名は、千葉県の旧産地名が由来。本名はバカガイで、貝殻が壊れやすいので壊家貝とか、ダラリと出た足が舌を出したような見た目からとか、バカみたいに穫れるからなどいろいろですが、剥かれると高価なのに何とも不名誉で可哀想な名前です。さすがに取引相手やお鮨やお料理を出す時に、本名では呼びにくいので産地名で呼ばれるようになったのだとか。場所によって大きさも、オレンジの色味も異なります。身は(舌切り)、貝柱の部分は(小柱)と呼ばれ、舌切りは刺身、鮨、ぬた、小柱はにぎり、天婦羅にかかせませんね、キュウキュウとした歯ごたえやフッと鼻に抜ける色っぽい香りに虜になります。